2018年09月07日
問題3の解答
問題3の解答
不飽和度の解き方はここから
C12H22Oである事から 1+12-22/2= 2
不飽和度 の計算からこの問題の化合物は二重結合or環状を2つである事が確定する。
プロトンのケミカルシフトの早見表はここから
カーボンのケミカルシフトの早見表はここから
まずはプロトンをまとめる
1.06 ppm 3H
1.16 ppm 3H
1.36 ppm 2H
1.36 ppm 2H
1.40 ppm 2H
1.44 ppm 2H
1.44 ppm 2H
1.44 ppm 2H
1.55 ppm 2H
1.68 ppm 1H
カーボンをまとめる
12.0 ppm
16.3 ppm
29.3 ppm
29.3 ppm
26.2 ppm
19.6 ppm
20.5 ppm
23.0 ppm
30.9 ppm
34.8 ppm
39.2 ppm
88.3 ppm
12.0 ppm 1.06ppm −CH3 メチル基
16.3 ppm 1.16ppm −CH3 メチル基
29.3 ppm 1.36ppm −CH2− メチレン基
29.3 ppm 1.36ppm −CH2− メチレン基
26.2 ppm 1.40ppm −CH2− メチレン基
19.6 ppm 1.44ppm −CH2− メチレン基
20.5 ppm 1.44ppm −CH2− メチレン基
23.0 ppm 1.44ppm −CH2− メチレン基
30.9 ppm 1.55ppm −CH2− メチレン基
34.8 ppm 1.68ppm −CH< メチン基
39.2 ppm C 4級炭素
88.3 ppm C−OH 4級炭素(水酸基が付加)
とまとまる
プロトンが1つ余るので唯一の酸素とくっ付き水酸基の1つ存在することになる。
酸素分子は1つしかないので4級炭素に付く酸素は水酸基である事が決定する。
COSYで繋げられるものを繋げるとこのようになる。
ちなみにカーボン数が1つ足りない、
それは1.44ppmか1.36ppmのカーボンどちらかである。
( 1.44ppmのカーボンは上記図の中に3つあるがどれかが同じカーボンである可能性がある為確定出来ていない)
1.06 ppm から26.2, 34.8, 88.3 ppm
1.16 ppm から29.3, 39.2 ppm
1.36 ppm から16.3, 19.6, 20.5, 23.0, 26.2, 29.3, 39.2, 88.3 ppm
1.40 ppm から12.0, 20.5, 29.3, 34.8, 88.3 ppm
1.44 ppm から19.6, 23.0, 26.2, 29.3, 30.9, 34.8, 39.2, 88.3 ppm
1.55 ppm から19.6, 23.0, 34.8, 39.2, 88.3 ppm
1.68 ppm から12.0, 20.5, 26.2, 30.9, 39.2, 88.3ppm
がそれぞれ相関している。
1.06 ppm から26.2, 34.8, 88.3 ppmに注目
88.3 ppmの4級カーボンが3Jの位置に付く
1.16 ppm から29.3, 39.2 ppm
の相関から下の2パターンの構造が推定される
左の場合だとCOSYで1.16、1.36で相関が出ていないとおかしいので右の部分構造となる
ここで一度整理をすると
1.40 ppm から12.0, 20.5, 29.3, 34.8, 88.3 ppm
の相関から
確定出来ていない1.4ppmとなりのカーボン(1.44ppmのカーボン)が20.5ppmである事が分かる
また、20.5ppmの隣のカーボンは29.3ppmであることも確定できる。
上記図の左上部分構造の1.44ppmと右上部分構造の1.44ppmが同一のものと予測できる。
1.68 ppm から12.0, 20.5, 26.2, 30.9, 39.2, 88.3ppm
の相関から
88.3ppmの両隣りには26.2、30.9ppmのカーボン付いている事が予測できる。
となり、まだ使っていない
この2つの部分構造で不飽和度2を満たす構造は
*が対で結合しその結合のどちらかにCH2が挟まったものである
そのような構造は
ように5つの候補が出来上がる。
チャートの相関を全て矛盾なく満たすのは
となる
化合物名 Geosmin (ゲオスミン)
分子式 C12H22O
分子量 182.31
Cas 19700-21-1
不飽和度を求める
不飽和度の解き方はここから
C12H22Oである事から 1+12-22/2= 2
不飽和度 の計算からこの問題の化合物は二重結合or環状を2つである事が確定する。
ケミカルシフトを見る
プロトンのケミカルシフトの早見表はここから
カーボンのケミカルシフトの早見表はここから
まずはプロトンをまとめる
1.06 ppm 3H
1.16 ppm 3H
1.36 ppm 2H
1.36 ppm 2H
1.40 ppm 2H
1.44 ppm 2H
1.44 ppm 2H
1.44 ppm 2H
1.55 ppm 2H
1.68 ppm 1H
カーボンをまとめる
12.0 ppm
16.3 ppm
29.3 ppm
29.3 ppm
26.2 ppm
19.6 ppm
20.5 ppm
23.0 ppm
30.9 ppm
34.8 ppm
39.2 ppm
88.3 ppm
QCにてプロトンとカーボンを繋げる
12.0 ppm 1.06ppm −CH3 メチル基
16.3 ppm 1.16ppm −CH3 メチル基
29.3 ppm 1.36ppm −CH2− メチレン基
29.3 ppm 1.36ppm −CH2− メチレン基
26.2 ppm 1.40ppm −CH2− メチレン基
19.6 ppm 1.44ppm −CH2− メチレン基
20.5 ppm 1.44ppm −CH2− メチレン基
23.0 ppm 1.44ppm −CH2− メチレン基
30.9 ppm 1.55ppm −CH2− メチレン基
34.8 ppm 1.68ppm −CH< メチン基
39.2 ppm C 4級炭素
88.3 ppm C−OH 4級炭素(水酸基が付加)
とまとまる
プロトンが1つ余るので唯一の酸素とくっ付き水酸基の1つ存在することになる。
酸素分子は1つしかないので4級炭素に付く酸素は水酸基である事が決定する。
COSYにてカーボンを繋げる
COSYで繋げられるものを繋げるとこのようになる。
ちなみにカーボン数が1つ足りない、
それは1.44ppmか1.36ppmのカーボンどちらかである。
( 1.44ppmのカーボンは上記図の中に3つあるがどれかが同じカーボンである可能性がある為確定出来ていない)
BCにてさらに部分構造を繋げる
1.06 ppm から26.2, 34.8, 88.3 ppm
1.16 ppm から29.3, 39.2 ppm
1.36 ppm から16.3, 19.6, 20.5, 23.0, 26.2, 29.3, 39.2, 88.3 ppm
1.40 ppm から12.0, 20.5, 29.3, 34.8, 88.3 ppm
1.44 ppm から19.6, 23.0, 26.2, 29.3, 30.9, 34.8, 39.2, 88.3 ppm
1.55 ppm から19.6, 23.0, 34.8, 39.2, 88.3 ppm
1.68 ppm から12.0, 20.5, 26.2, 30.9, 39.2, 88.3ppm
がそれぞれ相関している。
1.06 ppm から26.2, 34.8, 88.3 ppmに注目
88.3 ppmの4級カーボンが3Jの位置に付く
1.16 ppm から29.3, 39.2 ppm
の相関から下の2パターンの構造が推定される
左の場合だとCOSYで1.16、1.36で相関が出ていないとおかしいので右の部分構造となる
ここで一度整理をすると
1.40 ppm から12.0, 20.5, 29.3, 34.8, 88.3 ppm
の相関から
確定出来ていない1.4ppmとなりのカーボン(1.44ppmのカーボン)が20.5ppmである事が分かる
また、20.5ppmの隣のカーボンは29.3ppmであることも確定できる。
上記図の左上部分構造の1.44ppmと右上部分構造の1.44ppmが同一のものと予測できる。
1.68 ppm から12.0, 20.5, 26.2, 30.9, 39.2, 88.3ppm
の相関から
88.3ppmの両隣りには26.2、30.9ppmのカーボン付いている事が予測できる。
となり、まだ使っていない
この2つの部分構造で不飽和度2を満たす構造は
*が対で結合しその結合のどちらかにCH2が挟まったものである
そのような構造は
ように5つの候補が出来上がる。
チャートの相関を全て矛盾なく満たすのは
となる
化合物名 Geosmin (ゲオスミン)
分子式 C12H22O
分子量 182.31
Cas 19700-21-1
posted by easychemistry at 18:01
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