2014年08月09日
スーパーカー再参入を検討、レクサス「LFA」後継
トヨタ:スーパーカー再参入を検討、レクサス「LFA」後継
8月8日(ブルームバーグ):トヨタ自動車は高級ブランド「レクサス」で将来、
スーパーカー市場への再参入を検討している。
2012年に生産終了した同ブランドのスーパーカー「LFA」の後継と位置付け、
ポルシェやフェラーリに対抗する。
レクサスインターナショナルの
エグゼクティブ・バイス・プレジデントのマーク・テンプリン氏は8日、
トヨタの豊田章男社長はどんな世代にも
LFAのような車があるべきだと信じていると述べ、
「われわれが今の世代に向けてLFAを作る」
と福岡県内で記者団に語った。
プレジデントの福市得雄氏は、
レクサスのブランドを構築する上で
「LFAのようなイメージリーダーは必要」
と話した。
LFAはトヨタがレクサスブランドの最上位クラスとして
09年の東京モーターショーで発表した2人乗りのスーパーカー。
翌年から生産・販売し、
価格は3750万円だった。
以降、
トヨタのラインアップにスーパーカーはない。
福市氏は、
LFAのような価格の500台の限定発売ではなく
「皆さんに乗ってもらえる形」
を模索したいという。
同氏は福岡県内の工場で開かれた、
レクサス初の小型SUV「NX」の生産開始式典が始まる前に記者団に話した。
NXは7月29日に国内で発売した。
価格は428万−582万円。
月間販売目標は700台。
テンプリン氏によると、
国内で6000台の受注があった。
ゼネラルマネジャーのジェフ・ブラッケン氏によると、
米国では11月に発売し、
今年3000台、
来年は4万2000台の販売を見込んでいる。
トヨタ自動車の高級車ブランド
「レクサス」の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「NX」の
生産を本格開始する「ラインオフ式」が8日、
生産子会社トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)であった。
NXは新開発のターボエンジンを搭載するなどトヨタの最先端技術をつぎ込んだ。
レクサスのラインアップ強化で高級車市場で先行する欧州勢を追い上げる。
「環境」「先進性」「デザイン」磨く
「非常にエキサイティングなクルマだ」。
トヨタを代表してあいさつした前川真基副社長は力を込めた。
NXは「RX」より一回り小さい小型SUV。
近年、
アウディの「Q5」、
BMWの「X3」、
メルセデスの「GLK」
などドイツ勢が競う分野にレクサスとして初投入した。
世界的に環境規制が強まる中、
車体やエンジンの小型化が進んでいることも背景にある。
なくてはならない手駒の一つがようやくそろった形だ。
ただし、
ドイツ勢の背中は遠い。
レクサスは日本に先駆けて1989年に米国で投入し、
トヨタブランドの信頼性もあって2000年代には
米国高級車市場でシェアトップとなったが、
近年はBMWなどに逆転を許す。
欧州でのシェアは1%に満たない。
13年の世界販売台数は52万台で、
14年は過去最高の55万台を計画するが、
それでもドイツ勢の3分の1程度だ。
「環境」
「先進性」
「デザイン」を磨いて確固たるブランドを確立するのも課題。
レクサス事業を統括する福市得雄専務役員は
「量ではなく質を追うのが大前提」
と強調する。
ラインオフ式後、
宮田工場ではコンマ数ミリの段差やゆがみを
指先で感知できる作業員が完成車を入念に検査していた。
内装の皮革などを縫う作業は、
利き手と逆の手で折り紙を折れる作業員のみ許される。
屋外では専門の作業員が悪路を再現した特殊コースを完成車で走行し、
不具合があれば生じる異音を聞き取る検査を一台一台こなしていた。
「ものづくり」に妥協しない姿勢もレクサスを支える。
福市氏は
「ドイツ勢とは違う個性が必要。
レクサスの独自性として日本のものづくりを訴えたい」
と話す。
12年の組織改編でレクサスブランドは社長直轄となった。
NXは新体制で初の新型車。真の高級車ブランドとして世界で認知されるか、注目されている。
レクサス◇
トヨタ自動車が1989年、
米国を皮切りに投入した高級車ブランドで、
「ハイテク」(先端技術)「ラグジュアリー」(高級)
「ハイパフォーマンス」(高性能)などをイメージした造語。
国内メーカーとしては、
欧州勢が席巻する高級車市場への初の本格参入だった。
2000年に米高級車市場で販売台数トップを獲得。
日本での販売開始は05年8月。
現在は欧州など80カ国以上で販売している。
eca
8月8日(ブルームバーグ):トヨタ自動車は高級ブランド「レクサス」で将来、
