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2018年04月14日

懐かしいな、日本と中華のレアアース戦争

もう10年近くになるか、中華が日本に対してレアアースを
止めたのは、あの時日本は其れほどの打撃は受けなかったが、
世界の90%の産出の内日本が90%を購入していた事実は
中華にとって強烈な武器だと思ったのはさほど不思議では無い
しかし、結果は日本は無傷、中華はやっぱり使うんだと信用を
失いいまに至る。
いまでも中華は過剰生産、余剰品を政府が買い生産会社を存続
させてるとか、あれ以来だな中華に陰りがみえるのは〜〜〜


韓経:【コラム】レアアース覇権=韓国
2018年04月13日09時58分[韓国経済新聞/中央日報日本語版]

【コラム】レアアース覇権 1787年、
スウェーデン・ストックホルム付近にある村の草山から
見慣れない鉱石が見つかった。
2年後、フィンランドの科学者がこの鉱石から新しい酸化物
「イットリウム」の分離に成功した。
研究を繰り返した科学者は1910年までに
合計17元素を発見した。

レアアース(稀土類)は化学的性質が似ているこれら
17元素を総称した言葉だ。
「土の中にほとんどない物質
(rare earth elements)」という
英語を「稀土」という日本語で翻訳した名称を、韓国でも
そのまま使っている。

レアアースは、草創期にはレンズ練磨用に使われた。
1980年代、日本がこれを使って永久磁石を開発した後、
国際的に注目され始めた。
その後、半導体やスマートフォンなどの
IT(情報技術)産業をはじめとして、
カメラ・コンピュータなどの電子製品、
LED(発光ダイオード)などの蛍光体、
光ファイバー産業に使われるようになってその価値が
高まった。
電気自動車一台に使われているレアアースは1キロに達する。

「土」から出て「宝石」になったレアアースは
石油・天然ガスに続き「資源覇権」の主役になった。
問題は採掘・加工過程で人体と自然に及ぼす悪影響だ。
このため、
1940〜1950年代の主要生産国だったインドや
ブラジル、南アフリカは生産を止めた。
米国も環境問題により工場を閉鎖した。

この隙に分け入って急浮上したのが中国だ。
相対的に環境基準が緩い中国は、一方的な採掘に出て
世界レアアース生産の90%以上を占有している。ときには
「資源武器」として悪用したりもする。
2010年に領有権紛争地域である
尖閣諸島(中国名・釣魚島)海域で日本と衝突した時、
「レアアース供給中止」というカードで日本を圧迫した。

この時大きな苦労を強いられた日本は、レアアースの
輸入先を多角化させながら本格的な探査に着手した。先日、
日本は本土から東に1800キロ離れた南鳥島周辺の
海底から1600万トンのレアアースを発見したと発表した。全世界が約700年間使用できる量だ。
海底レアアースを採掘・加工する新技術まで開発したという。

中国独占体制はまもなく崩れる見通しだ。
レアアース価格も落ちることになった。
世界のレアアース埋蔵量は意外に多い。
ロシア(19%)、米国(13%)、
オーストラリア(5%)など3カ国の賦存量を
合算しただけで中国(36%)を越える。
日本の加勢に新技術効果まで重なれば市場の地殻変動は
避けられない。

『The Ultimate Resource
(究極の資源)』を著した米国経済学者
ジュリアン・サイモン氏の言葉のように、真の資源は
天然資源ではなく科学技術で、生産過程を革新して
代替材まで開発する人的資源だ。
石器・青銅器時代が終わったのは
製錬・製鉄技術のためだった。
「中東に石油があるなら、我々にはレアアースがある」
(トウ小平)という中国の近視眼的な覇権戦略は
無駄足を踏んだわけだ。

コ・ドゥヒョン/論説委員
posted by 豊後国主 at 12:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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