その内「華為松山湖プロジェクト」(渓流背坡村)は127ha の敷地に約2万5千人が働いている。
国際コンペで選ばれたのは日本の日建設計。
欧州の歴史的な街並みをモチーフに、約2千人が働く6haを1単位とし、12の ” 街 ” を計画したのだ。
ファーウェイは自然に触れながら研究に取り組む新しいタイプの職場を目指した。
その結果、各エリアにイタリア・ポロ―ニャや英オックスフォードなどの個性的な街並み(内部は研究施設)を再現した他、カフェやレストランが囲む広場、意図的に曲げる事で奥へと誘う街路が作られた。
敷地内は電車も走る。
湖の対岸には、図書館であるパリ市庁舎や、ホテルなどとして利用されるチェコ・プラハの街並みで構成された研修施設「華為大学(三 Y 坡プロジェクト)」が建設された。
これだけを聞くと、テーマパークを連想するかも知れないが、注目すべきは徹底的に本物を追求した事である。
歴史的な様式の装飾も精緻に再現している事に驚かされた。
ここでは外観がオリジナルと同じサイズやプロポーションである事が重視されている。
世界的に知られる歴史建築を参照し、アレンジを加えて構成する事で、結果的にここにしかない場所を創造すると言う逆説を成し遂げた。
五十嵐 太郎 建築評論家
愛媛新聞 見聞録から
ネットなどで見て欲しい、凄い!。
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