いやあ、すごい試合でしたね。
９回２死から５失点。
まさかまさかと思わせる９回でした。

やはり夏は２人投手がいないときついですね。
日本文理の伊藤は奪三振が多い好投手でしたが
連投が重なってました。

堂林も１試合以外全て先発でしたが、２年生森本が先発、リリーフしたり
して負担を軽くしました。

９回10-4　、堂林は監督に登板を直訴。
６回好リリーフした森本も７，８回と失点しており、
この交代はおかしなことではありませんでした。
ただ、１０番の山田も控えてたので山田かな？とも思いました。
堂林が死球を出した時点で森本へ交代。
これも致し方ないと思います。

しかし２年生森本、ビビッてました。そりゃびびりますよね。
エースが再登板で２死をとってますし、自分の登板なんて
あると思ってませんし、点差も縮み、過酷な登板でした。
ストライクが入らず、とりにいった力の無いボールを打たれましたが、
サードライナー。
頭を越されたり三塁線を破られたりしたらもしかして逆転だったかもしれません。
２死なので１塁ランナーのスタートはいいはずなので。

それにしても堂林の打棒が爆発しました。
すばらしいバッティングをします。
野手としてドラフト上位に入ってくるかもしれません。

３番河合完治も稲葉二世と呼びたくなるバットコントロール。
パワーもあって、しかもかなりの俊足です。大学進学の可能性が高いです。

５番磯村は打撃だけでなく、捕手としても非常に高い能力を持ってます。
来年は森本-磯村で連覇を狙います。

１，２番の山中、国友は目立つ活躍はないものの、堅実な守備と
クリーンアップへつなぐいい仕事をしました。

６番伊藤は菊池からホームランを打つなど、現中日の井藤慎吾を彷彿とさせます。日本代表にも選ばれました。

７番柴田。走者一掃のタイムリーを放つなど打撃好調を甲子園でも見せて
くれました。

８番金山。体型からしてもスラッガータイプです。
ホームランも打ちました。ある敵将は「４番かと思った」と驚嘆したパワーの
持ち主です。

９番岩月は俊足。守備で魅せてくれました。
打撃は非力でしたが１番につなげる仕事をきっちりとやっていました。

高校生なのでドラマが生まれやすい甲子園ですが、中京大中京は
７戦中、リードをされたことがあるのは関西学院戦のみ。
やはり実力では抜きん出ていたのだと思います。
守備も高いレベルでした。

地方大会優勝でも喜びがほとんどなく、甲子園の試合勝利後も
優勝まであと何勝というコメントしか聞かれなかったです。
ホームランを打って派手なガッツポーズがなく、堂林を初めクールに
振舞うなどまさに王者の風格。

関学戦は厳しい試合でしたが、他の試合ははっきりいって
実力を見せ付けた試合だと思います。

1983年は野中、紀藤（共に元中日）
1987年は木村、後藤（共に元巨人）、首藤、
2000年は高橋、2004年は小椋というドラフト候補を
擁したものの叶わなかった優勝。ついにやりました！

おめでとう！中京大中京！！


最後にドラゴンズの情報を。。。
２軍でインフルエンザが流行し、しばらく１，２軍の入替えは凍結となりました。
１軍で唯一選手寮にいる平田はホテルへ隔離されたそうです。
困った事態です。。