2015年09月20日
恥部なり韓国現代史と韓国紙幣
韓国は、20世紀以降の現代史が恥部なのか、傍目の日本人の目からは、
李王朝が引け目に感じるが・・・
辛い現実だ、誇れるものは何もない、怠情然とした民衆と社会は
取り返したくても取り返しようが無い500年だわな・・・・?
【コラム】建国大統領の顔が載らない韓国の紙幣
英国の中央銀行、イングランド銀行は、紙幣の中の人物を周期的に変える。
来年は、5ポンド札に第2次大戦の英雄ウィンストン・チャーチル元首相を
印刷する。2年後には、
『高慢と偏見』を書いた小説家ジェーン・オースティンが10ポンド札の
主人公になる。現行の20ポンド札の図案に登場する人物は、『国富論』を
書いたアダム・スミスだ。
イングランド銀行は、アダム・スミスに代わる新たな顔を選ぶための投票を
先月19日まで行い、チャーリー・チャップリン、アルフレド・ヒチコックなど
436人を候補に挙げた。
しかし、これらの人物はいずれも紙幣の裏側の主人公だ。
どういう人物が紙幣の裏を飾るにせよ、表は必ずエリザベス2世女王になる。
自国の政治・経済・文化面における業績を多様に反映しつつも、国家の
アイデンティティーの象徴として、国家元首たる女王を前面に
登場させているのだ。
米国の紙幣では、歴代の主な大統領がその役割を担っている。
1ドル札は初代大統領ジョージ・ワシントン、
2ドル札は第3代大統領トーマス・ジェファソン。
リンカーン(5ドル札)、
ジャクソン(20ドル札)、
グラント(50ドル札)の各大統領もそれぞれ顔を出している。
大統領ではない人物は、初代財務長官のハミルトン(10ドル札)と、
避雷針を発明したフランクリン(100ドル札)だけだ。
日本では、明治維新の後、日本を世界的な列強へと押し上げた
政治・社会・文化界の大物を紙幣の図案に使っている。その中には、
福沢諭吉(1万円札)や伊藤博文(旧1000円札)など、韓国に拒否感を
与える人物も含まれている。
韓国銀行券がこうした役割を遂行しているかどうか、問わずにはいられない。
韓国の紙幣には、ワシントン大統領やエリザベス女王のような建国や
国家統合を象徴する人物も、アダム・スミスや樋口一葉(5000円札)のような
近代知性の育成に寄与した人物も登場しない。
植民のくびきを脱して離陸した、
大韓民国建国の意味を思い出させる人物も、6・25戦争(朝鮮戦争)の廃虚を
踏みしめ、わずか半世紀で経済発展と政治的民主化を成し遂げた奇跡の歴史を
象徴する人物もいない。
紙幣に登場するのは、そろって朝鮮王朝時代の偉人ばかりだ。20世紀以降の
韓国現代史を、どこまでも隠しておくべき恥部と考えていなければ、
こういうことにはならない。
日本帝国主義の元凶を処断した安重根(アン・ジュングン)や
ベルリン五輪マラソンを制覇した孫基禎(ソン・ギジョン)は、すぐさま
紙幣に登場させても遜色ない、韓国現代史の英雄だ。
白南準(ペク・ナムジュン)、朴婉氏iパク・ワンソ)など文化界の大物も、
載せられない理由はない。何より、
大韓民国の建国大統領を紙幣に載せない現実を、急いで改めるべきだ。
一部では、李承晩(イ・スンマン)初代大統領の過ちを問題にしている。
そういう人々には、中国の例を聞かせてやりたい。
中国人民幣は、1元札から100元札まで、表は全て毛沢東になっている。
毛沢東は、文化大革命や大躍進運動で数千万人を死に至らしめる過ちを
犯したが、中華人民共和国建国という業績の方がずっと大きい、と
考えているからだ。
先日、韓国の与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表が、
李承晩・初代大統領の50周忌に当たって「誇らしい国父を、国父の座に
就けるべき」と語った。ところが、
それに続く議論はない。その言葉が本心からのものなら、
紙幣に建国大統領の顔を載せることから推進すべきだ。
金泰勲(キム・テフン)文化部次長 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
李王朝が引け目に感じるが・・・
辛い現実だ、誇れるものは何もない、怠情然とした民衆と社会は
取り返したくても取り返しようが無い500年だわな・・・・?
