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2016年04月22日

大空に舞った平成のゼロ戦、心神初飛行

やっと飛びましたか、待ちに待った初飛行、誇り高き「平成のゼロ戦」
ほんとに待ったよ・・・・・・・・
いつ飛ぶのか〜、いつ飛ぶのかと、今年の夏かとも思っていたが、産経に突然
記事があり、また動画見るのにさがしたよ〜〜〜 ほんとによかった
おめでとう、ゼロ戦と同じ宙がえりを見せてほしかったな〜〜
贅沢すぎるか〜〜〜、〜〜〜


大空に舞った「平成の零戦」 米軍「F−35」を凌駕する「心神」 
「軍事情勢」野口裕之記者レポート

https://www.youtube.com/watch?v=_0AjLV1bUJw
(1/7ページ)

愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地を離陸する「X−2(心神)」
離陸する「X−2(心神)」=22日午前8時47分

驚くほど細身で、しなやかささえ漂う「白地に赤く」彩られた機体は、
前脚が滑走路から離れるや、グイと大空を見上げた。「空の青」に鮮やかに
溶け込み始めた、
操縦席直下に映える「日の丸の赤」に感動したのも瞬く間、頼もしい
爆音とともに、かなたへと消えていった。
国産初となるステルス戦闘機開発に向けた《心神》は22日、初陣を
飾ったが、眼下に広がる濃尾平野が「若武者」の門出を祝った。心神は、
防衛省の発注で三菱重工業などが製造する《先進技術実証機》の愛称で
あるが、誰が付けたか分からぬものの、富士山の別称とは心憎い。
航空自衛隊・小牧基地(愛知県小牧市)を飛び立った心神は30分後、
空自・岐阜基地(岐阜県各務原市)に着陸を果たしたが、国戦闘機開発の
再生は緒に就いたばかり。
わが国を取り巻くキナ臭い情勢を観察すれば、かつてわが国が掲げた
スローガン《翼強ければ国強し》を、再び強力に実行する時代を迎えた。

 日本航空史の屈辱「大学の応用力学科」

心神が、零戦と縁(えにし)が深い三菱重工業の愛知県内の工場で
生まれたためかもしれぬ。心神の晴れがましい姿が見えなくなると、
水を差す言葉が頭をよぎった。

(2/7ページ)

 《応用力学科》

大東亜戦争後、大日本帝國陸海軍の傑作機復活を恐れる
連合国軍総司令部(GHQ)は日本の航空機産業をズタズタにした。
《航空禁止令》により、航空機の研究開発はメーカー各社も大学も全面的に
禁じられた。
大学では《航空工学科》の看板が下ろされ、《応用力学科》などと
名称変更を強いられた。世界に冠たる名機製造に参画した技術を泣く泣く
封印し、鍋・釜の製造で糊口をしのいだメーカーもあったやに聞く。
昭和27年の《サンフランシスコ講和条約》発効で主権を回復し、
航空禁止令は解かれたが、時既に遅し。世界はジェット戦闘機の
開発競争時代に突入していた。

 ジェット戦闘機開発封印で海外メーカーの「下請け」

この遅れは痛く、技術大国でありながら長きにわたり海外メーカーの
「下請け的」存在に甘んじてきた。

心神こそ、わが国の航空機産業を蘇生・復活させる先駆けと成るのである。
心神が一身に背負う「重み」は戦略レベルと言い切って差し支えない。 

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 心神の背負う「重み」

中谷元・防衛相は2月24日、愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地で
実施された心神の地上滑走試験を視察したが、心神の背負う「重み」を
よく理解している。中谷氏は強調した−

 「(開発が)順調に進展していることを確認した」

「将来のわが国の戦闘機開発や航空機産業全体の技術革新、他分野への
応用に大変期待が持てる」

中谷氏が「順調な進展」に言及した背景には、平成7年の研究開始以来、
技術的にほぼ未開の、しかも高度な分野に踏み込み、克服しつつある
安堵感が横たわる。何しろ、米軍のF−35といった《第5世代》戦闘機の
上をうかがう、将来の《第6世代》戦闘機開発に備えた開発・製造なのだ。
30万点もの部品を組み合わせ、国産化率9割超の軍用機を造り上げた技術陣

や参加企業220社は褒められてよい。

 エンジン開発にも成功

特徴の第一は、炭素繊維を駆使し、形状を“彫刻し”た、敵レーダーに
探知されず敵を捕捉するステルス性で、国産成功例は米露中3カ国のみ。
繊維の他▽耐熱素材▽電子機器▽小型燃料装置…、わが国の得意技術を
活かした点も特筆される。
強い向かい風を受けても失速せず、旋回半径の著しい短縮を可能にした
エンジンの開発も、担当のIHIが成功した。
結果、軽量化を図り高い運動性を実現する。

