2014年10月16日
エボラ出血熱速報感染、「エボラ熱関連」株価3倍、日本エアーテックの正体
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱速報感染、「エボラ熱関連」株価3倍、日本エアーテックの正体】をお届けします。
西アフリカを中心に4000人以上の患者が命を落とすなど、
猛威を振るっているエボラ出血熱。
10月初旬には米国内で初となるエボラ出血熱患者が死亡し、
その後この患者を担当した2名の看護師の二次感染も確認された。
感染患者はスペインなど欧州にも拡大している。
このような中、
日本国内でも子会社の富山化学工業の抗インフル薬
「アビガン錠」
がフランス人のエボラ出血熱患者に投与された富士フイルムホールディングス、
防護服販売を手掛けるアゼアスなどが、
「エボラ熱関連銘柄」
として思惑買いの様相を強め、
軟調な10月相場の中で上昇気配となっている。
中でも連日のストップ高で株価が急上昇しているのが、
クリーンルーム関連機器を製造販売する日本エアーテックだ。
9月末まで520円前後で推移していた株価は10月1日以降に動意を強め、
本日16日も一時300円ストップ高となる1430円まで値を飛ばした。
およそ2週間で株価2.8倍だ。
では、
株式市場で一躍注目を浴びている日本エアーテックとは、
どのような会社なのか。
クリーンルーム技術を
「感染防止機器」
に応用、
「われわれは国内で15〜20%のトップシェアを持つクリーンルーム関連機器メーカー。
かつては半導体装置や液晶、電子部品メーカー向けが多かったが、
現在は製薬、
病院、
食品メーカー向けなどの比率が増えている」(渡辺直樹副社長)。
同社は生産現場や研究施設などで使われるエアーシャワー
(クリーンルーム入室前に設置する塵芥を飛ばす設備)
やクリーンブース、ファンフィルターユニットなどのクリーンルーム関連製品を柱としており、
売上高の約6割がこのようなクリーンルーム関連機器だ。
そして今回、
エボラ出血熱対策として注目を浴びているのが、
同社がクリーンルーム技術を応用して展開している、
「感染防止機器」だ。
中でもエボラ出血熱など感染症の拡大防止用途として使われる可能性があるのが、
緊急感染症患者の隔離搬送用のバイオセーフティカプセル
(1台250万円程度)
や、
ベッド用簡易隔離病室ユニッ
ト(同70万円程度)、
排気ユニット(同90万円程度)といった、
ウィルス、
細菌の拡散を防止する機器だ。
実際、
感染症がはやると医療機関からの需要が急拡大し、
「09年に国内で新型インフルエンザが猛威を振るった際には、
クリーンパーティションや排気ユニットなどの売り上げが例年の2〜3倍になった」
(渡辺副社長)という。
しかし、
「現時点ではエボラ出血熱対策で病院からの
(感染防止機器の)
受注は入っていない」
(大重一義管理本部長)。
国内に45カ所ある指定の医療機関にはすでに感染症患者の隔離病床などが設置済な上、
万が一、
国内でエボラ出血熱患者が出たとしても、
インフルエンザほど感染が拡大するとは考えにくい。
また、
同社は中国など東アジア地域に合弁会社を展開しているものの、
売り上げの9割以上は国内販売であり、
海外での販売増は見込めない。
とはいえ、
さらなるエボラ出血熱の感染防止設備の拡充が必要との声もあり、
「国内でもエボラ出血熱対策の必要性が増せば、
受注増となる可能性はある」(渡辺副社長)という。
日本エアーテックの今14年度の会社計画では、
売上高が70億円(前期比2.9%増益)、
営業利益が1.1億円(同140%増)と、
大幅減益となった前13年度からV字回復する。
「スマホ需要で好調な電子部品メーカー向けにクリーンルーム関連機器の売り上げが拡大するほか、
前年度に利益の押し下げ要因となった不採算案件がなくなることが主な増益要因」(大重管理本部長)。
エボラ出血熱関連での特需については不透明な状況ではあるものの、
柱のクリーンルーム関連機器を中心に、
堅実な業績改善が見込めそうだ。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱速報感染、「エボラ熱関連」株価3倍、日本エアーテックの正体】をお届けします。
西アフリカを中心に4000人以上の患者が命を落とすなど、
猛威を振るっているエボラ出血熱。
10月初旬には米国内で初となるエボラ出血熱患者が死亡し、
その後この患者を担当した2名の看護師の二次感染も確認された。
感染患者はスペインなど欧州にも拡大している。
このような中、
日本国内でも子会社の富山化学工業の抗インフル薬
「アビガン錠」
がフランス人のエボラ出血熱患者に投与された富士フイルムホールディングス、
防護服販売を手掛けるアゼアスなどが、
「エボラ熱関連銘柄」
として思惑買いの様相を強め、
軟調な10月相場の中で上昇気配となっている。
中でも連日のストップ高で株価が急上昇しているのが、
クリーンルーム関連機器を製造販売する日本エアーテックだ。
9月末まで520円前後で推移していた株価は10月1日以降に動意を強め、
本日16日も一時300円ストップ高となる1430円まで値を飛ばした。
およそ2週間で株価2.8倍だ。
では、
株式市場で一躍注目を浴びている日本エアーテックとは、
どのような会社なのか。
クリーンルーム技術を
「感染防止機器」
に応用、
「われわれは国内で15〜20%のトップシェアを持つクリーンルーム関連機器メーカー。
かつては半導体装置や液晶、電子部品メーカー向けが多かったが、
現在は製薬、
病院、
食品メーカー向けなどの比率が増えている」(渡辺直樹副社長)。
同社は生産現場や研究施設などで使われるエアーシャワー
(クリーンルーム入室前に設置する塵芥を飛ばす設備)
やクリーンブース、ファンフィルターユニットなどのクリーンルーム関連製品を柱としており、
売上高の約6割がこのようなクリーンルーム関連機器だ。
そして今回、
エボラ出血熱対策として注目を浴びているのが、
同社がクリーンルーム技術を応用して展開している、
「感染防止機器」だ。
中でもエボラ出血熱など感染症の拡大防止用途として使われる可能性があるのが、
緊急感染症患者の隔離搬送用のバイオセーフティカプセル
(1台250万円程度)
や、
ベッド用簡易隔離病室ユニッ
ト(同70万円程度)、
排気ユニット(同90万円程度)といった、
ウィルス、
細菌の拡散を防止する機器だ。
実際、
感染症がはやると医療機関からの需要が急拡大し、
「09年に国内で新型インフルエンザが猛威を振るった際には、
クリーンパーティションや排気ユニットなどの売り上げが例年の2〜3倍になった」
(渡辺副社長)という。
しかし、
「現時点ではエボラ出血熱対策で病院からの
(感染防止機器の)
受注は入っていない」
(大重一義管理本部長)。
国内に45カ所ある指定の医療機関にはすでに感染症患者の隔離病床などが設置済な上、
万が一、
国内でエボラ出血熱患者が出たとしても、
インフルエンザほど感染が拡大するとは考えにくい。
また、
同社は中国など東アジア地域に合弁会社を展開しているものの、
売り上げの9割以上は国内販売であり、
海外での販売増は見込めない。
とはいえ、
さらなるエボラ出血熱の感染防止設備の拡充が必要との声もあり、
「国内でもエボラ出血熱対策の必要性が増せば、
受注増となる可能性はある」(渡辺副社長)という。
日本エアーテックの今14年度の会社計画では、
売上高が70億円(前期比2.9%増益)、
営業利益が1.1億円(同140%増)と、
大幅減益となった前13年度からV字回復する。
「スマホ需要で好調な電子部品メーカー向けにクリーンルーム関連機器の売り上げが拡大するほか、
前年度に利益の押し下げ要因となった不採算案件がなくなることが主な増益要因」(大重管理本部長)。
エボラ出血熱関連での特需については不透明な状況ではあるものの、
柱のクリーンルーム関連機器を中心に、
堅実な業績改善が見込めそうだ。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
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