2014年08月01日
<原発再稼働>小泉元首相「原発はあきらめるしかない」
<原発再稼働>小泉元首相「原発はあきらめるしかない」
小泉純一郎元首相は31日、
九州電力川内原発1、2号機の再稼働に関連し「政府が安全だから(再稼働を)進めると言うが、
原子力規制委員長が安全とは言えないとしており、
矛盾している。
おかしい」と述べ、
安倍政権が進める原発再稼働を強く批判した。
細川護熙元首相と東京都内で開かれた太陽光発電などに関する展示会を視察後、
記者団に語った。
【福島原発事故 東電元会長ら3人「起訴相当」】
小泉氏は「原発はあきらめるしかない。
夢のある(再生可能)エネルギーは政治次第でうんと伸びる」と強調、
原発ゼロと再生可能エネルギーの推進を改めて訴えた。
検察審査会:福島原発告訴団が「市民常識にかなった決定」
東電旧経営陣「起訴相当」議決に
東京電力福島第1原発事故を巡り、
東京第5検察審査会が31日、
業務上過失致死傷の疑いなどで告発され、
東京地検が不起訴とした東京電力の勝俣恒久元会長(74)ら元東電幹部3人について、
「起訴相当」とした議決。
「市民の常識にかなった決定で、
感動的な内容。
よくぞここまで踏み込んでくれた」。
審査を申し立てた「福島原発告訴団」の河合弘之弁護士は31日、
東京・霞が関で会見し、議決内容を持ち上げた。
会見には、
告訴団の一人で東京在住の小川幸子さん(64)も参加し
「私たちや福島の人たちの思いを受け止めてもらってありがたい」
と笑顔を見せた。
河合弁護士は「勝俣元会長ら一番の責任者を逃さなかったことが重要。
(他の2人も)実質的な権限者。
津波予測を握りつぶした具体的な行為者だ」と非難し、
検察審査会の判断について
「検察の古い形式論理にとらわれた決定に鉄ついを加え、
意義がある」
と語った。
ある検察幹部は
「審査会は通常想定される予見可能性だけではなく、
最悪のケースを想定した対策を講じる義務があると判断したのだろう。
再捜査するしかないが、
想定外の津波の予見可能性を認めるのはやはり難しいと感じる」
と語った。
中原亮一東京地検次席検事は
「審査会の議決内容を十分に検討し、
適切に対応したい」とコメント。
東電は「議決へのコメントは差し控えるが、
要請があれば捜査に真摯に対応します」
としている。
「福島原発告訴団」の武藤類子団長(60)は
「起訴相当の議決が全員でないのは残念だが、
原発事故は予測できたはずで、
3人については妥当だ。
市民の代表の検察審査会が決めたことは意義がある」
と話した。
風知草:リスクを問え
「原発ゼロ」は数ある論点の一つではない。
明日の東京のありようを決める大論点である。
これを根幹と考える人は社会とライフスタイルの変革をめざす。
これを枝葉と見る人は現状維持をめざす。
それだけの話である。
「原発ゼロ」を重視する者は愚かで、
さほど重視せぬ者がバランス感覚に富むということはない。
東京都知事選(今週23日告示、2月9日投開票)
はもう始まっている。
細川護熙(76)、
小泉純一郎(72)両元首相が「原発ゼロ」を訴える一方、
細川の借入金疑惑や「東京オリンピック返上」発言が暴かれるという形で。
老婆心ながら、
準備不足と見える細川陣営に自重を促したい。
浮ついた成功を求めて野合、
奇策に走らぬように。
濁った勝利より筋の通った敗北を選ぶ気概をもち、
選挙論戦の質を大切にしてもらいたい。
細川出馬について記者団に聞かれた経済再生担当相が
「殿、ご乱心」
とからかった(10日)。
それ自体は都知事選の前哨戦にまつわる挿話に過ぎない。
だが、
同じ記者会見で出た経済再生担当相の次の発言は注意を要する。
「全原発が今、
停止している。
(それに伴う代替燃料輸入増加で)
1日100億円の、
海外への国民益の垂れ流しが続いている。
垂れ流しを放置することは政治家として努力が足りないと思っている……」
間違っていると言いたいのではない。
それは一つの価値観に基づく政治的判断の表明に過ぎないと言いたいのである。
それを持ち出されれば、
「原発ゼロ」
派はグウの音も出ぬというようなものではない。
なぜか。
火力発電依存で液化天然ガス(LNG)などの輸入が増え、
日本の貿易赤字がかさんでいること自体は事実である。