(4/7ページ)

2つ目の「重み」は、中谷氏の言葉にもあるが、将来の戦闘機開発や
航空機産業全体の技術革新に資する展望だ。

平成22年3月に国内企業群が試作を始めた心神は2月以降、9回の
地上滑走実験を重ねた。そして迎えた今次初飛行は、防衛装備庁引渡し前の
最終段階にして、最大の難関であった。

 「失敗は成功のもと」

あと1回有視界飛行を試し、引き渡されても、研究中だった最新技術を
追加→試験飛行を反復→問題点をあぶり出し→分析→改善を施し→対応技術を

付加→再び飛行する。
回転を止めず進化を求め続ける、以上の過程の繰り返しを
軍事の要諦《スパイラル・セオリー》と呼ぶ。

実動・実戦で使う兵器の不具合は「自衛官の死」を意味する。従って、
セオリー途中での不具合や問題点は貴重な発展的改善材料で、次の次の
戦闘機開発にも性能アップした上で導入される。
実動・実戦で失敗をしなければそれでよく、兵器の分野ではまさに
「失敗は成功のもと」なのだ。 加えて
「学び取った技術・ノウハウは、許される範囲で最大限民間にも伝授できる」

(三菱重工業の浜田充・技師長)。

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 絶大な経済効果

経済効果も絶大だ。武器輸出3原則緩和や防衛装備庁設立と相まって、
期待は否が応でも高まる。心神には220社が関わったが、
戦闘機量産ともなれば、直接従事する企業(孫請け、ひ孫請け…を含む)
ばかりか、工場建屋建設はじめ、工場の社員食堂に食品や白衣を納入する
業者まで、さらに企業数が増える。小欄の認識で、広義の「防衛産業」とは
関連業者も入り、兵器によっては総計数千社が恩恵を受ける。

 開発資金の不足以外、良いことづくしだ。

F−2戦闘機の後継機は国産か共同開発か?

ところで、平成30年度までに空自のF−2戦闘機の後継機の取得方式を
決定する方針が決まっている。その際、後継機を《国産》にするか
《共同開発》にするかが注目されているが、大事な視点が抜けている。
心神が授けてくれる数々の技術の完成度が、
将来型戦闘機の生産・開発形態を決めるからだ。

関係者は「未定でよい」と言い切る。
国産戦闘機製造への総合力を持てば、外国が注目し擦り寄ってくる。
逆説的に言えば、国産戦闘機製造への総合力を持たぬと軍需大国に
相手にされず、共同開発には参画できない。この関係者は
「国産戦闘機の製造段階に昇った時点で、防衛技術基盤の発展や費用対効果、

企業収益など国益を冷静に勘案し、国産か共同開発かを判断すればよい」と、

まずは「国産力」蓄積を目指す方向が基本と考えている。

(6/7ページ)

仮に国産にすれば開発費は5000億〜1兆円超。一方で防衛省は、
最低でも4兆円の新規事業誕生+8.3億円の経済波及効果+24万人の
雇用創出を試算する。

他方、共同開発であれば費用・技術上のリスクを、同盟・友好国と
シェアできる。

国産・共同開発いずれにしても、海外に売り込むスキームは早期に
構築しなければならない。

 ヒト・モノ・カネ流失防止の法的スキーム

スキームといえばもう一つ必要だ。
前述した武器輸出3原則緩和や防衛装備庁設立による「副作用」対策。
3原則に縛られ兵器貿易と貿易管理面で「鎖国」状態だった
ぬるま湯時代とは違い、「開国」し、日本政府が外国との輸出入に
乗り出した現在では不可欠となった、人材(ヒト)・技術(モノ)・利益
(カネ)の流失を防ぐ法的管理スキームがないのだ。
別の関係者は日本メーカーの具体名を挙げ(仮にA社)、
「A社と提携関係を切って、ウチに来ないか?と、外国企業に手を
突っ込まれる日本企業は次第に増えている」と証言。
「開国」がもたらした現状を「舌なめずりするオオカミがうろつく荒野で、
ヒツジが閉じ籠もっていたオリの扉が開いた」と表現した。

(7/7ページ)

 ■国家守護の礎

空自出身の宇都隆史・参院議員は「戦闘機開発は国家の体制を守る
礎の一つになる。
礎の構築は、わが国が独自の技術力をしっかりと確保して、初めて達成する」

と、小欄に期待を語った。
心神は上空で、国花・桜が散った《小牧山》を愛でたであろう。
織田信長が450年ほど前、天下統一の夢を描き、自ら築いた最初の城が
《小牧山城》とも伝えられる。

「国家の体制を守る礎」と成る心神の、門出にふさわしい風景ではないか。 
(野口裕之)
タグ:日本
posted by 豊後国主 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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