2018年01月28日
《その261》 テンプレートクラス内のクラステンプレート(2)
テンプレートクラス内のクラステンプレート(クラスの外部でも定義)
前回《260》のプログラムでは、クラステンプレートの内部だけで、入れ子のクラステンプレートの定義を行いました。
今回のプログラムは、入れ子のクラステンプレートの定義を、外側のクラステンプレートの外部でも行っています。
この場合、テンプレートパラメーターを、入れ子の深さに応じて、
template <class T1> template <class T2>
のように繰り返して記述しなければなりません。
以下はプログラムです。
#include <string>
#include <iostream>
using namespace std;
template <class T1> class Outer {
public:
template <class T2> class Inner {
public:
void disp(T2 t2);
};
Inner<int> i_int;
Inner<char> i_chr;
Inner<double> i_dbl;
T1 t1;
Outer(T1 x) : t1(x) { }
};
template <class T1> template <class T2>
void Outer<T1>::Inner<T2>::disp(T2 t2) {
cout << "◆「 "<< t2 << " 」は、"
<< typeid(t2).name() << "型の値です。\n";
}
int main() {
Outer<string> o_int = Outer<string>("メモ");
cout << o_int.t1 << '\n';
o_int.i_int.disp(12345);
o_int.i_chr.disp('s');
o_int.i_dbl.disp(6.62607);
}
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7249653
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック