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2014年09月13日
Luck or Not -DAY3- @Seoul
頼んでいたものを受け取ると、逃げるように明洞(ミョンドン)を後にした。
注文していたサングラスは、オリジナルのレンズが特殊な色で、
同じ色にするとかったほうが安いぐらいかかりますよ、といわれ、
違う色のレンズで仕上げてもらっていた。
試してみると予想以上の出来上がりで、スタッフに丁重に礼を告げ、店を離れた。
原宿や渋谷のように浮かれて陽気で賑やかな明洞は、
一人旅の男からすると気恥ずかしくて居場所がない。
喧騒を振り切るように地下鉄の駅に駆け下り、自動改札を抜けた。
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眼鏡店で待つ間、店員さんにオススメの飯屋や食事場所を教えてもらったが、
市場で食べたピンデトックが腹に残っていて、夕食にも早すぎる。
日が沈み、撮影もジ・エンド。
こうなると目指すはカジノ、である。
明洞から乗り換えなしでいける江辺(カンビョン)駅を目指し、東へ。
地下鉄2号線で15分ちょっとの道のり。
小高い丘の上にあるシェラトン・ウォーカーヒルへは、
江辺駅とクワンナル駅からシャトルバスが運行している。
無料でひっきりなしに巡ってくれているので、便利だ。
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かなり前に訪れたときはクワンナルの駅を利用したので、
江辺駅を降りてはみたが、右も左もわからない。
人の流れに任せて、駅の右側に出てみたが、
市バス乗り場と大きな長距離バス・ターミナルがあるだけ。
う〜ん、シャトルバスはどこなのでしょう。
駅に戻り、券売所で尋ねた。
「ウォーカーヒル行きのシャトルバス乗り場はどこですか?」
「左側の出口を出て、右に歩くと乗り場がありますよ」
英語で尋ねたが、駅員さんは快く教えてくれた。
自分の会社とは関係ないことなのに、ありがとう。
反対側に出ると、舗道に屋台が所狭しと並んでいる。
野菜を選んでいる人もいるし、オデンをつまんでいる人もいる。
大きな横断歩道の向こうには大きなショッピングビルが建っていた。
こちら側にもあった市バス乗り場を歩くが、シャトルバスの表示がない。
探しあぐねて歩いていると、シェラトンの文字が入ったバスが到着し、客を降ろしていた。
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「乗せてくれ〜〜」
手を挙げ、合図するとドライバーはドアを開け、待っていてくれた。
さあ、カジノでの一戦、はじまりはじまり。
写真1;もちろん、オカズです。よく動く顔の部分はおいしいらしい。
写真2;市場の中のモツ屋さん。臓物や腸詰など注文を受けると手際よく刻んで包んでくれる。
写真3;日本では観たことないキムチもあり、色とりどり。
写真4;東大門市場、清渓川からの眺め。
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2014年09月12日
Looking for -DAY3- @Seoul
市場を離れると雨上がりの空気がキンと冷えていて、心地よかった。
昨日注文したサングラスを受け取りに明洞(ミョンドン)に行かなければならなかった。
市内の地図を広げてみると、
広蔵市場(クァンジャン・シジャン)から明洞までは、たいした距離ではなさそう。
地下鉄の駅なら3つほど。
東京都内の地下鉄駅に沿って歩くのと距離感は変わらない。
市場を出て、西の方角を目指し、見知らぬ街を歩き出した。
この辺は方向音痴じゃないので助かる。
犬のように鼻が利く、というのは大ゲサだが、
なんとなく当たりをつけた方角を目指して歩くと、なんとなくたどり着く。
ツアー・コンダクター時代にも、
ツアーで立ち寄る新しい契約先のレストランに、
お客さんご一行を引き連れ、地図一枚でたどり着いたり、
文字だけの説明のガイドとのアポイント場所に到着するのはあまり苦にならなかった。
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モチロン迷いそうな気配に襲われれば、ダレカレかまわず、聞いて回るし、
道路標示や住所など目に付くものを拾い集めるのがたぶん得意なのだ。
店先の黄色いポストを覚えていたり、消えかかった横断歩道を目印にしたり、
同じところをグルグル迷った、という経験はあまりない。
