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2020年06月29日

今日のクラシック音楽

ルロイ・アンダーソン:作品集





1868年6月29日 瀬戸口 藤吉(音楽家、海軍軍楽師、作曲家)誕生
1888年6月29日 ワーグナー:オペラ『妖精』初演
1908年6月29日 ルロイ・アンダーソン(作曲家)誕生
1914年6月29日 ラファエル・クーベリック(指揮者、作曲家)誕生

 ルロイ(リロイ)・アンダーソン(1908年6月29日 - 1975年5月18日)は、アメリカの作曲家。軽快で諧謔性に富んだ曲調の管弦楽曲で知られる。ほとんどの作品はアーサー・フィードラーの指揮するボストン・ポップス・オーケストラによって紹介された。作曲家ジョン・ウィリアムズは「アメリカ軽音楽の巨匠」と評している。
 学者や教師として活動を続けるかたわら、ダンス・バンドのミュージシャンとして生計を立てた経歴からもわかるように、アンダーソンは同時代の大衆音楽に明らかに影響されており、特にリズム面においてタンゴやサンバ、ラグタイム、ジャズなどの影響が明らかである。叙情的で旋律中心の作品、たとえば『そりすべり』や『トランペット吹きの子守歌』のような作品では、スコットランド系民謡の特徴であるいわゆるヨナ抜き音階かそれに似た民族音階が使われている。
 民族音楽や大衆音楽との接点が表向きは見られないような「舞踏会の美女」の場合でさえも、ワルトトイフェルなどのフランスの舞踏音楽やサティなどの「エール・ド・ヴァルス」(ワルツ形式の歌謡曲)の影響は明らかで、この作品における金管楽器の華々しい活躍はスーザ以降のアメリカの吹奏楽の伝統を思い起こさせる。
 ルロイ・アンダーソンには戦後における冗談音楽のパイオニアという側面も見出され、タイプライターや紙やすりのような日用品を楽器として、それもしばしば「独奏楽器」として用いている。しかしながら同時代の冗談音楽がともすればクラシックの露悪的なパロディに終始しがちであったのに対して、アンダーソンの作品は精緻で丹念に仕上げられ、品格を保っている。まじめに書かれた音楽と、およそそれには不似合いな道具の組み合わせとがからくりとなり、自然なウィットやペーソスが引き出されている。(Wikipediaより抜粋)

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