【コラム】建国大統領の顔が載らない韓国の紙幣
英国の中央銀行、イングランド銀行は、紙幣の中の人物を周期的に変える。
来年は、5ポンド札に第2次大戦の英雄ウィンストン・チャーチル元首相を
印刷する。2年後には、
『高慢と偏見』を書いた小説家ジェーン・オースティンが10ポンド札の
主人公になる。現行の20ポンド札の図案に登場する人物は、『国富論』を
書いたアダム・スミスだ。
イングランド銀行は、アダム・スミスに代わる新たな顔を選ぶための投票を
先月19日まで行い、チャーリー・チャップリン、アルフレド・ヒチコックなど
436人を候補に挙げた。
しかし、これらの人物はいずれも紙幣の裏側の主人公だ。
どういう人物が紙幣の裏を飾るにせよ、表は必ずエリザベス2世女王になる。
自国の政治・経済・文化面における業績を多様に反映しつつも、国家の
アイデンティティーの象徴として、国家元首たる女王を前面に
登場させているのだ。
米国の紙幣では、歴代の主な大統領がその役割を担っている。
1ドル札は初代大統領ジョージ・ワシントン、
2ドル札は第3代大統領トーマス・ジェファソン。
リンカーン(5ドル札)、
ジャクソン(20ドル札)、
グラント(50ドル札)の各大統領もそれぞれ顔を出している。
大統領ではない人物は、初代財務長官のハミルトン(10ドル札)と、
避雷針を発明したフランクリン(100ドル札)だけだ。
日本では、明治維新の後、日本を世界的な列強へと押し上げた
政治・社会・文化界の大物を紙幣の図案に使っている。その中には、
福沢諭吉(1万円札)や伊藤博文(旧1000円札)など、韓国に拒否感を
与える人物も含まれている。
韓国銀行券がこうした役割を遂行しているかどうか、問わずにはいられない。
韓国の紙幣には、ワシントン大統領やエリザベス女王のような建国や
国家統合を象徴する人物も、アダム・スミスや樋口一葉(5000円札)のような
近代知性の育成に寄与した人物も登場しない。
植民のくびきを脱して離陸した、
大韓民国建国の意味を思い出させる人物も、6・25戦争(朝鮮戦争)の廃虚を
踏みしめ、わずか半世紀で経済発展と政治的民主化を成し遂げた奇跡の歴史を
象徴する人物もいない。
紙幣に登場するのは、そろって朝鮮王朝時代の偉人ばかりだ。20世紀以降の
韓国現代史を、どこまでも隠しておくべき恥部と考えていなければ、
こういうことにはならない。
日本帝国主義の元凶を処断した安重根(アン・ジュングン)や
ベルリン五輪マラソンを制覇した孫基禎(ソン・ギジョン)は、すぐさま
紙幣に登場させても遜色ない、韓国現代史の英雄だ。
白南準(ペク・ナムジュン)、朴婉氏iパク・ワンソ)など文化界の大物も、
載せられない理由はない。何より、
大韓民国の建国大統領を紙幣に載せない現実を、急いで改めるべきだ。
一部では、李承晩(イ・スンマン)初代大統領の過ちを問題にしている。
そういう人々には、中国の例を聞かせてやりたい。
中国人民幣は、1元札から100元札まで、表は全て毛沢東になっている。
毛沢東は、文化大革命や大躍進運動で数千万人を死に至らしめる過ちを
犯したが、中華人民共和国建国という業績の方がずっと大きい、と
考えているからだ。
先日、韓国の与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表が、
李承晩・初代大統領の50周忌に当たって「誇らしい国父を、国父の座に
就けるべき」と語った。ところが、
それに続く議論はない。その言葉が本心からのものなら、
紙幣に建国大統領の顔を載せることから推進すべきだ。
金泰勲(キム・テフン)文化部次長 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
タグ:韓国
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