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2024年05月15日

【日経225オプション投資実践編】デビットスプレッドの徹底解説


◯はじめに

前回の記事では、日経225オプションのクレジットスプレッド取引について解説しました。

今回は、スプレッド取引の中でも代表的な「デビットスプレッド」について、さらに詳しく解説していきます。


◯デビットスプレッドとは?

デビットスプレッドとは、買いオプションと売りオプションを組み合わせることで、オプションプレミアムの差 (デビット) を支払うことで、限定的な利益を狙う取引方法です。

具体的には、低いストライク価格の買いオプションと高いストライク価格の売りオプションを同時に保有することで、オプションプレミアムの差 (デビット) を支払い、株価の一定範囲内の値動きで利益を狙います。

◯デビットスプレッドのメリット

限定的な利益を狙える: 株価が予想した範囲内で上昇または下落した場合、利益が出ます。
リスクを限定できる: 最大損失は、デビット (オプションプレミアムの差) に限定されます。

◯デビットスプレッドのデメリット

株価が予想外の動きをした場合、損失が発生する: 株価が予想以上に上昇または下落した場合、デビットスプレッドは損失となります。
権利確定日まで資金が拘束される: 権利確定日まで、買いオプションのプレミアム相当の資金が拘束されます。
デビットスプレッドの注意点

ストライク価格: ストライク価格の差 (デビット) が小さいと、利益が出にくくなります。
権利確定日: 権利確定日までの期間が長いほど、オプションプレミアムが高くなります。
ボラティリティ: ボラティリティが高いほど、オプションプレミアムが高くなり、利益が出にくくなります。


◯デビットスプレッドの例

例1:日経225オプション 権利確定日3ヶ月後

・買い注文: ストライク価格9,000円のコールオプションを1枚購入する
・売り注文: ストライク価格1万円のコールオプションを1枚売却する
この場合、権利確定日までに株価が9,000円〜1万円の範囲で推移した場合、利益が出ます。

一方、権利確定日までに株価が9000円を超えた場合、買いオプションの権利行使を受けることになり、利益が出る可能性があります。
ただ、コストが掛かっているのでコスト分を超えたらその分利益です。

また、権利確定日までに株価が9,000円を下回った場合、コスト分の損失が発生します。

◯まとめ
私の場合、限月はじめにまずはコールとプットの両方のデビットを仕込んでどちらか一方にインすることを祈ります。
インして売りの方も突き抜けて大きく言ったら逆のデビットを仕込みます。
たとえば、プットデビット仕込んでおいて、大きく株価が下がったら、次にコールデビット組むって感じです。
利益確保かつ、プットデビットとコールデビットの間にSQ値が来たら、両方のデビットでウハウハって感じです。

あとは、カレンダースプレッドも組み合わせて、近い限月のプットを買いたてで、遠い限月のファープットを売るって感じです。

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