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2014年07月16日

オオカミ少女と黒王子 ネタバレ

第37話 素顔のままの君が好き・・・!?



オオカミ少女と黒王子の主な登場人物です。
(オオカミ少女と黒王子 7月号までの話。)

⇒オオカミ少女と黒王子 [目次]


篠原エリカ(しのはら えりか)
佐田くんに彼氏のふりをしてもらっているけれど、
彼氏に昇格してもらいました。
単純で騙されやすいキャラの持ち主です。

しかし恭也が認めるほど根性のある性格で、
初対面の恭也の姉にタンカをきる場面もありました。


佐田恭也(さた きょうや)
見た目はイケメン王子なのに、
実のところは、超がつくドSの性格の持ち主です。
エリカの彼氏になりました。
一見人当たりがよく、
笑顔でやりすごしているものの、
本当の性格は腹黒く、
ドSです。
しかし本心を表しているのは、
エリカ、
さんちゃん、
健、
神谷だけです。


三田亜由美(さんだ あゆみ)
エリカの友達でさんちゃんと呼ばれています。
化粧はしないけれど、
美人です。
亜由美には、
弟が二人います。
そのため、
しっかりした性格で、
学校のリーダーを努めたりしています。


日比谷 健(ひびや たける)
恭也の中学時代の同級生です。
自宅でカフェの経営をしています。
親や友人を大事にする性格ですが、
たまにズバリな心理をつくことがあります。


神谷 望(かみや のぞみ)
エリカや佐田くんと同じクラスメート。
超チャラ男で、
恭也にべったりでエリカに怒られて、
さんちゃんには嫌われてしまいました。


立花 マリン(たちばな まりん)
エリカの友達でチャラ男が好きです。

手塚 愛姫(てづか あき)
エリカのクラスメートです。
年上の彼氏がいます。


佐田 怜香(さた れいか)
恭也の姉です。
恭也の上を凌ぐ程のどSな性格の持ち主です。


日下部 憂(くさかべ ゆう)
エリカの1年次のクラスメートです。
エリカに惹かれて告白するけれど、
それがきっかけになって恭也とエリカが、
本当に付き合うことになりました。

深見 れな(ふかみ れな)
エリカの従兄弟です。
彼氏から迫られているところを偶然恭也に助けられてから、
恭也に惹かれていきます。

エリカに恭也のことが好きだと宣言するのは、
エリカと似た思い切った性格が似ています。



篠原エリカは、
高校三年生の新学期を迎えました。

桜の花びらが舞うなか、
初登校すると、
手塚愛姫(あや)と立花マリンに
エイカは名前を呼ばれました。


クラス替えでエリカは、
愛姫とマリンと同じクラスになったのです!

