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2006年06月20日

メナド(マナド)日本語弁論(スピーチ)大会

Manadospeechcontest 今日は朝から、メナドの大学主催、領事館によるサポートで
毎年開催かれているらしい、「日本語弁論大会」なるものに行って参りました。

(…って、在住日本人関係の場では、普段のボロをなるべく出さないよう、ついつい口調がかしこまってしまうのでした)

ただ参加したのではありませんよ。
なんと!「審査員になって下さいませんか?」って主催者側から大変有難いお誘いが来たので、喜んで参加させていただいたというわけです。

だっつうのに、いつもメナド行きに関しては手配万全のラフったら、今日に限って車の手配をすっかり忘れてくれたので、私はただでさえ遅れないよう焦ってたのに、港で30分も車を待つハプニング。(この30分で会場には優に歩いて行けたかも…)

というわけで、10時スタートの会場には7分ほど遅れて到着。
「やっぱりインドネシアに長く住んでる日本人はもうこれなんだから…!」と白く冷たい目線を浴びそうで、半べそかきつつラフののしり状態でバタバタと会場内へ。

幸い私が会場ホールに入った後、わりとすぐに大会がスタート。

今回の審査員は、領事、そして日本語学校の先生のゆうこさん、私と3人しかおらず、審査員の席は当然というか、会場を見渡すように一番前に用意されていて、もっと遅れてたら更に大恥かくとこでございました。セーフ!

スラウェシ島各地から選ばれた13名の出場者のうち4名は会場に現れず。

従って9名の参加者のみでの接戦となりました。

テーマは、目標を持って頑張ることや、ミナハサ人に昔からある、助け合いの習慣について、学生食堂でのできごと、メナド特有ともいえる、市内を大音響ステレオ使用で音楽をガンガンにかけて走り回る、乗り合いバスについてなど、若者らしいユニークなテーマも登場。

日本企業で働くことの、コミュニケーション&言葉づかいの難しさをテーマにした女性のストーリーでは、日本人スタッフが「それではまた明日!」というつもりで、帰宅するインドネシア人スタッフに声をかけたその言葉が、実は現地では解雇を意味する「(それでは永遠に)さようなら」だったので、そのスタッフは突然解雇を言い渡されたと思い、泣き出してしまった話など、内容も面白いものが多く、審査員同士、入賞者を選ぶのにかなり苦労してしまいました。

優勝者はトマホンの日本語学校で1年間ほど日本語を学んでいる女の子。文章の構成もよく、発音も自然。安心して聞いていられる流暢なスピーチでした。優勝した彼女は、今後ジャカルタでの全国大会に出場するのだそうです。

そこで優勝すれば、夢の日本行きが決定されるのだそうです。
政府の援助で2年ほどの日本語学留学の道がひらける、というわけです。

それにしても、頑張る彼らを横目に、7年住んでいてもまだまだ相当乏しいインドネシア語しか話せない自分をちょっぴり反省。

あと20年若かったら.....      (......と年のせいにしておく)。

個人的には「雨」をテーマにした男性のスピーチ内容にかなり好感がもてました。
「雨」なんて、単純過ぎるようで、スピーチのテーマになるなんて考えてもみませんでしたが、この彼のスピーチでも言われてるように、世の中には「雨」をテーマにした歌や詩は実に多い。身近な話題なのに、とても新鮮に感じることができました。

弁論大会に招かれたのは今回が初めてですが、有意義な1日に感謝!

by Rei

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