日本の現状は、未だ未だ男性優位の社会で、国民に男性中心と言う意識が根強い。
約20年前、小泉政権下の有識者会議で皇室典範改正に向けた動きがありながら、女性天皇を認める方向に議論が進まないのは、政府や立法府が男性中心の考えに囚われているからだろう。
もう一つ大きな理由として、天皇制や皇室制度に対する国民の「無関心」がある。
世論調査で「皇室に関心がある」は計67% 、「天皇制があった方が良い」は計88% と言う数字だった。
だが、この内どれ位の人が天皇の存在意義や、国民や社会との関係性について深く考えていると言えるだろうか。
天皇制や皇位継承の在り方は、日本の民主主義を考える上で非常に重要な問題だ。
こうした根本にまで掘り下げて議論ができる機会や場所があればいい。
園部 逸夫 1929年生まれ。 元最高裁判事。
小泉政権の「皇室典範に関する有識者会議」座長代理。 「皇室法概論」など著書多数。
愛媛新聞 皇室世論調査から
自民党が古い考えを変えれば一気に片が付くと思う。
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