「誰がカエルを起こしたか?(13)」の続きです。
14ページ目です。
「誰がカエルを起こしたか?(15)」に続きます。
2コマ目の「カエルを神の使いまたは神そのものとする国」のひとつは日本です。
古事記には物知りなヒキガエルの神様・多邇具久(たにぐく)が登場します。
カエルを縁起のいい生き物とする国では、
カエルは卵をたくさん産むので多産の象徴や、
雨が降る前に鳴くので雨をもたらすと考えられているそうです。
カエルの神聖性を表す逸話をもう一つ。
国宝・鳥獣戯画でカエルが阿弥陀如来(生あるものすべてをすくう仏)の役になり、
僧に扮した猿がお経をあげている有名な場面があります。
何故カエルが阿弥陀如来を演じているかというと、阿弥陀如来の手足には、
多くのものを漏らさず手で掬い、救い出す(「掬う」も「救う」もどちらも「すくう」、
「救う」は「掬う」から派生した言葉という説あり)ための
「手足指縵網相」という水かきのような膜があるため、
水かきをもつカエルが適役だったとの考察があるそうです。
(私は、すっとぼけた表情のカエルがご本尊を演じる面白さのため、もしくは
脚と指の長いカエルでないと結跏趺坐と印相できないからだと思っていました。)
…と、漫画でもこのコメントでもカエルをモチーフにした理由について述べましたが、
すべて後付けです。
実際はアメリカのオハイオ州ラブランドで目撃された二足歩行のカエルのUMA、
「カエル男(Frogman、ラブランド・フロッグ)」を描きたかっただけです。
未確認生物が大好物です。
元ネタのカエル男の背丈は120センチメートル程度と小柄で、
女子中学生でもどつきまわせば撃退できます。
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