2017年10月01日
《その60》 strcpy関数 と Visual Studio C++ からの警告(p.308)
strcpy関数は、文字列を扱うライブラリ関数の一つです。
strcpy関数
ヘッダ : #include <cstring>
形 式 : char* strcpy(char* s1, const char* s2);
返却値 : コピー後のs1
この strcpy関数を使ったプログラムを Visual Studio C++ でコンパイルしてみます。
結果を先に言ってしまうと、
Visual Studio C++ は、警告を表示して、コンパイルしてくれません ( ̄∇ ̄;)
#include <cstring>
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
char str1[] = "abcdefghijklmn";
char str2[] = "ABCDEFG";
strcpy(str1, str2);
cout << "str1 … " << str1 << '\n';
}
strcpy関数は安全じゃないから、strcpy_s関数を使ったほういいと言ってるようです。
調べてみたら、strcpy_s関数の仕様は strcpy関数とはけっこう違うみたいだし、そもそも
新版明解C++入門編で勉強しているわけだから、やっぱり strcpy関数で行きたいですよね。
で、この警告の表示を良く見たら、
『 _CRT_SECURE_NO_WARNINGS 』を使えば、警告されないような・・・。
使ってみました。
#define _CRT_SECURE_NO_WARNINGS
#include <cstring>
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
char str1[] = "abcdefghijklmn";
char str2[] = "ABCDEFG";
strcpy(str1, str2);
cout << "str1 … " << str1 << '\n';
}
O(≧▽≦)b 大丈夫みたいです!
新版明解C++入門編に出てくる関数で Visual Studio C++ が警告してくるものが、けっこうあるらしいのですが、これでとりあえず安心です。
上の警告の表示で、エラーコードが C4996 となっているので、
_CRT_SECURE_NO_WARNINGS
の代わりに
#pragma warning(disable:4996)
でもいいみたいです。
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