こんにちは。
久々の小ネタ集です。
どんどん食べてどんどん肥える。
■ ゆるゆる柿救出作戦
元気に色づいた柿が店頭に並ぶ季節になってまいりました。
私は形が変わるまで熟した柿が好きなのですが、
そのような柔らかくなった柿はスーパーの見切り品コーナーで
売れ残っている姿をよく見かけます。
充分美味しく食べられる柿が廃棄されることは見るに忍びないので、
熟した柿の使い道をご提案いたします。
・ そのまま食べる
身がすっかり柔らかくなった柿は、
皮をむかずに横半分に切るとスプーンですくって食べることができます。
とろける食感はジュレのようです。
種なし柿は断面が花のようで写真の上手な方が撮影すれば映えそうですね。
シャキシャキした柿がお好きな方も、一度味わっていただくと
新たな柿の魅力に気付いていただけると思います。
・ ミキサーでスムージーに
柿はお好みの野菜や果物と一緒にミキサーに入れて撹拌すると
全体的にとろみがついてシェイクのような飲み心地になります。
・ カレーに入れて甘みとまろやかさをプラス
柿をカレーに入れて煮込むと優しい甘みが加わります。
柿は生食はもちろんのこと、干し柿にしてよし料理に使ってよし、
葉っぱまで柿の葉茶や柿の葉寿司に使える万能フルーツです。
ぜひ販売所で安く売られた柿を見かけましたら
購入して召し上がってみてください。
■ もういくつ寝ると…。
最近めっきり秋めいてきて、気付いたら今年も後2か月と少しを残すのみです。
そろそろ年末年始の予定を考え始める方もいらっしゃるかもしれません。
そんな訳で、来年の年賀状のイラストの案を考えました。
来年の干支であるウサギの絵で有名なのは、国宝・鳥獣戯画です。
鳥獣戯画で一番多く登場する動物は、カエルでもサルでもなく
ウサギだそうです。
鳥獣戯画にはウサギと今年の干支のトラが一緒に登場する場面がありますので、
その部分の絵を使うと干支の引継ぎ式のようになって
面白いのではないかと思いました。
※ イメージ画像
サルの僧に貢物としてトラの毛皮を献上しようとする場面です。
帽子をかぶっているためロップイヤーのようになっていて愛らしい。
…前年の干支が皮だけ状態は駄目ですか…。
世相を反映した風刺に使えるかも?
■ 独りぼっちのチャルメラ
第九回 コミック飛田「小ネタ集2021冬」の「門松は冥土の旅の一里塚…その2」にて、
ラーメンをテーマにした石ノ森章太郎先生の短編漫画についてお話ししました。
この漫画を読みたくて探したところ、
2018年発行のサンエイムック「石ノ森章太郎の物語」に
収録された「トキワ荘のチャルメラ」を発見しました。
子供のころ以来なので、内容は読み返すまでほとんど忘れていたのですが、
大人になってから読むと、割と、エロスでした。
この漫画を読んでラーメンうまそうの記憶のみが残ったのか…。
今読むと漫画家って過酷な職業だなとかこの情熱がのちの名作につながるのかとか
何より石ノ森先生の描く女性は肉感的でイイネといった感想が浮かびます。
色気より食い気だった子供時代の純粋な飛田はもうどこにもいません。
記事には「トキワ荘の漫画家仲間がインスタントラーメンを持ち寄り」と
うろ覚えで書いてしまいましたが、実際は石ノ森先生が大鍋で作り、
トキワ荘の仲間たちに振舞ったことが正解です。
お詫びして訂正いたします。
そして、やはり作品に登場する様々な種類を混ぜて作るラーメンが
食べたくなりました。
しかし、前の記事でも書いた通り、加齢とぼっちのため、
作品通り大鍋で複数個のラーメンを作ることはできません。
ですが、心優しい石ノ森先生は、孤独な人間のために
一人食べる時用の作り方も作中に書いてくださっています。
そこで今回は、独り用の作り方を元に、
トキワ荘のチャルメラを再現したいと思います。
基本的な作り方は、袋入りのインスタントラーメンを数種用意して
分割したスープ、麺を合わせて一人前にして調理すればいいようです。
早速、スーパーで一袋単位で売られているインスタントラーメンの
みそ味、塩味、しょうゆ味の三種類のラーメンを揃えました。
今回はこの三袋を三分の一ずつ使用し、一つのラーメンを作っていきます。
※ 商品名はぼかしています。
冬至の日に撮影したのかと思うほどの影の長さ。
こんな感じで相変わらずのド下手写真が続きます。
最初に、乾麺を三分の一に分割します。
麺の流れにそって割れば簡単に割れます。
三分の一どころか五分の二くらいある…。
秤が家にないので、すべて目分量です。
同じように残り二つのラーメンも三分の一ずつ割りますが…。
袋を開けて驚愕、円形で麺が一定の方向に流れていない…。
店頭で手にした時点で気づけよ。
…何とかだいたい三分の一位の大きさに分けました。
こうして並べてみると、同じメーカーでも
麺の色や太さが違いますね。
スープも同様に三分の一ずつ分けます。
液体タイプと粉末タイプがありましたが、
これも目分量で三分の一ずつどんぶりに移します。
材料がそろいました。
地味な出来上がりを想定して、どんぶりは鮮やかな赤べこ柄にしました。
鍋で450ミリリットルほどの湯を沸かし、
湯で時間の長い麺からゆでていきます。
麺がゆであがったらどんぶりに移して完成です。
完成品がこちらです。
普段は使っていない撮影用にあつらえた感のある箸置きが泣かせる。
しかも、トンボの形とは…。
今回はラーメンの味をダイレクトに味わうため、
トッピングは控えましたが、やはり地味…。
ネギと紅ショウガくらい盛ればよかったです。
肝心の三種類合わせた麺は…。
写真が下手で全部同じに見えますが、
食べてみると手もみ麺のように不揃いさが独特の食感を生み出しています。
スープも三種類合わせても違和感はありません。
みそ味が強く出ている気もします。
子供のころに夢見たラーメンをついに楽しむことができました。
しかし、手間と時間を考えると、もう一度作りたいかと聞かれると…。
やはり、割ったり小分けにしたりせず大鍋で大胆に調理して、
仲間と一緒に談笑しながら食べることが最高の楽しみ方なんだと思いました。
そして、別のブランドを混ぜたり目分量で混ぜ合わせても美味しく食べることができる、
インスタントラーメンのポテンシャルに感動いたしました。
※残ったラーメンも後日残さずおいしくいただきました。
■ 最後に
気候変動の影響かはたまた加齢による感覚の変化か、
年々酷暑の夏と極寒の冬が長くなって
過ごしやすい春と秋が短くなっているような気がします。
貴重な秋の実りを満喫して、
来る寒い冬を乗り越える備えをしましょう。
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