2018年04月07日
《その357》double型の内部表現(3)
double型の内部表現
本ブログの《350》double型の内部表現(2)では、数値の内部表現構造を、内部表現の表現ルールに従って、作成しました。
しかし、ルールに基づいて作成した内部構造が、実際の内部構造と一致しているかどうかの確認は、まだ行っていません。
そこで今回は、実際の内部構造を調べて、本ブログ《350》の結果と一致するかどうかを調べます。
本ブログ《350》のときと同様の値、
0.6
-12.75
2.0
0.0625
-0.00012
について、実際の内部構造を確認します。
下記のプログラムでは、前回《356》と同様の考え方を使っています。
前回は、ビットの並びを表す string型文字列の作成を、 main関数で行っていましたが、今回のプログラムでは、関数 func で行うようにした点だけが異なります。
以下は、プログラムです。出力結果を比較すると、本ブログ《350》の結果と一致していることがわかります。
#include <string>
#include <iostream>
using namespace std;
const unsigned bits
= numeric_limits<unsigned char>::digits;
string bits_of(char x) {
string temp;
for (unsigned i = 0; i < bits; i++) {
if ((x >> i) & 1U)
temp = '1' + temp;
else
temp = '0' + temp;
}
temp += '\0';
return temp;
}
void func(double& ref) {
char* ptr = reinterpret_cast<char*>(&ref);
string x;
for (int i = 0;
i < sizeof(double) / sizeof(char);
i++
)
x = bits_of(*(ptr + i)) + x;
cout << x << '\n';
}
int main() {
double x;
x = 0.6; func(x);
x = -12.75; func(x);
x = 2.0; func(x);
x = 0.0625; func(x);
x = -0.00012; func(x);
}
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