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スカルノ(1901~1970)
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スカルノ(Sukarno)は、インドネシアの植民地時代(オランダ領東インド時代)から民族主義運動、独立運動において大きな足跡を残した政治家。Sukarnoでフルネーム。ジャワ島東部の都市スラバヤ生まれ。父はジャワの下級貴族の出身で小学校教師、母はバリ人貴族の出身でヒンドゥー教徒だった。名前の「スカルノ」は、ジャワのワヤン劇に登場する武芸の達人「カルノ karno」に由来。幼い頃からオランダ語を学び、原住民学校を卒業後、ヨーロッパ人子弟の通う小学校を経て、スラバヤの高等市民学校に入学、1921年に同校を卒業後、高等工業学校(現バンドゥン工科大学)に入学、1926年卒業、本格的に反植民地運動を開始。1927年、インドネシア国民党を結成。各地で積極的に集会を開催し、壇上での熱のこもった演説で聴衆を魅了し、「民族の指導者」として認められるようになった。1929年、逮捕されるも、1931年、出獄。1933年には再び逮捕され、フローレス島→1938年スマトラ島のベンクルに流刑となる。ファトマワティと出会い、結婚(後に第1夫人)。太平洋戦争が始まり、日本軍がオランダ領東インドを占領すると、第16軍司令官である今村均はオランダに囚われていたスカルノやハッタらを解放した。スカルノらもまた民衆総力結集運動を組織し、日本軍に協力しオランダ軍と戦うことを選択した。日本の敗戦から2日後の1945年8月17日、スカルノとハッタの2人がインドネシアの独立を宣言。しかし、これを認めないオランダは軍を派遣し、同地の再植民地化に乗り出した。戦局はオランダ優位に進むかに思われたが、オランダはインドネシアの武装勢力とのゲリラ戦に苦しめられ、また、国際的な非難も高まり、外交交渉による紛争の解決がはかられた。1950年8月15日、単一のインドネシア共和国が発足。1955年、第一回アジアアフリカ会議(バンドゥン会議)を主催し、国際社会での知名度を高めた。1950年代末頃から「指導される民主主義」の構想を打ち出した。国内では大衆からの支持を維持するため、スカルノはたえず、ナショナリズムを鼓舞しつづけた。反帝国主義、反植民地主義を掲げて、1963年に成立したマレーシアとの対決を宣言した。そのため国際社会からの経済援助を停止され、西側諸国との関係はさらに険悪となり、スカルノは共産主義勢力への接近を強めていった。そして1965年1月には国際連合を脱退した。
●晩年考
1965年の「9月30日事件」(急進左派軍人による国軍首脳部暗殺というクーデター、それに迅速に対応したスハルトを中心とする反クーデタ、国内での共産党員狩り)によって求心力は失われ、失脚した後は不遇の晩年を送った。軟禁状態におかれたまま、1970年6月21日にジャカルタで死去した。第2代大統領に就任したスハルトの「新秩序」体制のもとで、冷戦下の東南アジアにおける反共国家として西側諸国との関係改善、国際社会への復帰を果たしていく。今なお国民には「ブン・カルノ」(カルノ兄さん)と呼ばれ、国父として敬意をもって愛され続けており、現在も10万ルピア紙幣に肖像が描かれている。
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独立戦争で使用された日本製の軽戦車
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デヴィ夫人(1940-)
★第1夫人との間の第2子メガワティは第5代大統領です。第3夫人デヴィ(Dewi, 日本名:根本七保子)は、タレントであることはご存知ですよねぇ!?
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