誰もそうとは意識していないが、今日でも、我々の生活は、中央銀行と政府の通貨管理能力や金融政策に対する信頼によって辛うじて成り立っている。
考えて見れば、通貨は、それ自体に価値があるのではない。
だから、渋沢栄一は、金融も含めて、経済活動は、私的な利益の増殖を目指すものではなく、公共的な意義を持つべきだと主張した。
「経済」の語源に戻れば「経世済民」である。
そしてその為には、経済活動は道徳と切り離せない、とも述べた。
京大名誉教授 佐伯 啓思
愛媛新聞 現論から
政府の金融政策に対する信頼は成り立っていない。
政権交代すべきだろう。
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