さすがにハワイ島のキラウェア火山が噴火した海辺の溶岩後を歩いたとき、
溶岩に閉ざされた道路から溶岩へ入っていくのだが、
写真を撮りながら歩いていたら、その道路へいつまでたっても戻れなくて、あせったことがある。
カメラに夢中になり、気付いたら点々といた観光客が誰もいなくなり、
あっさり帰る方向を見失った。
常夏の島だというのにのんきに水も持っておらず、
レンタカーを止めた場所につながる道路へ戻るキッカケを失い、
歩きづらい溶岩の上を延々と迷い続けた。
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そりゃあそうだ。
目印のカンバンはないし、道を尋ねる相手もいない。
日はドンドン暮れていくし、こりゃあ、軽い遭難だ、と思いながら、
ゴツゴツした溶岩の上を歩いた。
最悪の場合、海に出て、海岸線を辿ればどうにかなる、なんて軽く考えていたのだが、
予想以上に広くて長い溶岩と
カラダが上下するほど歩きづらい地面に、涙目になりかけた。
なんとか戻って、レンタカーにたどり着き、
公園出口にいたレンジャーに
「よう、遅かったな。最後の一人だよ」といわれた時は自分のうかつさにあきれた。
レンジャーに捜索された日にゃア、笑い話にもならない。
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昼まで降り続いた雨がスッカリ街を洗い流し、空気を冷やしていた。
実は到着してから前日まで、目のカユミとノドがいがらっぽくて困っていたのだ。
やたらと咳き込むし、目がかゆい。
「渋滞が増えたソウルの排気ガスのせい?」と塑像していたのだが、
日本のニュースとこの雨を重ねて、謎が解けた。
「黄砂」。
日本列島を覆い尽くした中国からの「黄砂」は、
ここ朝鮮半島にも被害を及ぼしていた。
大陸の一部だけあって、その被害は日本より深刻だとか。
ソウルの街なかにもマスクをつけている人は多いし、
なかには防塵のグラスをしている人もいた。
黄色い砂がソウルでも舞い散っていたのだ。
それを午前中の雨が洗い流した。
顔を撫でる風は切るほどに冷たくなったが、澄んだ空気が心地よかった。
普通の街の、普通の通りの、普通の人々に紛れて歩いていると普段見えないものも見えてくる。
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明洞につくと、空から白いものが落ちて来はじめた。
暗くなりはじめた時刻、道路が乾きはじめ、
またホコリに混じって黄砂が舞っているのかと思ったら、雪だった。
降る、というほどの量ではなかったが、時折、舞い落ちてくる。
今日の昼、決勝で敗れはしたものの善戦したWBC韓国代表チームの悲しみが舞っているようだった。
写真1;人参。といっても高麗人参のアウトレット版。
写真2;街角の出店。湯気のとおり、冷え込むと売れ行きがいい。
写真3;市場へ買い付けに。バイクだろうが自転車だろうがとことん積み込む。
写真4;独活(ウド)。たぶんウドちゃんだと思われます。天野くんはいなかった。
2014年09月11日
Local Market -DAY3- @Seoul
南大門にしろ、東大門にしろ、ソウルには「市場」と名のつく場所が多い。
「市場」といってもただ土産店が並ぶだけだったり、問屋街だったり、
その形態もさまざまなのです。
そのなかで比較的生活臭がする、というか、地元の人の食を支える市場に足を伸ばすことにした。
といっても、ソウルの町のど真ん中にあり、
東大門の問屋街に沿うようにある「広蔵市場(クァンジャン・シジャン)」。
もはや観光スポットとも化していはいるが、足を伸ばしたことがなかったのだ。
屋根で覆われたスペースには野菜や衣料、乾物に生鮮食料品、
所狭しと物が置かれ、地元の人が品定めをし、値段交渉をし、
日々の生活の糧を求めている。
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市場はみているだけでも楽しい。
無責任な観光客がカメラ片手に無遠慮に入り込んでいくのは気が引けるが、
声をかけ、許しを得ながら写真を撮る。
観光客にはなんの特権もないどころか、彼らの生活に割り込む権利すらないのだから。
ローカル・エリアのローカル・マーケットのローカル・フード。
次から次に触手を伸ばしたくなる食べ物が満ち溢れている。
この国に限らず、市場には「ソウル・フード」が溢れている。
いつしか自分たちの国には、混沌とした「マーケット」は消え去り、
整然とした清潔な「スーパー・マーケット」ばかりになってしまった。
