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しのちゃん
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2008年01月31日
因果応報
 フラット暮らしが半年を過ぎた頃、私の隣の部屋にはまだ新しい住人がいませんでした。  H子が一ヶ月入居したいって言ってたんですが、大家さんが許してくれませんでした。フラットはできるだけ期間が長いほうが歓迎されるみたいです。一ヶ月は短すぎました。  それから少し経って、新しい住人が決まりました。日本人です。大家さんスリランカ人に懲りたらしく、それ以来ずっと清潔好きで大人しい日本人にしか部屋を貸さなかったんです。  新しい住人B子、私は下の住人K子にとても不快感を感じたまま過ごしていました。  ある日そのB子にうっぷん晴らしにK子とのいきさつを言ったんです。彼女がどう思ったか知りませんが、しばらくK子とB子は話をしていませんでした。  K子はいつも夜中に仕事から帰ってきていたので、皆と接点がなく、私もそれが凄く心地良かったんです。  何ヶ月か過ぎた頃K子が「私、今の職場辞めようと思ってるんです。」っと切実に話てきました。何がうまく行っていなかったかは知りませんが、「あーなんで私ってこうなんだろう」ってつぶやいてました。  K子がその職場を辞めて、夕方仕事から帰ってくるようになりました。  私とB子も特別仲が良かったわけではないのですが、そんにな話をしてなかったんです。そして私がキッチンを使っている時B子がそれを見計らったかの様に頻繁にキッチンに来ていたことにも凄く不快感を感じてました。誰かと話したかったのでしょう・・・・・。  ある日まな板がシンクに置いてあったので、B子に「これなおしておきますね」って言ったら「はぁ」って私がおいてあげましたって私が言ったかのような雰囲気にB子がうなずいたんです。そういうことが何度かありました。でも人が食事を作っている時に一緒に同じ時間に来るって言うのはどうなんでしょうか!!  その事を良く思わなかったB子はK子と徐々に仲良くなり、夕食も二人でとるようになっていました。私はなるべく気にしないようにしていたのですが、下から聞えるブツブツ言っている二人の声が内容は聞えませんが聞えてきました。“私の事言ってるな”って思ったんです。  結局、そのB子は永くはいなかったのでその時期を我慢するだけでした。  次に来たのも日本人。そのJ子が今考えると一番良かったのかもしれませんが、やっぱりあまり親しくはしませんでした。その彼女が来た時も私つい、言ってしまいました。K子の事。彼女もどう思ったか知りません。やっぱり初めはその二人も話はしなかったのですが、徐々に親しくなっていったみたいです。  私が同じ住民と仲良くならなかった大きな理由の一つはやっぱり話した時にピンと来なかったからでしょう。  そのJ子とK子も夜、食事をするようになりました。J子とは何も無かったのですが、彼女が賢かったんでしょう。多分二人で私の事を言っていたとは思いますが、顔には出さずに普通にしてました。だから一寸それを感じていた私はJ子ともあまり話はしませんでした。彼女は半年後去っていきました。  次にR子が来ました。年齢の割りにしっかりしていたように見えました。来て直ぐその日に私の部屋でいろいろと話したのですが、言わなければ良いのに遂K子の事を言ってしまったんです。そしてら彼女が「えーひどいですねぇ」って一番反応がありました。それからたまにキッチンであったりしたんですが、知らない間にR子とK子が仲良くなってました。“これはまた二人で話してるな私の事”  そしてある日お風呂のお湯の事で私はK子に話をしたんです。「お風呂のお湯が少なくない?」って。イギリスのお湯はタンクなのでお湯に限りがあるんです。時間が経たないと熱いお湯が出ません。だから数時間熱くなるまで待たないといけないんです。  「彼女ですかねぇ?」ってK子が言うので、私が「この前お湯を沢山出しながら洗濯してた」って言ったんです。「じゃあ私話てみます。」K子が言うので、「私も言ってみる」って最初に私が話したんです。  そしてある時キッチンで食事を作っていたR子に私が「一寸話があるんだけど」って言うと「何?」って凄い言い方をして、顔も見ずに食事を作ってました。「人が話しているのに顔ぐらい見よ!」って私が言うと食事を作るのを辞めて私の方を見たんです。  「お湯が少ないけど、沢山使ってない?」「使ってない」「この前洗濯したときお湯を沢山使ってなかった?」「使ってない、あれは水!」って一寸言い争うになって「K子もそう言っていたよ」って言ったら「あなたが言いくるめたんじゃないですか?」なんか言われました。  その夜、夕方食事を作るのに下に行くとK子の部屋の前で二人が話していました。気にせず「こんばんは」って言うとR子はなぜかニッコリ笑って「こんばんは」って言ったんですが、K子の様子が少しおかしかったんです。“これはお湯以外の事で何か話してるな”って思いました。  その後、R子が私の部屋のドアをノックし「今日はすいませんでした。私の誤解でした。水に流しましょ。」「あーもういい、あなたがどんな人かわかったんで」ってそっけなく言い返したんです。そしたらムッとして「K子が言ってました。私の悪口言ってたんでしょ?」  私がいつ誰に悪口を言ったのか知りませんが、K子がこんな風に先に去っていった二人にも言っていたのだろうと思いました。  しかしその時総て理解したのです。総て私が蒔いた種だと言う事を。私がK子について他の人達に言わなければこんな嫌な思いはなかったかもしれません。  しかし、K子にも来た人皆を自分から食事に誘い、八方美人的な事を言っていたんです。だから結局私にも良い顔をして、他の人達には私の事を言っている。そして私がK子に他の人達の事を相談のように話すと、それは私も迷惑してるんですって感じで私に合わせるんです。「私一人が好きなんです。特別友達がほしいと思ったこともないし」って嘘つきです。一番友達がほしかったのはK子です。  そしてその時私はK子にも何かが必ず起こるって確信してました。   

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