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2022年01月02日
京都市営地下鉄・市バスが赤字になる理由がわからない
京都市営地下鉄・市バスの現状
京都市営地下鉄は54億円の赤字となり、国に報告する収支改善策が必要になる「経営健全化団体」への転落になり市バスも48億円の赤字となった。コロナによる観光需要の激減やインバウンド需要がなくなったと理由をつkているが本当なのか?
京都に住んでいたこともあるし、京都に行くことも多い。そのため京都について身近に感じているが、身近に感じれれば感じるほど思うのは赤字になる理由がわからない点である。
あるデーターによれば、京都市営地下鉄で最も乗降客数が多いのは京都駅で12万5341人があり、最も少ない九条駅では5,274人である。これが多いのか少ないのかわからないでしょう。そのため対比をします。
大阪メトロの場合は最も乗降客数が多いのでは梅田駅で34万5789人と多いですが、南港ポートタウン線の5つの駅は5000人を下回っています。阪神電車は最も乗降客数が多いのは梅田駅で16万7929人で最も少ないのは住吉駅で2,938人になる。これだけ考えても京都市営地下鉄だけが経営が苦しい理由はわかりません。
確かに、観光客減少などの影響はあるかもしれませんが、烏丸線・東西線に乗車していても椅子に座れるレベルで空いているわけではありません。これは別問題があるのでしょう。
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危機感のない京都の問題
東西線の延伸などが負担が重たくなっている一因はあるのでしょうが、やはり気がかりなのは敬老乗車証です。70歳以上の高齢者は地下鉄・市バスのフリーパスが与えられます。流石に、財政悪化に伴って所得に応じて負担金を求める方針ですが、とても財政が悪化している地下鉄や市バスが導入している場合ではないでしょう。
実は、敬老乗車証の影響で市バスなどは乗客数は多いです。多いですが収益の改善にならないだけでなく各バス停で止まるほど他の地域のバスに比べてスピード面で不満が残る点があります(時間がかかりすぎる)。高齢者にとっては便利なのですが、観光客にとっては不満が残ります。実際、京都に在住していた際は移動は自転車でしたがバスと時間がかからないレベルでした。
実は、市バスなどが赤字になれば税金の負担額が大きくなるわけで、結局は現役世代が苦しむ結果になります。
市バス運転手の月給平均47万円という報告もあるが、かなり高額である。この問題点は敬老乗車証の影響もあり過剰に路線を抱えている可能性がある。そのため、運転手を多く抱える=人件費負担になる。敬老乗車証も半額支払いなどに変えれば様相が変わるのだが…。誰もが既得権益は外したくないようですが…。赤字なら改善は必要。
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行政の方向性が不明
京都の行政機関は、京都をどの様な方向に持っていきたいのか不明である。観光資源を活かすつもりはあるのか?
最近でも思うにのは、色々な地域のバスに乗車していますが、京都の市バスだけが印象は良くないです。以前、だいぶニュースで叩かれたこともありマシにはなりますが、運転の丁寧さは他の地域と比べても気になる点があります。ただ、そもそもバスもタクシーも運転が荒い。タクシーは裏道でも人が歩いていても結構なスピードで走っています。
インバウンドによる観光客が多かった時も、明らかなオーバーツーリズムになっていた。そのため、インバウンドがなくなれば厳しい状況は続くでしょう。京都は雰囲気が良いだけで寺院などに興味がなければ観光資源が弱くなります。特に若い世代に魅力がないかもしれません。食べ歩きやスイーツなど他の地域も同じようなものが増えています。
そのため、インバウンドやコロナの責任にしても来年度・再来年度に回復するとは思いません。そもそも、それなりの大都市でありながら地下鉄が2路線あるだけで赤字になる方がおかしい。
神 戸…26駅
名古屋…87駅
札 幌…46駅
福 岡…36駅
京 都…31駅
この様に比較すると京都の31駅は決して駅数が大きいというわかではない。逆に言えば、堀川通り・西大路など地下鉄をつくりやすい場所は多いのですが、まぁ開通はしないでしょう。そのため、民営化するなど放漫財政を改善しないと永遠に赤字は続くだろう。
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