2014年07月19日
「HERO」 好スタートの陰に…32歳 “続編請負人”の起用
「HERO」
好スタートの陰に…32歳
“続編請負人”の起用
SMAP木村拓哉(41)主演のフジテレビ連続ドラマ「HERO」がロケットスタートを切った。
14日放送の第1回の視聴率が今年放送の全ドラマで1位となる26・5%(ビデオリサーチ調べ、
関東地区)を記録。
大ヒット作の13年ぶり復活に期待と不安が入り交じる中、
キムタクとフジの底力を見せつけた。
“絶対、
負けられない戦い”
に挑んだキャストとスタッフの奮闘に3回の連載で迫る。
放送翌日の15日午前9時前。都内スタジオの一室で、
渡辺恒也プロデューサー(32)はパソコン画面の
“更新”
ボタンを押し続けていた。
待っていたのは視聴率を知らせる局の報告。
数字を確認し、
収録中のキャスト、
スタッフが集まっていた
“たまり場”
にダッシュ。
「26・5%でした」と報告すると、
静寂の後、
「よし!」
「やったー」
と歓声が起き、
木村を中心に歓喜のハイタッチの輪ができた。
渡辺氏は「正直、
予想以上の数字。
それだけ、
木村さんやHEROという作品への期待値が高かったと実感しました」
と明かす。
担当プロデューサーに決まったのは約1年前。
木村にとって初の主演作の続編であり、
視聴率不振にあえぐ局にとって
“切り札”
と言えるプロジェクト。
32歳と若く、
前作が始まった13年前の1月はまだ高校3年生だった渡辺氏の起用に局内外で驚きの声が上がった。
一方で、
渡辺氏には
“続編請負人”
としての実績があった。
「医龍3」や
「救命病棟24時(第5シリーズ)」
といった続編を手掛け、
ヒットに導いてきた。
職業を題材にしたドラマで、
取材を重ねて世界観を表現する手法にも定評があった。
渡辺氏は自身を
「石橋を叩いて渡るタイプ」
と分析。
「HERO」
の看板だけで勝負するのではなく、
現代の視聴者の目に耐えられるドラマ作りを目指した人選だった。
プロデューサー就任後、
真っ先に取りかかったのは前作の見直し。
キャラクターやセット、
小道具はもちろん、
「放送が始まって何分後にクライマックスを迎えるか、
どんな場面で音楽が入るか」
など、
ドラマの世界観を構成するすべての要素を細かくチェックした。
続編制作で最重要視するのは
「前作の視聴者をガッカリさせない」
こと。
常連客の存在が新しい客の呼び水になるからだ。
14日のドラマ放送中。
視聴者のツイッターには
「やっぱり、
HEROって面白いね」
という感想があふれた。
渡辺氏はこの時、
「いける!」
と確かな手応えを得た。
40%超見えた!
キムタク
「HERO」
今年ドラマ最高26・5%
14日に放送されたSMAP木村拓哉(41)が主演するフジテレビのドラマ「HERO」(月曜後9・00)の初回の平均視聴率が、
26・5%(関東地区、
ビデオリサーチ調べ)を獲得した。
今年放送された全ドラマの中で、
NHKの連続テレビ小説
「花子とアン」
が今月5日に記録した25・9%を抜いてトップ。
瞬間最高は終盤の午後10時8分と9分の28・6%で、
木村が演じる東京地検城西支部の検事・久利生(くりゅう)公平が、
時効成立を目前に被疑者(森山直太朗)を追及し、
容疑を認めさせようとしている場面だった。
01年に放送された前回は11話全てが30%超えを記録。
初回はこれには及ばなかったものの、
近年で高視聴率を獲得したドラマの初回では、
日本テレビ
「家政婦のミタ」
(11年)の19・5%、
TBS「半沢直樹」
(13年)の19・4%を大きく上回った。
2作はいずれも最終回で40%を超えただけに、
「HERO」
もさらに視聴率を伸ばす可能性が高い。
木村は15日も午前中から都内のスタジオで収録を行い、
現場で共演者やスタッフらと吉報を受けた。
「ただただただただうれしいです。
撮影現場で城西支部のみんなとハイタッチできたこと、
監督と握手できたことに感謝しています」
と喜んでいる。
フジテレビは近年視聴率が低迷しており、
亀山千広社長が6月に全社員1500人の約3分の2を異動させ
「視聴率奪還」の大号令を掛けたばかり。
亀山社長は今月11日の定例会見で、
「HERO」
の視聴率目標を
「常時15%以上」
と手堅く設定したが、
同局関係者は
「期待以上の数字を叩き出してくれて、
局内に勢いが戻った」
と明かした。
不振を振り払う
“HERO”
が現れ、
反転攻勢の足掛かりとなりそうだ。
いい番組ですね。
皆さん、
キット、
見たいですよ。
ecar
