2018年03月23日
《その347》ios_baseクラス(2)
メンバ関数 width
ios_baseクラスのメンバ関数のうち、
self関数
unself関数
flags関数
については、前回《346》、利用しました。
今回のプログラムは、
width関数を扱っています。
この関数は、出力時のフィールド幅を取得・設定します。
標準出力ストリーム および ファイル出力ストリームについて、
その最上位基底クラス ios_base のメンバ関数 width を利用して、書式設定しています。
cout.ios_base::width(10);
ofstream fos("text.txt"); fos.ios_base::width(10);
出力幅が文字列の文字数より多い場合、デフォルトでは、左の余白部分がスペースで埋められ、文字列は右寄せで出力されます。
なお、width関数は、オブジェクトcout, ofstream fos のメンバ関数でもありますから、
ios_base:: の部分は、省略可能です。
#include <fstream>
#include <string>
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
ofstream fos("text.txt");
if (!fos) {
cout << "ファイルをオープンできま"
"せん。\n";
exit(1);
}
char str[6];
cout << "文字列(6文字未満) : ";
cin.ios_base::width(6);
cin >> str;
fos << "※";
fos.ios_base::width(10);
fos << str << '\n';
fos << " ^^^^^^^^^^\n";
cout << "\n直接、cout で画面に出力\n";
cout << "※";
cout.ios_base::width(10);
cout << str << '\n';
cout << " ^^^^^^^^^^\n";
fos.close();
ifstream fis("text.txt");
if (!fis) {
cout << "ファイルをオープンで"
"きません。\n";
exit(1);
}
cout << "text.txt から読み込んで"
"画面出力\n";
while (1) {
string tmp;
getline(fis, tmp);
if (!fis) break;
cout << tmp << '\n';
}
}
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