自分たちの「ソウル・フード」はどこにいってしまったのだろう。
旅先の見知らぬ市場を歩くたびにそんなことを思う。
みているだけではつまらないので、連なる屋台にチャレンジ。
ちょっと遅めのランチタイム。
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いつものようにちょっと混んでいる店をチョイス、
肩を寄せ合う店先のイス、譲ってもらい、座る場所を確保した。
「それ1つ!」
店先で香ばしい香りを立てていたパンケーキのバケモノを注文。
刻まれたそいつは醤油付けのタマネギといっしょに頬張る様子。
周りをなぞって、真似して食べてみた。
揚げるような量の油で焼いているので香ばしい。
少し冷え込む陽気にはこたえられないおいしさ。
後で調べてたのだが、こいつは「ピンデトック」というシロモノ。
緑豆を臼で引き、それを多目の油で焼き上げたまさに「ソウル・フード」。
連なるイスの右側では、カップルが一枚を分け合い、
左側では2組のオバチャンがこいつをツマミにマッコリを煽っていた。
どうやらマッコリを呑みながら、食べるのが常道らしく、
皿が置かれると、店のオネエチャンに「マッコリは?」と尋ねられた。
昼間からマッコリを煽って、ダベっている主婦がいるのも韓国。
その後ろを「おいしいのかな?」なんてささやきながら日本人観光客が歩いていくのも韓国。
市場はヤッパリ楽しい。
写真1;ピンデトック。一枚で2,500W。大食いだが、食べ切れず、1/4残した・・・。
写真2;市場の通路に似たような屋台が連なる。
写真3;人気のお店のアジュマ。焼いているそばから売れていく。
写真4;オバサマ二組。両組ともマッコリでイッておりました。
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2014年09月10日
Love Baseball -DAY3- @Seoul
この日は朝から寒い雨が降っていた。
写真も撮れず、買い物もする気がなかったので、ベッドに沈む。
熱いコーヒーを飲みながら、TVのスイッチを入れ、
WBCの決勝戦を観戦することに決めた。
ソウルではKBS、SBS、MBCと3つの放送局が、同じ画面で放送をしている。
注目のスポーツ中継とはいえ、日本ではありえない現象。
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試合の内容は過ぎたことなのでさて置き、やはり質の高い野球は楽しい。
鐘や太鼓のないボール・パークには乾いたバットの音が響き、
目にも鮮やかな天然芝は画面越しでも美しい。
日本のプロ野球はこういう素晴らしい経験を踏まえ、
変貌を遂げないのだろうか。
今年もまた鐘や太鼓を打ち鳴らし、みんな揃って大合唱の応援を続けるのだろうか。
経営側の都合で選手寿命を縮めるだけの人工芝と風を感じないドーム球場。
土が剥き出しの内野でプロがプレイしている限り、巷に芝の球場は生まれない。
ガンバレ、Jリーグ!といいたくなる。
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試合が終わった昼過ぎに雨は小降りになり、追って止んだ。
対戦国・韓国のど真ん中で、優勝チームの国民が歩くとどうなるだろう。
生卵でもぶつけられるかな。
それもまた一興。
まあ、日本の旗でも振って歩けばそうなるだろうが、
全日本のファンでも熱狂的な愛国者でもないので、その気もない。
地下鉄の駅に向かって歩みを進めるが、時折落ちる水滴に寒風がきつい。
そういえば、昨夜の夕食。
勘定書きをもらってきて、宿にあった辞書で調べると、
頼みたかった「カムジャタン」は二人前のお値段。
しかも大き目の鍋物なので、金額が22,000Wとかさんでいたのだ。
そういえば、オバチャンが「一人で食べるの?」とリアクションしていたような。
こちらが一所懸命いっていた「一人前」は設定がなかったのですね。
「ヘジャンクッ」に変更してもらって、大正解。
金額どうこうよりもバカデカイ鍋抱えて、悪戦苦闘するところでした。
牛骨煮込み「ヘジャンクッ」は、なかなかに辛くて、ご飯が進み、
結局、もう一杯おかわりをもらった。
「マシッソヨ〜」といいながら白飯を頬張る変な日本人をみて、
食べ方を教えてくれた店のオヤジさんも笑っていたっけ。
正しい日本語があふれる「明洞」に比べ、
日本語どころか英語もない「木洞」、そんな地元エリアが楽しい。
駅構内に入り、ホームで一息ついているとイキナリ行き先を聞かれた。
「これ、東大門いく?」って、なんでオレに聞く?
