2020年04月19日
コロナ肺炎、要請と隠された強請
この記事、不思議な文字の世界を垣間見るきがする、日本語の「要請」の頭に「K]を
つければ、これが強制すなわち「強請」だ。
要請という言葉や文字は日ごろから常に半ば強制のニュアンスが含まれている。
こんな田舎の当地でもコロナが身近に迫ってる雰囲気だ。
4月19日
英単語のつづりには、表記されていても声に出さない文字がある。
「knife(ナイフ)」や「knock(ノック)」の頭につく「k」が、
代表例としてよく知られている。これを「黙字」と呼ぶそうである。
▼英語の先祖にあたる古英語では、いまの「黙字」もしっかり発音されていた。
ものの本にそう書いてある。
時代とともに音が省略され、表記だけが残ったらしい。思えば英語にかぎらない。
声に出さなくとも読み取らなければならない黙字は、現代の日本にもある。
▼不要不急な外出の自粛「要請」。
歓楽街などに向けた休業「要請」。
ウイルス禍の広がりで全国に拡大された緊急事態宣言だが、都内ではまだ、夜遅くに
場末の居酒屋から笑い声が漏れてくる。
「yousei」の頭についた黙字の「k」を、読み取れぬ人が多い。
▼保養地の長野県・軽井沢や茨城県のパチンコ店には、首都圏ナンバーの車が
増えたという。
「コロナ疎開」なる造語も耳にする。
この10年、大きな災害の度に胸を痛め、被災地に思いを寄せ、自制的な行動で
世界の共感を集めた人々とは別の人種を見る思いがする。
▼誰に強制(kyousei)されるでもなく身を慎む。
日本人の美質と良識を信じての政府や自治体の「要請」ではなかったか。
音にならない「k」を読み取り、社会の約束事として受け止める。その努力が、
感染の連鎖を食い止めるための数少ない手立てだろう。
▼黙字の「k」といえば、「night(ナイト=夜)」の頭についた
「knight(勇士)」も思い浮かぶ。
日々の自制と自粛に心を砕く一人一人が、息苦しい夜から社会を救うことのできる
「勇士」である。
憎らしいウイルスどもに、いつまでも暮らしを乱されてはならない。
つければ、これが強制すなわち「強請」だ。
要請という言葉や文字は日ごろから常に半ば強制のニュアンスが含まれている。
こんな田舎の当地でもコロナが身近に迫ってる雰囲気だ。
4月19日
英単語のつづりには、表記されていても声に出さない文字がある。
「knife(ナイフ)」や「knock(ノック)」の頭につく「k」が、
代表例としてよく知られている。これを「黙字」と呼ぶそうである。
▼英語の先祖にあたる古英語では、いまの「黙字」もしっかり発音されていた。
ものの本にそう書いてある。
時代とともに音が省略され、表記だけが残ったらしい。思えば英語にかぎらない。
声に出さなくとも読み取らなければならない黙字は、現代の日本にもある。
▼不要不急な外出の自粛「要請」。
歓楽街などに向けた休業「要請」。
ウイルス禍の広がりで全国に拡大された緊急事態宣言だが、都内ではまだ、夜遅くに
場末の居酒屋から笑い声が漏れてくる。
「yousei」の頭についた黙字の「k」を、読み取れぬ人が多い。
▼保養地の長野県・軽井沢や茨城県のパチンコ店には、首都圏ナンバーの車が
増えたという。
「コロナ疎開」なる造語も耳にする。
この10年、大きな災害の度に胸を痛め、被災地に思いを寄せ、自制的な行動で
世界の共感を集めた人々とは別の人種を見る思いがする。
▼誰に強制(kyousei)されるでもなく身を慎む。
日本人の美質と良識を信じての政府や自治体の「要請」ではなかったか。
音にならない「k」を読み取り、社会の約束事として受け止める。その努力が、
感染の連鎖を食い止めるための数少ない手立てだろう。
▼黙字の「k」といえば、「night(ナイト=夜)」の頭についた
「knight(勇士)」も思い浮かぶ。
日々の自制と自粛に心を砕く一人一人が、息苦しい夜から社会を救うことのできる
「勇士」である。
憎らしいウイルスどもに、いつまでも暮らしを乱されてはならない。
タグ:日本
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