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2018年06月01日

《その396》テキストファイルの読み込み(1)


テキストファイルの読み込み(1)

 今回は、テキストファイルを読み込んで表示するアプリです。
 読込み・表示 だけの単純なアプリです。基本機能だけのプログラムなので、読込みエラー等については未対策です。

 プログラムの説明は、下記 MainPage.xaml.cpp のコード中に記入しました。


アプリの開始画面です。
add_d181.png

ボタンをクリックするとファイルピッカーが表示されます。
add_d182.png

選択したファイルの内容が表示されます。
add_d183.png


 以下は、MainPage.xaml.cpp です。

//
// MainPage.xaml.cpp
// MainPage クラスの実装。
//

#include "pch.h"
#include "MainPage.xaml.h"
#include <fstream>

using namespace App12;

using namespace Platform;
using namespace Windows::Foundation;
using namespace Windows::Foundation::Collections;
using namespace Windows::UI::Xaml;
using namespace Windows::UI::Xaml::Controls;
using namespace Windows::UI::Xaml::Controls::Primitives;
using namespace Windows::UI::Xaml::Data;
using namespace Windows::UI::Xaml::Input;
using namespace Windows::UI::Xaml::Media;
using namespace Windows::UI::Xaml::Navigation;


MainPage::MainPage()
{
InitializeComponent();
}


void App12::MainPage::button_Click(Platform::Object^ sender,
Windows::UI::Xaml::RoutedEventArgs^ e)
{
// FileOpenPickerクラスオブジェクト fp を作成します。
Windows::Storage::Pickers::FileOpenPicker^ fP =
ref new Windows::Storage::Pickers::FileOpenPicker();

// 選択対象ファイルの拡張子を設定します。
fP->FileTypeFilter->Append(".txt");

// ひとつのファイルを選択するための ファイルピッカーを表示します。
concurrency::create_task(fP->PickSingleFileAsync())
.then([this](Windows::Storage::StorageFile^ file)
{
// ファイルの選択に成功した場合
if (file) {

// pickedFile : 選択ファイル名
Platform::String^ pickedFile = file->Name;

// 内部フォルダへのパスを取得します。
Windows::Storage::StorageFolder^ localFolder
= Windows::Storage::ApplicationData::Current->LocalFolder;

// 内部フォルダにファイルをコピーします。
// NameCollisionOption::ReplaceExisting の指定で、
// 既存のファイルがある場合は 置き換えます。

concurrency::create_task(file->CopyAsync(
localFolder,
pickedFile,
Windows::Storage::NameCollisionOption::ReplaceExisting))
.then([this](Windows::Storage::StorageFile^ copiedFile)
{
// ファイルのコピーに成功した場合
if (copiedFile) {

// コピーしたファイルへのパスを取得します。
String^ Path2 = copiedFile->Path;

// パスを wstring型に変換
std::wstring fP(Path2->Begin());

// in : 入力用ファイルストリーム
std::ifstream in(fP);

// 入力用ファイルストリームから string型文字列 str
// を取得します。

std::string str((std::istreambuf_iterator<char>(in)),
std::istreambuf_iterator<char>());

// MultiByteToWideChar関数を利用して、
// str を wstring型文字列 wstr に変換します。

int size
= MultiByteToWideChar(CP_ACP, 0, str.c_str(),
-1, NULL, 0);
wchar_t* p = new wchar_t[size];
MultiByteToWideChar(CP_ACP, 0, str.c_str(), -1,
p, size);
std::wstring wstr(p, p + size - 1);
delete[] p;

// wstr を String^型文字列 p_str に変換します。
String^ p_str = ref new String(wstr.c_str());

// textBlock->Tex に p_str を設定します。
textBlock->Text = p_str;
}

// ファイルのコピーに失敗した場合
else {
// エラー処理・・・省略してあります (;^ω^A
}
});
}

// ファイルの選択に失敗した場合
else {
// エラー処理・・・省略してあります (;^ω^A
}

});
}




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