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2014年09月14日

「限界に挑戦」湘南に脈打つ指揮官の哲学B


サッカー選手として何が大切なのか


菊地俊介(右)らには「ロシアを目指せ」と発破をかけているという


 実際、日々の練習と毎週末の公式戦を通じて、各選手たちには進歩のあとがうかがえる。ポジションに関係なく、走力の質と量は卓越しているが、その中でも1トップの背後につける2シャドーの一角、武富孝介は1試合平均で実に13キロも走るのだという。その数字は1試合の走行距離で世界のトップクラスにあるドルトムントの選手たちと比べても遜色がない。

「もう脱帽ですよ。あんなに走れるFWは、今の日本にいないでしょう。走るスピードも遅いわけじゃないですからね」

 この先のフットボールでは走力やスピードがますます重要になる。4年後のワールドカップ・ロシア大会を目指す日本代表とて、その例外ではない。チョウ監督には長い距離を走って攻守に絡むダイナミックなボランチが必ず必要になる、との見定めがある。だから、永木亮太や菊地俊介らに「ロシアを目指せ」と発破をかけてもいる。現在地に安住すれば、進歩はない。

「ボランチを『バランサー』と呼ぶ時代は終わったよ、と選手たちに言っているんです。今は自陣のゴール前から敵陣のゴール前まで走る時代だと」

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 指揮官が降格を恐れ、勝ちに執着し、リスク回避の選択をしていたら、選手たちはどうなっていたか。厳しいゾーンで球を受ける力も、積極的に球を奪う力も身につかなかったのではないか。チャレンジしなければ、選手たちが成功体験を得ることもない。目先の結果にとらわれず、選手たちの成長を促す姿勢は長い間、ユースやジュニアユースで育成に関わってきた指導者らしい。

「僕は技術が足りないから走りなさい、技術が足りないから組織で戦いなさいという考えには違和感がある。サッカー選手である限り、技術、戦術、フィジカル、メンタルなど、あらゆる部分を伸ばさなければいけない。自分はこれしかできない、というのは最終的に先が決まっている場面で使う言葉じゃないかと。選手たちにそう言い続けてきたことが現在につながっていると思う。サッカー選手として何が大切なのか。僕にはそれを伝える義務がある」
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