シニア農夫の、B級，ブログ

これが本当ならば、北朝鮮も食い物はあっても現金がない、そんなところか。
でも、これ分類が面白いな建設装備、農機具、重工業用、ミサイルは、何
鳥類追跡用ってなかなか洒落てるではないか。
ミサイルで翼竜をハンティングするのか、洒落てる〜な。

北がネット上で武器ショッピングモール開設「ミサイル610億、戦車50億ウォン」

北朝鮮が、中国に本社を置く貿易会社のウェブサイトを活用し、
戦車・放射砲（多連装ロケット）・ミサイルなどを海外に販売しようとした
状況が5日までに判明した。
北朝鮮の兵器取引は明白な国連制裁違反だ。
北朝鮮は、比較的最近実戦配備された地対空ミサイル「稲妻5号」（KN06）に
5100万ドル（現在のレートで約54億5000万円。以下同じ）という価格も付けた。
ただし、ログイン手続きすら必要ない「お粗末なウェブサイト」を通して武器を
販売するのは非常識という点から、真偽を確かめてみるべきという主張もある。

「ボイス・オブ・アメリカ」放送によると、中国の広東省珠海に本社を置く
「朝光貿易会社」のウェブサイトの「商品カタログ」欄には、KN06ミサイルを
はじめとする武器類が数十万ドル（10万ドル＝約1069万円）から数千万ドル
（1000万ドル＝約10億7000万円）の「値札」付きで載っている。
価格の下には射程など簡単な諸元も添えてあった。

ウェブサイトに載っている武器は合わせて9種類。
「暴風号」（420万ドル＝約4億4900万円）、
「天馬号」（270万ドル＝約2億8900万円）をはじめとする戦車は「建設装備」に、M2010装甲車（72万ドル＝約7700万円）など装甲車は「農業装備」に分類していた。
さらに、北朝鮮軍の主力火砲の一つに挙げられるM1985・
170ミリ曲射砲（630万ドル＝約6億7400万円）は「重工業装備」に、
KN06ミサイルは「鳥類追跡および研究商品」に分類していた。

「北朝鮮版パトリオット」と呼ばれるKN06の場合、2010年10月の
労働党創立65周年記念閲兵式に初めて登場したが、発射の場面が公開されたのは
3年前。最新兵器まで販売リストに載せているのだ。
このウェブサイトのことを最初に公表した「マカオ・ビジネス・マガジン」は
「ウェブサイトが遮断されないように武器の分類項目と情報を隠す、北朝鮮の
典型的な手法が用いられた」とした。

朝光貿易会社は、北朝鮮がマカオで運営していた海外貿易商社だったが、
2005年のバンコ・デルタ・アジア（BDA）金融制裁の後、本社を中国に移した。
金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の秘密資金を管理する労働党39号室の傘下に
あるというのが定説だ。
問題のウェブサイトは朝光貿易会社が開設したものというのが事実であれば、
北朝鮮がオンライン上で堂々と「武器博覧会」を開いていることになる。

またこのウェブサイトは、朝光貿易会社が1973年に設立されたことを明かし
「われわれの貨物船と航空機は最新式だ。
品物が目的地まで安全かつ速やかに到着することを保証する」と記した。続いて
「朝光貿易は、全ての製品を安全かつ効果的に使用する方法を教える専門家を
提供できる」とした。ただし、
このウェブサイトは一部の武器について、北朝鮮式ではなく米国など西側が付与した
兵器名を載せていた。このため、実際には北朝鮮とは無関係なウェブサイトだという
意見もある。

これに先立ち国連安保理の北朝鮮制裁委員会は、今年3月に公開した年次報告書で、
北朝鮮がイエメンの反政府勢力フーシやリビア、スーダンなどに向けて武器販売を
試みたことを明らかにした。
さらに2017年には、中国に本社を置いている会社のウェブサイトを通して、禁輸品の
「リチウム6」を販売しようとした形跡があるとした。

ユン・ヒョンジュン記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版