シニア農夫の、B級，ブログ

セキュリテイーが甘かった訳だ、それともケンチャナヨが関係したか、
いずれにしても民族資質だな〜〜

人知れず123階に登った「忍者」 にロッテ物産は大騒ぎ

「新しいビデオを準備している。ソウル、
高さ610メートル（555メートルの間違い）のロッテワールドタワー」

27日、ウクライナ出身の写真家ヴィタリ・ラスカロフさんの
ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）に目まいがしそうな写真が
アップされた。
足の下には黄色い鉄骨の構造物、その下には123階建ての
ロッテワールドタワーの外観や石村湖などが見える。
彼はロシア出身の写真家ヴァディム・マコロフさんと
「オン・ザ・ルーフ（on the roof、屋根の上）」というチームを作り、
世界各地の超高層ビルや城・塔・遺跡などに登って写真を撮り、ネット上に
掲載することで有名な人物だ。
これまでブラジル・リオデジャネイロのキリスト像、
ドイツのケルン大聖堂、中国の上海タワーなどに登り、「証拠写真」を
撮って「都会の忍者」と呼ばれている。2人は予告通り、近く関連動画を
追加公開するものと思われる。

ロッテワールドタワーを施工・運営するロッテ物産は大騒ぎになった。
今月初めラスカロフさんたちがソウルの新村や南山の写真をネットに
アップすると、ロッテ物産は2人がロッテワールドタワーを狙っている
可能性があると考えた。そのため、
21日から工事現場周辺の主な出入口に2人の写真入りビラを貼り、
「見つけ次第、身元を確認して安全状況室に連絡せよ」と知らせたが、
防げなかったことになる。

ラスカロフさんはロッテ物産をあざ笑うかのように
「あなたが（私が来ていることに）気付いた時、
　私はすでにそこにいるだろう」と書き込み、29日に写真を
追加でアップした。

地上123階、高さ555メートルのロッテワールドタワーは韓国で最も高い
建物であると同時に、世界で5番目に高い超高層ビルとして今年末に完成する
予定だ。
タワーからはソウル市内や京畿道の一部地域が見渡せるだけでなく、
大統領が利用するソウル空港（ソウル空軍基地、京畿道城南市）の状況も
把握可能だ。
ロッテ物産が昨年11月、特殊要員や爆発物探知教育を受けた特殊犬による
対テロ班（L-SWAT）を韓国企業としては初めて設け、
セキュリティー要員400人を配置して24時間勤務にしたのも、こうした状況と
関係がある。

ロッテ物産は写真がアップされてから二日間にわたり、2人が入国した
先月末以降のすべての防犯カメラ映像をチェックしているが、
侵入経路を把握できていない。
ロッテ物産関係者は「これまでの2人のやり方を見ると、夜にこっそり
タワーに入り、夜が明けるのを待ってから123階の鉄骨構造物上で写真を
撮ったものと推定される。とにかく予測できない方法で全世界の
超高層ビルに登る人たちなのでお手上げ状態だが、今回の事件を機により
徹底したセキュリティー・システムを整備したい」と語った。

無断で建物に侵入した2人に法的責任を問うのは難しいと思われる。
ロッテ物産側は「罰金などの軽い処罰にとどまる可能性が高い。
その間に2人が再び侵入すれば、またセキュリティー上の問題が
クローズアップされる可能性があるので負担が大きい」と説明した。

李美智（イ・ミジ）記者　　朝鮮日報／朝鮮日報日本語版