こんにちは。旅行記「トリップ飛田」です。
今回もバス旅についてです。
1 バス旅のいいところ
・自分で運転しなくても目的地に連れて行ってくれる
自分で運転しないということは、体調不良や睡眠不足等運転には適さない状況でも
バスだったら運転は運転手さんにお任せできるので、体調に左右されません。
自動車ひとり旅だとできない酒蔵やワイナリーでの試飲も、バス旅ならできます。
・運転しなくてもいいので景色に集中できる
バスは車高が高く窓が大きいため、普段とは違った景色を楽しめます。
運転しながらだとできない写真撮影も、バスだったらできます。
長崎県雲仙岳を走行中のバス車内にて、木漏れ日を撮影したものです。
幻想的な風景です。
なお、私の写真は加工していません。加工する技術もありません。
私以外の人物が写っていたり、窓ガラスに反射して干からびたアフリカツメガエルのような顔面が写りこんでしまった場合などは切り取っています。
(窓ガラスと向かい合わないようにすれば自分が写り込みにくいそうです)
これも同じ撮影地です。
走行中のためか窓ガラス越しの風景だからか、少しぼやけたような効果が出ました。
さりげなく右上にバスの注意書きが写っているのはご愛敬。
バスで撮影する際は周りを確認して、撮影禁止の注意が書かれていたり
多くの人が乗り合わせている場合は撮影しないように気を付けています。
撮影しなくても、流れゆく景色をのんびり眺めるだけでも楽しいですよ。
2 バス旅の注意点
・バスは早く来ることは無いが、遅れることはある
例えば、大都会でなくても人口が密集している地域の朝の通勤・通学の時間帯は道路が渋滞しやすいです。
不思議なことに、次のバスや電車への乗り継ぎ時間が短い時に限って遅れることが多いような気がします。
遅延は誰のせいでもないので、事前に遅れた場合を想定して検討する必要があります。
私は、人口が多い地域を通過する早朝の便で次のバスや電車への乗り継ぎがある場合、
なるべく一本早い便に乗ることにしています。
・同じ名前のバス停が複数ある場合もある
バス停の位置と運行ルートを事前に確認しておかないと、バスの来ないバス停で待ち続けることになります。
反対車線の、別方向へ向かう、同じ名前のバス停のことではありません。
同じ目的地行で、違う場所にある、同じ名前のバス停です。
分かりやすく図を描きました↓
すみません嘘つきました分かりにくいです。
私はバス停に着くと時刻表を確認するので、乗る予定の時刻が印字されていないことに気付きましたが、
バス停の名前も、行先も、事前に調べたバスと同じだったので、バス停の表示ミスだと思い込んでしまいました。
でも、ミスしたのは、当然、私…。
言い訳になりますが、事前に検索サイトで確認した結果がバス停Aだったので、
間違いはないと思っていました。
(そのサイトの注意書きに「現地で自分で確認してね」と書いているので、サイトに罪はない。
確認不足の私が悪い)
バス停Aがメインで(だからこちらが表示された)、A'がサブの役割なのかもしれません。
私は運悪くサブを使う時間帯に利用してしまったのでしょう。
結局、乗れなかったそのバスが最終だったので、タクシーを呼ぶことになりました。
皆さんも入念な事前の確認をお忘れなく…。
3 これからのバス旅
バスの路線を調べていると、行きたい場所へのバス路線が廃線になっていることがあります。
コミュニティバスを廃止し、事前登録制のデマンドタクシーに切り替わった地域もありました。
廃線になる理由の多くは利用者の減少だと思われます。
私の経験でも、始発から終点まで乗客は旅行者の私独りだったことは何度もあります。
打開策はなさそうですし、バス路線の縮小傾向は続くと予想されます。
私にとってバスは旅行の必需品なので、バスがなくなると困ります。
なので、バス路線が廃線になる前の場所へ旅行しようと考えました。
でも、バス路線が廃線になるなんて、どうやって調べたら分かるのだろう?
一説には、「自家用車の保有率が高い地域ほどバス路線が縮小傾向にある」とされているそうです。
言われてみれば納得がいきますね。
自家用車があるのでバスに乗らない→バス路線が廃線される。
そこで、自家用車の保有率の高い都道府県を調べました。
(一般財団法人 自動車検査登録情報協会の「都道府県別の自家用乗用車の普及状況表」(平成31年)を参考にさせていただきました。)
一世帯当たり台数のランキング上位3県は、以下の通りでした。
1位 福井県
2位 富山県
3位 山形県
よし、この3県を優先的に旅行しよう…と思いましたが、調べたところ1位の福井県には
ほぼ全域に京福バスの路線がありました。あれ、仮説が崩れた…。
人口あたりの出身都道府県別の社長数が38年連続(!!)1位の福井県。
全47都道府県幸福度ランキングが3回連続1位の福井県。
平均寿命も全国トップクラス。
そんな満ち足りた福井県だから、仮説に反し自動車もバスも充実しているのかもしれません(羨ましいですなぁ)。
なお、同じランキング下位は、
最下位 東京都(そりゃそうだ)
46位 大阪府(でしょうね)
45位 神奈川県(納得)
となっており、予想通り公共交通機関が多い上に駐車場代も高額な地域が占めていました。
この都府県は、地域にもよりますが、廃線の心配はなさそうです。
意外だったのは、北海道の40位。
広大な面積の北海道ですから自家用車は必須だと思っていましたが、
自家用車が無くても自由に移動ができる環境が整っているのかもしれません。
北海道一周バスの旅、やってみようかな。
例え一日一本でも、バス路線があるとないでは大違いです。
一日一本のその路線があったために到達できた場所もありました。
(その一本を狙って旅行の日程を組み立てます)
廃線が増えないよう、皆様もバスで旅行しませんか。
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