技術・家庭科はライフプランを考え、「生きる力」を学ぶ教科です。
女性は稼ぐ力、男性は家事や育児の力を付けると生き易くなります。
生きる力を付けるには三つの事を学んで欲しい。
「お金と愛と性」です。
先ずお金は大事。
生活するには稼がないといけない。
お金を管理して貯金し、安易に借金はしない。
困ったら相談窓口がある事も知っておこう。
頼れる行政機関や NPO は沢山あります。
いざと言う時は生活保護も。
早めに助けを求められる力は重要です。
人生で愛は大切です。
好きな人ができたら寄り添いたいのは自然です。
フインランドやフランスなどの学校では愛と性を繋げて教えています。
特に女性にとっては体を守る為、避妊や不妊治療を含めた性の知識は欠かせません。
子供ができたら2人で親として育てる責任ができます。
性には多様性があり、家庭を持つ LGBTQ の人もいる。
今は皆さんが思うほど「両親と子供2人」みたいな ” 標準家庭 ” は多くない。
離婚や再婚も増え、シングルマザーも大勢います。
色んな家庭の形がある事を知っておきましょう。
子供は親の持ち物ではありません。
人生は自分で決め、自分の権利を守る事は大事です。
人生を考えると、遣りたい事を仕事にするのが良い、と言われますが、直ぐ見つからないのは当たり前。
多くの大学生は就活の時に「何をやりたいか分かりません病」になる。
私は一度働いて見て、と言います。
失敗しても大丈夫。
私も見つけるまで時間が掛かりました。
遣りたい事がある人は幸せです。
苦にならずに続けられる事を見つけると良いですね。
それには興味の幅を広げ、視野を広くしておく事。
学校の勉強も捨てたもんじゃない。
取り合えず勉強しておくのは損にならない。
何か心に刺さる物があるかも知れない。
苦手な教科を見極めるのもいいけど、私は数学を早々と捨てて勿体なかった。
英語ももっと勉強すればよかった。
学校だけが学ぶ場ではなく、情報を得るのにインターネットは便利ですが、個人情報は大切に。
東京・渋谷の交差点で自分の名前や住所を叫ぶ人はいません。
ネットで公開するのはそう言う事。
情報の取捨選択の判断ができないうちは本の方が役立つかも知れない。
遣りたい事が見つかったら、仕事でなくても傍に置き続けましょう。
何時か仕事になる人もいる。
大人になってもう一度学ぶのも楽しいです。
ジャーナリスト 白河 桃子さん 1961年東京都生まれ。 慶応大卒。
相模女子大大学院特任教授。 商社などで働いた後、女性への取材を軸に執筆活動に。
2008年に山田昌弘中央大教授と「『婚活』時代」を出版し、「婚活」は流行語になった。
政府の委員も務める。 「『産む』と『働く』の教科書」などの本を書いている。
愛媛新聞 14歳の君へから
世の中で可笑しいと思う事は変えないといけないと思う。
そう思う。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image