2014年03月21日
ウクライナ情勢、ナイチンゲールの沈黙
150年ぐらい前、日本が明治維新に目覚め始めた頃アジアとヨーロッパの
交差点黒海に突き出たクリミヤ半島で起きたクリミヤ戦争、現代のトルコと英国、
フランスなど連合国とロシアと現代のウクライナ地域の連合が戦った戦争
ソ連時代ウクライナに帰属したクリミヤをロシアが再び取り戻したと言う訳だ。
”眠れる極北の白熊”が目覚めたと言うわけか。世界はいまだに混沌状態・・
交差点黒海に突き出たクリミヤ半島で起きたクリミヤ戦争、現代のトルコと英国、
フランスなど連合国とロシアと現代のウクライナ地域の連合が戦った戦争
ソ連時代ウクライナに帰属したクリミヤをロシアが再び取り戻したと言う訳だ。
”眠れる極北の白熊”が目覚めたと言うわけか。世界はいまだに混沌状態・・
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黒い怪獣 3月21日 2014.3.21 03:34
[産経抄]
真っ黒に塗りつぶされた怪獣が、建物に向かって火を噴き、人々が逃げまどっている。ユーゴスラビア(現セルビア)・コソボ自治州での紛争が激化していた
1999年4月、隣国のアルバニアには、大量の避難民が流れ込んでいた。
▼そのキャンプ村を訪ねたとき、10歳の子供たちが共同で描いた絵に目が
留まった。黒い怪獣はセルビア兵や民兵、逃げているのがアルバニア系住民を
表しているのは明らかだった。
▼2カ月後、北大西洋条約機構(NATO)軍とともに入ったコソボでは、
虐殺の痕跡が残る現場を何カ所も歩いた。コソボは2008年にセルビアからの
独立を宣言する。それに最後まで反対していたのが、
セルビアと民族的にも宗教的にも近いロシアだった。
▼だったら、今度はこっちの言い分を認めろという論法らしい。
プーチン大統領は、クリミアのウクライナからの独立とロシアによる併合の正当化の
根拠として、コソボ独立を持ち出した。もっとも、コソボと違って、
クリミアでは多数派のロシア系住民が迫害されてきたわけでも、
難民が出たわけでもない。
▼ロシア併合がクリミアの住民の意思だと主張するのなら、コソボと同じく
イスラム教徒が多数を占めるチェチェン共和国については、
どのように説明するつもりか。住民の独立への願いを、
武力で押しつぶしてきたのが、ほかならぬプーチン大統領だった。
▼コソボでは独立後6年たった今も、アルバニア系、セルビア系両住民の和解は
進んでいないという。
併合後のクリミアで、ロシア系住民とウクライナ人、そしてソ連時代に弾圧された
先住民族タタール人が果たして共存できるのだろうか。
真っ黒な怪獣が人々に襲いかかる、恐ろしい光景を二度と見たくない。