2018年02月23日
《その306》 2項ファンクタ
2項ファンクタ
前回の《305》で取りあげたファンクタは、すべて2項ファンクタと呼ばれるタイプで、
例えば、
greater<int>()(5, 6);
less<int>()(5, 6);
less<int>()(5, 6);
のように、仮引数を2個受け取ります。
2項ファンクタは、標準ファンクタであれば、そのクラステンプレートは すべて、
次の binary_function<> から派生しています。
template <class Arg1, class Arg2, class Result>
struct binary_function {
typedef Arg1 first_argument_type;
typedef Arg2 second_argument_type;
typedef Result result_type;
};
したがって、例えば greater<double>クラスでは、次の typedef名が使用できます。
first_argument_type
second_argument_type
result_type
#include <functional>
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
cout << typeid(
greater<double>::
first_argument_type
).name()
<< '\n';
cout << typeid(
greater<double>::
second_argument_type
).name()
<< '\n';
cout << typeid(
greater<double>::
result_type
).name()
<< '\n';
}
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