シニア農夫の、B級，ブログ

韓国に、「士分」が有るのか、日本に有って韓国・朝鮮にないもの、
それは「侍」、サムライは、学者であり、行政官であり、そしてなにより
戦士・・・・・・・・・
韓国には王と貴族、平民と奴隷だろう、平板に穴をあけ首をはさまれ
世界でも稀な異文化だろう。
勝手に士農工商なんぞ文面にするな〜〜〜〜！！

【コラム】官尊民卑の国・韓国

仁川国際空港1階の両端には、貴賓駐車場（VIP駐車場）がある。
雇用・輸出分野で優秀な実業家およそ2000人も、この駐車場を
利用できた。
ひんぱんに海外出張する実業家にとっては、小さな便宜だったが大きな
助けになったという。およそ1年前から、その恩恵がなくなった。
慶尚南道知事を目指したものの党内の候補予備選に落ちた政治家が、
仁川国際空港公社の社長としてやって来て、取りやめたのだ。彼は、
総選挙が近くなると任期途中で社長を辞任して出馬した。
今やその駐車場を使い続けられるVIPは、
いわゆる5部要人（国会議長・大法院長・首相・憲法裁判所長・
中央選管委員長）、閣僚クラス以上の高位公職者、国会議員、
国立大学総長、主要メディアの代表だけだ。

なぜ実業家を除外したのか、空港公社側に問い合わせてみた。
大きく二つの理由からだと言った。一つは、
実業家が利用することでVIP駐車場が混雑したという理由。もう一つは、国会による国政監査のたび、実業家のVIP駐車場利用について
「特別待遇」という指摘があったからだという。
VIP駐車場を見ると分かるが、混雑するというのは言い訳だ。
実業家の利用を問題視する国会議員がいたというのが、より大きな
理由だったらしい。

その駐車場を利用していて排除された、ある実業家は
「『実業家がその駐車場を利用するのを、国会議員がなぜ
問題視したのか』、じっくり考えてみたことがある。
『どこぞの企業というやつらが、われわれと同じように…』と
思ったのでなければ、そうする理由はないだろう」と語った。

崔順実（チェ・スンシル）被告の国政介入疑惑が持ち上がり、
国会の聴聞会や検察・特別検察官の捜査が行われる過程で、
この実業家と同様の感情を抱いた何人もの実業家と会った。
今回の事態は「国政介入」が核心にあるが、権力を握った者たちによる
「企業介入」も大きな流れをつくっている。
企業経営者を含め、主な役員を任命するのに当たって
「誰それを首にしろ、任命しろ」と指示し、系列会社の売却まで
左右しようとした。企業の資金を、自分の小遣いのように考えていた。

国会や特別検察官が実業家を扱うときの態度も、あまり変わらなかった。主要グループの総帥は、数万人から数十万人の従業員を率いる人物だ。
その人々に対して国会議員は、
「小細工をするな」「50歳にもなってないのに、こんにゃく問答を
するのが癖なのか」
「ソウル拘置所は遠くない」など侮辱や脅迫の言葉を、いとも簡単に
言い放った。
特別検察官は、実業家に次々と出国禁止命令を下しておきながら、
2カ月の間、召喚しての事情聴取が一度もないというケースもあった。
実業家をあまりにも軽々しく、あまりにもぞんざいに扱っている。

ある中堅企業の会長は「自分のことではないのに、屈辱を感じた。
どれほど雇用を多くつくり出し、輸出で国富を増やしても、結局は
士農工商で、官尊民卑だなと思った」と語った。

韓国社会では、たった一つの働き口もつくり出せない人々、何かを
生産してみることとは無縁の人々が、それを業とする実業家に対し、
過度に権力を振りかざしている。今
この国にある雇用は、いつか国境を越えてしまいかねない。
それほど殺伐としたグローバル競争の時代だ。実業家をきちんと
遇しない国が、繁栄することはできない。にもかかわらず、
崔順実被告の国政介入疑惑に直面して、士農工商の経済・社会システムを逆に強化する主張や対策が乱舞している。
あしき企業、あしき実業家を打ちのめそうと、ありとあらゆる新たな
規制を公言し、官僚の天国をつくろうとしている。
真に清算すべき積弊は、数百年続く士と官による「甲チル」（優越的な
地位を利用した無理強い）だ。

チョ・ジョンシク・デジタルニュース本部取材チーム長
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版