ちょっと前の話になるけれど、白い巨塔で財前教授と里見助教授を思い浮かべると
解りやすいかなぁ〜。
財前先生は出世欲アリアリの悪魔。(ちょっとひどい言い方だけど)
里美先生は出世欲などない、医師とは何なのか?を自分に問い続ける天使。
この番組がヒットしたなど関係ないけど、白い巨塔の原作者がこの作品を、どういう思いを込めて書いたかというと、
”財前教授と里美助教授を一人の人間と思って見て欲しい”と書いてあったような
気がする。なるほど、人には善の心と悪の心があって、同居していて、誰にでも
あるものだ。
財前先生にもなることもあれば、里美先生にもなる。
財前先生の道を歩めば、現実の社会では悪になるし、里美教授の道を歩めば良い人。
営業マンも出世欲に目がくらんでしまえば詐欺師にも成り得るし、
里美先生に言い換えれば、お客さんの事も考えた上で、商品を売る。
ずっと、売ってなんぼやねん♪っていう世界で生きてきたけれど、
ふと思い返せば、めちゃ売ってる人間って、言い換えれば詐欺師・・・ではないけれど、自分を振り返れば、絶対うそは言わないで売っていた!!なんて胸をはって
俺は言えない。
自分の中にも財前教授と里美助教授がいます。
それが人間だから。
自分は自分自身の中で精鋭であって、先陣であって闘将でありたいと思う。
人は社会の中で、金を稼がないといけないからさ。