シニア農夫の、B級，ブログ

その昔、１５０年も前か、米国の宣教師が朝鮮人の最大の不幸は、彼らに、
文明をもたらすほどの不幸はない〜〜と。
其れは、思想に取りつかれやすいと、古代仏教徒ではあったが儒教が
入って来て儒教にとりつかれ仏教寺院が３００超えあったのを打ち壊し
３０寺院しかのこっていないという・・・
今は、仏教と、儒教と、キリスト教とそして根拠無き高いプライド、さらに
無用・不用の論争で、すぐに金銭を要求する民族資質がのこっただけ〜〜

「クリーンな指導者」イメージ崩壊　朴槿恵さん、あなたもか…　

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残り任期１年余りの朴槿恵（パク・クネ）大統領が政治的に最悪の状況に
陥っている。
弾劾による罷免、辞任の可能性さえ取り沙汰されている。
事態が最悪なのは、「歴代大統領とは違って私だけは決してそうはしない、
そうはならない」と誓った、
「クリーンな指導者」のイメージが完全に崩れたからだ。

彼女に致命的打撃を与えているのは、長年の、そして唯一の友人とも
いわれる崔順実（チェ・スンシル）氏（６０）なる女性実業家。
朴大統領は人間不信が強く、人間嫌いで、権力内部でも世論に対しても
「不通」と皮肉られるほど心を開いてこなかった。その彼女に
「陰の実力者」「陰の側近」がいて、まるでいいなりになったように
政権運営への介入を許してきたというのだ。

問題の女性は大統領の衣装やバッグの見立てはともかく、大統領の
公式演説にまで事前に手を入れ、大統領官邸から各種情報を入手し、
重要人事を左右した。ついには大統領の威光を背景に財界から巨額の資金を
出させた財団作りの不正疑惑まで引き起こしている。

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歴代政権では金泳三（キム・ヨンサム）大統領時代（１９９３〜９８年）に
大統領の次男が「小統領」といわれるほど権勢を振るい、
李明博（イ・ミョンバク）政権（２００８〜１３年）でも国会議員だった
実兄が政権ナンバー２といわれ、いずれも後に獄中生活を送っている。

しかし、今回のスキャンダルは、そうした血縁関係による家族疑惑ではない。むしろ朴大統領は過去の教訓から、妹や弟さえ大統領官邸への出入りを
厳禁するなど、血縁関係や政治的側近には厳しすぎるほど身の処し方を
統制してきた。

なのに、一般国民には正体不明といっていい、うさん臭さが漂う一介の
女友達にその堅い心を開き、大統領の座を棒に振りかねないような権力への
介入をなぜ許したのか。

その背景について政界筋やメディアでは「朴一家の恨（ハン）」を指摘する
論評が多い。
朴槿恵氏と崔順実氏は４０年の付き合いという。そのきっかけは崔順実氏の
父・崔太敏（テミン）氏に遡（さかのぼ）る。朴槿恵氏は１９７４年、母が
テロの凶弾で亡くなった際、新興宗教家だった崔太敏牧師から送られてきた
慰労の手紙に感激。以来、崔一家と関係ができたという。

さらに７９年、父・朴正煕（チョンヒ）大統領（当時）が暗殺事件で世を
去った後、多くの人々が背を向ける中で、崔一家は精神的に支えてくれたと
本人が語っている。
崔牧師には金銭疑惑をはじめ以前からよからぬ噂があったといわれる。

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朴槿恵大統領に周囲から「裏切られた」という気持ちがあるかどうかは
分からない。しかし結果的には、最も警戒してきたはずの、
「権力に接近して甘い汁を吸おうとする者」が、まさに４０年来の個人的な
女友達だったことになる。

本当の心からの友人であれば大統領に迷惑となるようなことは
遠慮してやらないだろう。巷間（こうかん）、
「コンジュ（公主＝姫）」と呼ばれ「深窓育ち」で意地っ張りだった
朴槿恵大統領に人を見る目がなかったといってしまえばそれまでだが、
その代償は大き過ぎる。

韓国の国際的イメージダウンもそうだが、朴大統領率いる保守政権の
動揺と民心の離反は著しい。
来年の大統領選に向け左派・野党勢力は大いに勢いづき、保守勢力は
茫然（ぼうぜん）自失である。となると、
対北朝鮮関係はもちろん、対日、対米関係への影響も不可避である。

(ソウル　黒田勝弘)