好スタートの陰に…32歳
“続編請負人”の起用
SMAP木村拓哉(41)主演のフジテレビ連続ドラマ「HERO」がロケットスタートを切った。
14日放送の第1回の視聴率が今年放送の全ドラマで1位となる26・5%(ビデオリサーチ調べ、
関東地区)を記録。
大ヒット作の13年ぶり復活に期待と不安が入り交じる中、
キムタクとフジの底力を見せつけた。
“絶対、
負けられない戦い”
に挑んだキャストとスタッフの奮闘に3回の連載で迫る。
放送翌日の15日午前9時前。都内スタジオの一室で、
渡辺恒也プロデューサー(32)はパソコン画面の
“更新”
ボタンを押し続けていた。
待っていたのは視聴率を知らせる局の報告。
数字を確認し、
収録中のキャスト、
スタッフが集まっていた
“たまり場”
にダッシュ。
「26・5%でした」と報告すると、
静寂の後、
「よし!」
「やったー」
と歓声が起き、
木村を中心に歓喜のハイタッチの輪ができた。
渡辺氏は「正直、
予想以上の数字。
それだけ、
木村さんやHEROという作品への期待値が高かったと実感しました」
と明かす。
担当プロデューサーに決まったのは約1年前。
木村にとって初の主演作の続編であり、
視聴率不振にあえぐ局にとって
“切り札”
と言えるプロジェクト。
32歳と若く、
前作が始まった13年前の1月はまだ高校3年生だった渡辺氏の起用に局内外で驚きの声が上がった。
一方で、
渡辺氏には
“続編請負人”
としての実績があった。
「医龍3」や
「救命病棟24時(第5シリーズ)」
といった続編を手掛け、
ヒットに導いてきた。
職業を題材にしたドラマで、
取材を重ねて世界観を表現する手法にも定評があった。
渡辺氏は自身を
「石橋を叩いて渡るタイプ」
と分析。
「HERO」
の看板だけで勝負するのではなく、
現代の視聴者の目に耐えられるドラマ作りを目指した人選だった。
プロデューサー就任後、
真っ先に取りかかったのは前作の見直し。
キャラクターやセット、
小道具はもちろん、
「放送が始まって何分後にクライマックスを迎えるか、
どんな場面で音楽が入るか」
など、
ドラマの世界観を構成するすべての要素を細かくチェックした。
続編制作で最重要視するのは
「前作の視聴者をガッカリさせない」
こと。
常連客の存在が新しい客の呼び水になるからだ。
14日のドラマ放送中。
視聴者のツイッターには
「やっぱり、
HEROって面白いね」
という感想があふれた。
渡辺氏はこの時、
「いける!」
と確かな手応えを得た。
40%超見えた!
キムタク
「HERO」
今年ドラマ最高26・5%
14日に放送されたSMAP木村拓哉(41)が主演するフジテレビのドラマ「HERO」(月曜後9・00)の初回の平均視聴率が、
26・5%(関東地区、
ビデオリサーチ調べ)を獲得した。
今年放送された全ドラマの中で、
NHKの連続テレビ小説
「花子とアン」
が今月5日に記録した25・9%を抜いてトップ。
瞬間最高は終盤の午後10時8分と9分の28・6%で、
木村が演じる東京地検城西支部の検事・久利生(くりゅう)公平が、
時効成立を目前に被疑者(森山直太朗)を追及し、
容疑を認めさせようとしている場面だった。
01年に放送された前回は11話全てが30%超えを記録。
初回はこれには及ばなかったものの、
近年で高視聴率を獲得したドラマの初回では、
日本テレビ
「家政婦のミタ」
(11年)の19・5%、
TBS「半沢直樹」
(13年)の19・4%を大きく上回った。
2作はいずれも最終回で40%を超えただけに、
「HERO」
もさらに視聴率を伸ばす可能性が高い。
木村は15日も午前中から都内のスタジオで収録を行い、
現場で共演者やスタッフらと吉報を受けた。
「ただただただただうれしいです。
撮影現場で城西支部のみんなとハイタッチできたこと、
監督と握手できたことに感謝しています」
と喜んでいる。
フジテレビは近年視聴率が低迷しており、
亀山千広社長が6月に全社員1500人の約3分の2を異動させ
「視聴率奪還」の大号令を掛けたばかり。
亀山社長は今月11日の定例会見で、
「HERO」
の視聴率目標を
「常時15%以上」
と手堅く設定したが、
同局関係者は
「期待以上の数字を叩き出してくれて、
局内に勢いが戻った」
と明かした。
不振を振り払う
“HERO”
が現れ、
反転攻勢の足掛かりとなりそうだ。
いい番組ですね。
皆さん、
キット、
見たいですよ。
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