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小泉純一郎元首相は31日、
九州電力川内原発1、2号機の再稼働に関連し「政府が安全だから(再稼働を)進めると言うが、
原子力規制委員長が安全とは言えないとしており、
矛盾している。
おかしい」と述べ、
安倍政権が進める原発再稼働を強く批判した。
細川護熙元首相と東京都内で開かれた太陽光発電などに関する展示会を視察後、
記者団に語った。
【福島原発事故 東電元会長ら3人「起訴相当」】
小泉氏は「原発はあきらめるしかない。
夢のある(再生可能)エネルギーは政治次第でうんと伸びる」と強調、
原発ゼロと再生可能エネルギーの推進を改めて訴えた。
検察審査会:福島原発告訴団が「市民常識にかなった決定」
東電旧経営陣「起訴相当」議決に
東京電力福島第1原発事故を巡り、
東京第5検察審査会が31日、
業務上過失致死傷の疑いなどで告発され、
東京地検が不起訴とした東京電力の勝俣恒久元会長(74)ら元東電幹部3人について、
「起訴相当」とした議決。
「市民の常識にかなった決定で、
感動的な内容。
よくぞここまで踏み込んでくれた」。
審査を申し立てた「福島原発告訴団」の河合弘之弁護士は31日、
東京・霞が関で会見し、議決内容を持ち上げた。
会見には、
告訴団の一人で東京在住の小川幸子さん(64)も参加し
「私たちや福島の人たちの思いを受け止めてもらってありがたい」
と笑顔を見せた。
河合弁護士は「勝俣元会長ら一番の責任者を逃さなかったことが重要。
(他の2人も)実質的な権限者。
津波予測を握りつぶした具体的な行為者だ」と非難し、
検察審査会の判断について
「検察の古い形式論理にとらわれた決定に鉄ついを加え、
意義がある」
と語った。
ある検察幹部は
「審査会は通常想定される予見可能性だけではなく、
最悪のケースを想定した対策を講じる義務があると判断したのだろう。
再捜査するしかないが、
想定外の津波の予見可能性を認めるのはやはり難しいと感じる」
と語った。
中原亮一東京地検次席検事は
「審査会の議決内容を十分に検討し、
適切に対応したい」とコメント。
東電は「議決へのコメントは差し控えるが、
要請があれば捜査に真摯に対応します」
としている。
「福島原発告訴団」の武藤類子団長(60)は
「起訴相当の議決が全員でないのは残念だが、
原発事故は予測できたはずで、
3人については妥当だ。
市民の代表の検察審査会が決めたことは意義がある」
と話した。
風知草:リスクを問え
「原発ゼロ」は数ある論点の一つではない。
明日の東京のありようを決める大論点である。
これを根幹と考える人は社会とライフスタイルの変革をめざす。
これを枝葉と見る人は現状維持をめざす。
それだけの話である。
「原発ゼロ」を重視する者は愚かで、
さほど重視せぬ者がバランス感覚に富むということはない。
東京都知事選(今週23日告示、2月9日投開票)
はもう始まっている。
細川護熙(76)、
小泉純一郎(72)両元首相が「原発ゼロ」を訴える一方、
細川の借入金疑惑や「東京オリンピック返上」発言が暴かれるという形で。
老婆心ながら、
準備不足と見える細川陣営に自重を促したい。
浮ついた成功を求めて野合、
奇策に走らぬように。
濁った勝利より筋の通った敗北を選ぶ気概をもち、
選挙論戦の質を大切にしてもらいたい。
細川出馬について記者団に聞かれた経済再生担当相が
「殿、ご乱心」
とからかった(10日)。
それ自体は都知事選の前哨戦にまつわる挿話に過ぎない。
だが、
同じ記者会見で出た経済再生担当相の次の発言は注意を要する。
「全原発が今、
停止している。
(それに伴う代替燃料輸入増加で)
1日100億円の、
海外への国民益の垂れ流しが続いている。
垂れ流しを放置することは政治家として努力が足りないと思っている……」
間違っていると言いたいのではない。
それは一つの価値観に基づく政治的判断の表明に過ぎないと言いたいのである。
それを持ち出されれば、
「原発ゼロ」
派はグウの音も出ぬというようなものではない。
なぜか。
火力発電依存で液化天然ガス(LNG)などの輸入が増え、
日本の貿易赤字がかさんでいること自体は事実である。
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