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文部科学省の来年度予算案の概算要求に博士課程在籍者の経済的支援 を盛り込む方針であることがわかりました。

・来年度予算案の概算要求に29億円
・返済のいらない奨学金を学生1人当たり年間180万円以上支給
・博士号を取得した学生の就職支援費用の3分の2を補助
・奨学金対象は年間1000人ほどになる見通し


日本の大学院の博士課程に在籍する学生は全国に7万人余りいて、科学技術立国を支える人材とされていますが、経済的な支援が乏しいうえ、新型コロナウイルスの影響で、博士号を取得する時期が遅れるケースが多くなると懸念されています。
日本の博士課程の学生は、平均すると一人当たりの年間の奨学金などは78万円で、アメリカの学生の3分の1以下になっています。
こうしたことを背景に、大学院で博士課程に進学する学生は減少傾向が続いています。