スーパーカー市場への再参入を検討している。
2012年に生産終了した同ブランドのスーパーカー「LFA」の後継と位置付け、
ポルシェやフェラーリに対抗する。
レクサスインターナショナルの
エグゼクティブ・バイス・プレジデントのマーク・テンプリン氏は8日、
トヨタの豊田章男社長はどんな世代にも
LFAのような車があるべきだと信じていると述べ、
「われわれが今の世代に向けてLFAを作る」
と福岡県内で記者団に語った。
プレジデントの福市得雄氏は、
レクサスのブランドを構築する上で
「LFAのようなイメージリーダーは必要」
と話した。
LFAはトヨタがレクサスブランドの最上位クラスとして
09年の東京モーターショーで発表した2人乗りのスーパーカー。
翌年から生産・販売し、
価格は3750万円だった。
以降、
トヨタのラインアップにスーパーカーはない。
福市氏は、
LFAのような価格の500台の限定発売ではなく
「皆さんに乗ってもらえる形」
を模索したいという。
同氏は福岡県内の工場で開かれた、
レクサス初の小型SUV「NX」の生産開始式典が始まる前に記者団に話した。
NXは7月29日に国内で発売した。
価格は428万−582万円。
月間販売目標は700台。
テンプリン氏によると、
国内で6000台の受注があった。
ゼネラルマネジャーのジェフ・ブラッケン氏によると、
米国では11月に発売し、
今年3000台、
来年は4万2000台の販売を見込んでいる。
トヨタ自動車の高級車ブランド
「レクサス」の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「NX」の
生産を本格開始する「ラインオフ式」が8日、
生産子会社トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)であった。
NXは新開発のターボエンジンを搭載するなどトヨタの最先端技術をつぎ込んだ。
レクサスのラインアップ強化で高級車市場で先行する欧州勢を追い上げる。
「環境」「先進性」「デザイン」磨く
「非常にエキサイティングなクルマだ」。
トヨタを代表してあいさつした前川真基副社長は力を込めた。
NXは「RX」より一回り小さい小型SUV。
近年、
アウディの「Q5」、
BMWの「X3」、
メルセデスの「GLK」
などドイツ勢が競う分野にレクサスとして初投入した。
世界的に環境規制が強まる中、
車体やエンジンの小型化が進んでいることも背景にある。
なくてはならない手駒の一つがようやくそろった形だ。
ただし、
ドイツ勢の背中は遠い。
レクサスは日本に先駆けて1989年に米国で投入し、
トヨタブランドの信頼性もあって2000年代には
米国高級車市場でシェアトップとなったが、
近年はBMWなどに逆転を許す。
欧州でのシェアは1%に満たない。
13年の世界販売台数は52万台で、
14年は過去最高の55万台を計画するが、
それでもドイツ勢の3分の1程度だ。
「環境」
「先進性」
「デザイン」を磨いて確固たるブランドを確立するのも課題。
レクサス事業を統括する福市得雄専務役員は
「量ではなく質を追うのが大前提」
と強調する。
ラインオフ式後、
宮田工場ではコンマ数ミリの段差やゆがみを
指先で感知できる作業員が完成車を入念に検査していた。
内装の皮革などを縫う作業は、
利き手と逆の手で折り紙を折れる作業員のみ許される。
屋外では専門の作業員が悪路を再現した特殊コースを完成車で走行し、
不具合があれば生じる異音を聞き取る検査を一台一台こなしていた。
「ものづくり」に妥協しない姿勢もレクサスを支える。
福市氏は
「ドイツ勢とは違う個性が必要。
レクサスの独自性として日本のものづくりを訴えたい」
と話す。
12年の組織改編でレクサスブランドは社長直轄となった。
NXは新体制で初の新型車。真の高級車ブランドとして世界で認知されるか、注目されている。
レクサス◇
トヨタ自動車が1989年、
米国を皮切りに投入した高級車ブランドで、
「ハイテク」(先端技術)「ラグジュアリー」(高級)
「ハイパフォーマンス」(高性能)などをイメージした造語。
国内メーカーとしては、
欧州勢が席巻する高級車市場への初の本格参入だった。
2000年に米高級車市場で販売台数トップを獲得。
日本での販売開始は05年8月。
現在は欧州など80カ国以上で販売している。
eca
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2667482
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック