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2015年01月25日

現代SNSの標的になるサッカー・・・臆する企業達A

しかしフットボールクラブのデータベースは他にはない貴重なものになる可能性があると、レダビ・エージェンシーのブランディングの専門家オリバー・カイザーは言う。まず、ビッグクラブは一般の企業よりソーシャルメディア上のフォロワーが多い。ユナイテッドのフォロワー数は、ナイキやマクドナルドを上回る。ふたつめに、フットボールクラブは多くの企業とは違って、ファンの愛情や忠誠心を支配する。「ファンは世界で最も感情的な生き物だ。クラブのためなら何でもやるだろう」と、カイザーは国際フットボールアリーナの会議で語った。そんなファンが試合を見ているときにクラブが「セカンドスクリーン」を通じてつながれば、感情が最高に盛り上がっているときのファンと結びつくことができる。

 やがてはデータベースのおかげで、クラブは個々のファンの好みに合った「オーダーメイド」のサービスを提供するようになるだろう。クラブはユニフォームやテレビの視聴権を売ることができるが、自分たちよりはるかに大きな企業がファンを顧客にするのを手助けすることもできる。たとえば、あるクラブが、ドイツの20代の男性で、年収が5万ユーロ(約730万円)以上で、車を欲しいと思っているファンのリストを持っていたら、これは大変な価値を持つ。


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「賢いクラブはやがて他の企業に『うちの2500万人のファンが欲しいだろう。ただであげるわけにはいかない。これはうちのクラブのものだから』と言うようになる」と、カイザーは言う。相手の企業は大金を出さざるをえない。2500万人のファンのデータベースは数十億ユーロの価値があると、彼は言う。

「アイデンティティー企業」になるために、ビッグクラブはビジネスの最前線で経験を積んできた人材を次々と雇い入れるようになった。今ではクラブ関係者が「CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント=顧客関係管理)」という言葉を口にするのも珍しくない。「私たちは適切なCRM戦略を取りたい」と、ユベントスの財務担当で、たばこ会社のフィリップ・モリスにいたフランチェスコ・カルボは言う。「ファンには、私たちのシステムに登録してもらえるようにしたい。サポーターのことを知り、彼らに影響力を及ぼす力は、増収のために欠かせない」。ファンは自分の情報をクラブに与えることに問題を感じていないと、ユベントスはみている。


クラブは個々のファンについて正確に知る必要がある。「クアラルンプールのアブドル」がツイッターでフォローしていることを知っているだけではだめだ。アブドルは12歳なのか、42歳なのか。収入はいくらか。どんなものを買っているのか。彼のクレジットカード情報は入手しているか……。

 国際フットボールアリーナの会議では、ポルトガルのクラブ、ベンフィカの関係者がこんな質問をした。「直接会ったことはないが、フェイスブックやツイッターでフォローしてくれている人々から、どうやって金を取れるのか」。オンラインセキュリティー会社ワイズキーの創設者カルロス・モレイラは、クラブのアプリを作ることを提案した。アプリをダウンロードするファンは、自分の情報を登録しなくてはならない。
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