まさか三年間同じクラスになるとは、
思わなかったから、
三人で大喜びでした。

そして、佐田恭也と神谷 望も同じクラスになったのです。

恭也は、

「ありえない・・・」

と言いました。



愛姫とマリンは、またエリカと同じクラスになった、
恭也をからかいました。

望が、
やっぱり俺らは離れなれない運命にあるんだと、
言ったたところ、
全員シラけムードになってしまいました・・・

エリカは、
高校生活ラストの年は、
最高の始まりになったと思いました。



すると、担任の北村先生がやってきて、
教室に入るように言いました。

北村先生も、エリカたちのクラスの担任になったのです。

エリカたちは、北村先生が、
このメンバーを集めてくれたのだと思いました。

修学旅行もこのメンバーで一緒に行けるので、
わくわくしてきました。




でもエリカたちは、もう、
浮かれているばかりではないようです・・・・

北村先生は、
これから一番重要なのは、
進路を決めることで、そろそろ将来のことも、
考えるようにと生徒に言いました。

エリカは、もうそんな時期が来たのだと思いました。

エリカは将来のビジョンは、
全然見えていませんでした。


まだ高校三年だから、17歳だし、
将来を決めている人は少ないと思っていたのです。

授業が終わってから、
エリカたちは進路の話題を話していました。

亜由美は将来看護師志望だといいました。

自分が入院したときに、
看護師の仕事ぶりをみて、
大変だけど尊敬できる仕事に憧れたのです。

それを聞いていた望は、
ナース姿の亜由美を想像してしまいました。

白衣の天使はピッタリで、
ぜひ望は注射してもらいたいと、
よこしまな妄想にかられていました。

エリカは、
亜由美はしっかりものなので、
もう将来を考えているのだと思いました。

すると、望も自分の将来について、
聞いて欲しいのだそうです。

将来望は、
芸能人になりたいと言いました。

エリカたちは、望が冗談を言っているのかと思ったら、
本気で芸能人になりたいということです。

望は芸能レポーターになりたいのだそうです。

子どもの頃から芸能界に憧れていたけれど、
芸人や役者には向いていないと思ったのでした。

将来望は、レポーターになって、世界各地をまわり、
見て体験してたくさんの人と出会痛いというのです。

だから、そのためには、
まず大学へ行くと決めているのだそうです。

望はレポーターになれるかわからないけれど、
そこに向かっていくと言いました。

エリカは、亜由美や望が、
将来のことをもう考えているのがわかり、
とても驚いたのでした。

エリカは恭也にどうするのか聞くと、
恭也は大学へ行くと言いました。

まだどこの大学までは決めていませんでした。

恭也はまだ将来何をするのか、
決めていませんでした。





エリカは喫茶店に行き、
日比谷 健(たける)に会いました。

健は塾の資料を持っていました。

健は受験はしないで、
簿記の刺客を取得して、
親の喫茶店を継ぐのだといいいました。

健は、喫茶店の仕事は楽しいし、
親が高齢なので、早く楽をさせてあげたいのだそうです。

恭也は、店を潰さないように頑張れと、
健に言いました。

エリカは、友達は既にやりたいことが決まっているなんて、
思っても見ませんでした。

自分はまだ決めてないけれど、それは普通のことで、
亜由美たちが特殊なんだと思ったのでした。



エリカは愛姫とマリンにも、
将来のことを決めているかたずねました。

すると、マリンはヘアメイクの学校に行きたいと言い、
愛姫は、彼氏がインテリアが好きなので、
インテリア・デザイナーかインテリア・コーディネーターに
なりたいと言いました。

それを聞いてエリカが落ち込んでしまったのです。

エリカはマリンと愛姫に、
応援するから頑張るように笑顔でいいました。



ところがエリカは、
心の中では泣いていたのです。

マリンたちも自分と同じ仲間だと思っていたけれど、
将来のことを考えていたのです。

みぃ〜んな未来に向かって、
羽ばたきしているのかなぁ〜〜〜!

エリカはすっかり落ち込んでしまいました。

テスト期間が終わったある日、
エリカの従姉姉の深見レナに会いました。

レナはまだ高校1年生です。

エリカと同じ高校に進学してきました。

レナは高校生になって、
大人びてきたとエリカに言われたのでした。

レナの友達が、恭也とエリカと話しているので、
上級生と話をしているなんてすごいと言われたのでした。

するとレナは、恭也には既に彼女がいるのだと、
友達に言いました。

レナはエリカに、恭也の彼女にふさわしい顔を
しないとダメだと言われました。



レナは様子の違うエリカに気づいたのでした。

何か悩んでいるなら、
レナに打ち明けるように言いました。

レナはまだ1年生になったばかりだから、
まだ将来のことは考えてないとエリカは思いました。

レナは将来はトリマーになりたいと、
言いました。

母親の知り合いにトリマーがいて、
仕事ぶりを見学させてもらているそうです。

レナは、将来自分の店を持つのが
夢なのだそうです。

レナは、

「フラフラしている大人にはなりたくないんで、
なんとなく生きているだけなんて、
つまんない人生ですよ。」

と言いました。
エリカはそれを聞いて顔色が変わりました。

レナはエリカに将来何になりたいか、
聞かれたけれどまだ内緒なのだと言いました。

エリカはたまらずに、
その場をあとにして、帰りに書店に向かいました。

違う・・・
いやだそんなの・・・
あたしだって、
なにかあるもん。
やりたいことくらい。

エリカは本屋で専門学校の本を本棚から取ろうとしたら、
ばさばさと本が落ちてしまいました。

エリカは床に散らばった本を見ながら、
思いました。

好きなことたくさんあるもん。
たくさん・・あるけど・・・


突如、目の前に恭也が現れて、
エリカが落とした本を拾い始めました。

「なにやってんだバカ。」

「いい加減その見栄っ張り
どーにかしろよ。」

恭也に言われて、
エリカの瞳に涙がポロポロと溢れてきたのでした。

「どうしよ、
恭也くーん。
あたし終わってる〜〜〜っ!」



エリカは、
自分の好きなものはたくさんあるのだと言いました。

でもその中から決めるのは難しいし、
将来かけてやりたいことも思いつかないと言いました。

皆を見ていると、
自分がだんだんダメ人間に思えてきたのでした。

レナの言っていた、
なんとなく生きているので、
つまらない人生だったのかと悩んでいたのです。

すると恭也は、
別にやりたいことがなくてもいいのではないか、
と言いました。

エリカは、恭也はやりたいことがあるのだから、
いいのだと言いました。

すると、恭也は、

「いやいや、
俺もやりたいことなんてねぇよ。」

恭也は先のことなんて、
どうなるかわからないのだと言いました。

恭也は見合った大学へ行き、
職も選べる範囲でつけばいいのだと言いました。

でも今は何も決まってはいないというのです。

それでも、恭也は自分がダメな人間だとは、
思っていないそうです。

それに夢や希望を持っている人が偉いとは思わなくて、
悪くはないし、敬意も払うけれど、
比べて悲観する意味がわからない、と言いました。

「俺は俺でこういう生き方に、
満足してんだ。」

「誰にも文句を言われる、
筋合いはねぇよ。」

エリカは恭也の言葉を、
黙って聞いていました。

恭也のことは一理あると、
少し気が楽になり、恭也に礼を言いました。



エリカは、
やっぱりやりたいことを見つけたいのです。
比べてどうとかではなく、
みんなが羨ましいのです。

エリカは自分にも何かあるなら、
そこへ向かって頑張りたいと言いました。



「好きにすればいいんじゃねぇ、
死ぬまでに見つかれば御の字だろ。」

と言いました。
エリカは卒業するまでに見つけたいと、
言いました。



すると恭也は、

「まぁ安心しろ。

何もなかった時には、
俺がもらってやる。」

とエリカに言ったのです!