その程度のハングルはわかるから「イェー」(韓国語でハイ)と、答えたけど。
オバチャン!こちとら、ハングルはからっきしでい。
写真1;甘味なのか、乾物なのか、正体不明
写真2;キムチ屋サン。店ごとに味も異なるのでしょうね。
写真3;できたて豆腐。
写真4;醤油付けの蟹。日本に比べると手軽な値段。
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2014年09月09日
Midnight Dinner -DAY2- @Seoul
ギャンブルもしないのにカジノで時間を費やし、日付が変わる時刻に宿に戻った。
帰ってくる途中、夕食を摂っていないことに気付いた。
所々、買い食いをしていたせいか、はたまた歩きすぎたせいか、
夕食を食いっぱぐれていたのだ。
カジノに挑む気力が沸かなかったのはすきっ腹のせいだったのか。
宿のオニイチャンが「あそこオイシイヨ」と教えてくれた食堂を思い出し、足を向ける。
入口で靴を脱ぎ、板張りのフロアに置かれたテーブルについた。
さすがに日付が変わろうとしている時間だけあって、客がいないかと思ったが、
自分と同じような単独男性客が2名いて、二人とも新聞に目を落としていた。
メニューをもらうが、ご承知のとおり、全部ハングル。
一発で白旗降伏。
海外旅行はコノ1冊があれば大丈夫!
宿のニイチャンが「あそこのカムジャタンがオイシイ」といっていたのを思い出し、
店のオバチャンに「カムジャタン!」と景気よく言い放ってみた。
「カムジャタン」は肉つきの豚の背骨とじゃがいもやゴマの葉、
ネギなどを煮込んだ辛めのスープの鍋料理で、韓国でも人気の一品だ。
その言葉を聞いたオバチャンが勘定書きを指差す。
その先を見ると、22,000ウォンと記されていた。
「高いなあ」
一人前で約1,500円はチト高い。
「一人前でコレ?」と言ったものの、我が口から出るのは悲しき日本語。
オバチャンには通じていない。
勘定書きの下のほうには、5,500Wとか5,000Wとか、妥当な金額が並んでいる。
が、一番上にある「カムジャタン」は22,000Wと突出して高い。
「これは?」と5,500Wを指差すと、
「ヘジャンクッ」といわれる。
だがこちらには「ヘジャンクッ」がわからない。
う〜〜ん、話がまったく進まない。
価格的にガクンと落ちるコイツは、一品料理、あるいはサイドメニューなのか?
すべてはハングルがわからないコチラが悪いのである。
オバチャンは目の前で腰を据えて、アレコレ説明してくれている。
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まあ、1,500円で旅がダメになるわけではないので、腹を括って告げた。
「カムジャタン、ハナ(一人前)!」
勘定書きに書き込み、オバチャンが立ち上がったとき、
後ろで食べていたサラリーマンの膳が目に止まった。
「これなに?」
「ヘジャンクッ」
「おおおおおお!!」
小ぶりな石鍋に入った煮込み鍋のセットを食べている、そいつがヘジャンクッかああ。
早く言ってよう。
「チェンジ、チェンジ ジュセヨ」 メチャクチャなハングルである。
やって来た一品は「牛骨の煮込み鍋・一人前」。
キムチやミソがその周りを固め、テーブルを埋める。
どうやらご飯はついていないらしく、
「パプ、ジュセヨ」(ご飯ください)となぜか覚えているハングルで告げると、
銀の器に入った古代米のご飯を添えてくれた。
食べはじめようとすると、入口のレジにいたオヤジさんが詰め寄ってきた。
ムム、と思って気圧されていると、
「これは取り皿、これはカラ入れ。スープをここに掬って食べるのだよ。
肉はこの油をつけるとオイシイぞ」
と多分、いっていたのだと思う。
ハングルと身振り手振りでていねいに説明してくれた。
「おお。カムサハムニダ」 少ないハングルを連発し、謝辞を述べると、
オヤジさんは照れくさそうにレジの定位置に戻っていった。
牛骨鍋の暖かさより、人の暖かさが染みた。
写真1;海鮮鍋というか魚の白子鍋。
写真2;市場の食堂は盛況。店先で忙しく調理の手が進む。
写真3;こいつが辛さの源。
写真4;「ヘジャンクッ」どこの店でもコレぐらいの付けあわせが並ぶ。
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