こんにちは。
旅行記トリップ飛田です。
今回はJR大糸線に乗って道の駅に参ります。
日の光の下、争う恐竜。
■ 大糸線についてざっくり解説
今回乗る路線は、JR大糸線です。
大糸線は、長野県の松本駅から新潟県の糸魚川駅間を走る路線ですが、
松本駅から南小谷駅間はJR東日本、
南小谷駅から糸魚川駅間がJR西日本の管轄と分かれており、
今回の対象はJR西日本が運行する南小谷駅から糸魚川駅間です。
何故JR西日本がこの区間だけ管轄しているかということは、
複雑な経緯があるようなので気になる方は検索してみておくんなまし。
この区間は自然豊かな地域を走るので、
車窓からは山と川の織り成す景色を楽しめます。
大糸線の車窓から。
のどかな光景に線路も「フー」とため息を漏らす(右下の表示板)。
…上部にある表示板の数字の「71」を縦に並べただけ。
大糸線の赤字区間である南小谷駅から糸魚川駅間にある道の駅は、
道の駅「小谷」です。
■ 道の駅「小谷」
道の駅「小谷」は長野県小谷村にあり、
最寄り駅は大糸線北小谷駅です。
外観も良いですが、内装も木材を活かした造りで
山間部の道の駅らしい落ち着ける雰囲気です。
館内のレストラン「鬼の厨」では地元の食材をふんだんに使った
かまど炊きご飯の定食が味わえますが、
今回は時間の都合がつかないのでテイクアウトメニューにします。
電車の発車時間優先の旅です。
そんな訳で売店で小谷野豚おやきを買いました。
信州名物おやきの具材と言えば
野沢菜や切り干し大根が有名ですが、
名産のブランド豚を使ったおやきも美味しい。
北アルプス白馬連峰の雪解け水が原料の
つがいけ雪どけサイダーも買いました。
小谷村限定販売ですので訪問した際にはぜひ。
道の駅には温泉施設の「深山の湯」が併設されています。
加水・加温なしの源泉かけ流しの天然温泉が楽しめますので、
電車の発車時刻まで余裕がある時は癒されてください。
道の駅のレストラン利用で温泉入浴料が半額になるサービスも
あるそうです。
温泉施設の隣に恐竜オブジェが設置されています。
こちらは1995年に発生した大雨災害からの復興を祈念して、
94年に村で発見された恐竜足跡の化石にちなんで造られた
ステンレス製恐竜のオブジェだそうです。
よく見ると足元に小さな恐竜が。
親恐竜が翼竜を捕えるのをおなかをすかせて待っているようです。
道の駅「小谷」公式サイト
・大糸線北小谷駅から徒歩約12分
・休館日 不定休(公式サイトで要確認)
■ 発車待ちも有意義に
大糸線に限らず、赤字路線は運行本数が少なく
発車待ち時間が長くなる場合が多いため、どうせなら発車時刻まで
駅中や周辺を散策して楽しみましょう。
赤字路線に何度も乗っていると、
これでも多い方だと思えてしまう…。
今回は長い待ち時間の発生した南小谷駅周辺を
ぶらぶらしてみました。
南小谷駅から徒歩約21分ほど歩けば、
宿泊もできる複合施設「おたりつぐら」があります。
曜日によっては駅から村営バスも運行しているようです。
周囲の景色ものどかで落ち着きます。
入浴施設や休憩スペースがあります。
イベントが開催される日もあるようですので、
公式サイト等でご確認ください。
多目的スペースで手作り小豆アイスが売られていたので
買いました。
長い待ち時間がある時は駅の近くに
快適な環境で休憩できる場所があると有難いものです。
こちらの施設では大糸線手拭いが売られています。
JR東の管轄区間が緑色、西が青色とコーポレートカラーに従った
色付けがされていて芸が細かい。
上記大糸線紹介の項で描いた地図で、
道の駅のある北小谷駅の場所を描き忘れたので、
この手拭いで位置関係をご確認ください…。
大糸線の長野県側最北の駅です。
長い待ち時間があることで電車利用を敬遠されることもありますが、
滞在時間を利用した周辺散策も目的にすることで
待ち時間も苦になりません。
電車利用ならではの楽しみ方を見つけてみてください。
■ 最後に
今回は大糸線での旅をご紹介しました。
今年3月16日に北陸新幹線の金沢ー敦賀間の開業が迫っていますが、
大糸線終点の糸魚川駅には北陸新幹線が乗り入れていますので、
盛り上がりを見せている北陸新幹線に乗って
糸魚川駅から大糸線を旅行されてはいかがでしょうか。
南小谷駅にある大糸線グッズのガチャも記念にどうぞ。
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