エリカは頬を赤らめて、
恭也を見つめました。



すると恭也は、

「なんて・・・」



エリカは、すぐに

「冗談だよ。
真に受けんなバーーーーカ
でしょ?」

と恭也に言い返しました。


「冗談でも嬉しかったけど!
プロポーズ!」

とエリカは笑顔で答えました。

恭也は、

「!」

「おいちょっと待て!
今のどこが・・・・」



エリカはバンザイして言いました。

「よーし!
当面の目標はやりたいこと探しだ!」

「決めたらワクワクしてきたー
とりあえず今日は帰って寝る!」



恭也は言いました。

「寝んのかよ、
つーか人の話を聞け!」



エリカは、

どんなふうでもいいんだ。
あたしはあたしの道をゆっくり行こう!

と思ったのでした。



オオカミ少女と黒王子 ネタバレ 8月号 2014 は終わりです。

次回9月号が楽しみですね!



オオカミ少女と黒王子 ネタバレ 8月号 2014 [感想]


高校三年生というと、
高校生活最後の年でもあり、
修学旅行や体育祭とイベントが目白押しですよね?

でもその反面、高校3年生は、
自分の進路を決める大事な時期でもあるんです。


中学までは、皆高校へ行くことを目指しているので、
高校は違うけれど、皆目的意識は同じでした。

ところが高3となると、
自分の進路を決めるときって、
やはり将来を見ていかないと決められないですよね?


エリカや恭也はまだ将来のことまで、
思いつかなかったようです。

ところがエリカの周囲では、
自分の将来に向けてもう既に決めていたのです。


エリカはどんどん、
気後れして、自分はダメだと落ち込んでしまうのですね。

ところが最後に恭也が、
ガツンと言ってくれました!

他人と比べて悲観する意味がわからない。

そこでエリカは、
はっとしてようやく気がついてくれましたね?


自分の将来を決めている友達が羨ましいが、
エリカも何か見つけたらそれを目指していこうと決意しました。


でも、17歳という年齢で、
自分の将来進むべき道を選ぶと言うのは、
並大抵ではないと思います。


かくいう私は、高校は進学校でした。

といっても落ちこぼれていたので、
勉強は二の次で部活に打ち込んでました(笑)

部活の仲間はかけがえのない友達となりましたが、
三年生になると、もう自分の行きたい進路を決めているんです。

進学校だから、
目前の希望する大学へ行くことなんですけどね。

その先も外交官、学校の先生、パイロット、薬剤師と
自分の夢のために頑張っているんです。

その友達たちは本当に夢を実現しましたよ!


それに比べると、
私には頭が悪いから、
三流大学に行けてもその先が見えてこなかったんですね。

ホント、エリカの気持ちが共感出来ました。


え?私はどうなったって?
誰も興味ないと思いますが、
一応将来は考えました。

小学校の時に[お絵かきの先生]
になりたかったんです。

絵を描くことが好きだったんですね。

中学生になって、ポスターコンクールで、賞をもらってから、
なんとなく自分のやりたいことがわかってきました。

高校三年でようやく将来のビジョンが見えて、
美大の予備校に行きました。

結果は惨敗で、
美術専門の短大に行きました。

その後勤労学生をやりながら、
小さいデザイン事務所でデザイナーとして働くことになりました。


高校生のときに、
なんとなくだらだら過ごしていたら、
きっとデザイナーにはならなかったと思いました。

周りの友達たちが、
あまりにも一生懸命だったので、
私はつられただけだけだったんですね。

結果オーライになったので、
ホントは舞台デザイナーという、
もっと大きな夢はありましたが、
夢に一歩近づけたのでよかったと今では思いました。



高校生という時期は、
わずか三年間ですが、
一生という長い人生の中ではあっという間なんです。

高校時代は大切な時期だから、
三年間楽しみながら、
そこで将来の自分が発見できればいいですね!



オオカミ少女と黒王子を読んでいると、
とても懐かしい思いがします。

時代は変わっても、
やっていることって変わらないですね!

勉強、部活、友達関係、恋に(?)打ち込めるし、
悩むことも多い時期でもありますね!

私はこの作品で、共感できるところがあるのだと、
毎回楽しみながらさがしています。


最も今のようなスマホがなかった時代なので、
非常にアナログ的でしたが、
存分に青春を謳歌することが出来ました。

恋の告白とかね・・・
その話はいづれ・・・

大昔に女子高生だった頃を思い出してしまい、
一人ほくそ笑むのでありました。

次回の
オオカミ少女と黒王子 が待ちきれないですね!?


最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

ecar
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