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2018年02月10日

『偽の指紋』

Q
ある男が妻を刺し殺した。
犯行の際は二人きりで目撃者もいなかった。
 
警察の捜査をかく乱しようと考えて男は凶器に偽の指紋を残した。
 
 
彼はいかにしてそれを行ったのだろう?





ヒント
Q.妻の手の指紋を使った?
A.いいえ

Q.偽の指紋を用意していた?
A.いいえ

Q.簡単に手に入るもの?
A.はい








A
男は妻の足の親指の指紋を凶器につけた。

自分の足の指を使うと自分にたどられてしまう危険性がある。
妻の指紋なら埋葬されてしまえば、たどることは不可能になる。



コメント
推理小説にありそうなネタですね。

しかし足の親指で不自然にならないんでしょうか。
確かに足をひっくり返して見るとこっちにも指紋がありますね。
 
 

ちなみにシャーロック・ホームズの『ノーウッドの建築士』という短編にも血染めの指紋偽造の話がありました(「シャーロック・ホームズの帰還所収)。
これは遺言書の封印として蝋に押されていた指紋が利用されたケースです。

これは指紋偽造を扱った小説としては世界初だそうです(次点はソーンダイク博士が探偵として登場する『赤い栂指紋』、「歌う白骨」所収)。


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ただの小説と笑うなかれ。
研究書によれば、指紋・足跡・煙草などの遺留物等々から捜査をすすめるホームズの手法は、警察が近代的な捜査手法を確立するのに参考にしたこともあったとか。
 


「指紋」には日本も関わっていた!

「指紋」が個人の識別に役立つと広く知られるようになったきっかけに「大森貝塚」の発見で有名なモースと、その発掘調査を参考にしたヘンリー・フォールズが関係しているそうです。

  

大森貝塚を発見したエドワード・モース

225px-EdwardSMorse-thumbnail2.jpg

    
出典:Wikipedia









指紋による人物識別の可能性を知らしめたフォールズ
Henry_Faulds-thumbnail2.jpg


出典:wikipedia


指紋

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E7%B4%8B


>イギリス人のヘンリー・フォールズ(Henry Faulds)は、1880年にイギリスの
>科学雑誌ネイチャーに、指紋に関する研究論文を発表した。

>フォールズは宣教師として1874年に来日し、現在の東京都中央区築地に居を
>構え、キリスト教の布教を行うと共に健康社(現在の聖路加国際病院)
>という医院を開設し医療活動に従事した医師でもあった。

>彼は日本人が拇印を利用して個人の同一性確認を行っている事に
>興味を持った。

>モース博士により発見された大森貝塚から出土した数千年前の土器に付着し
>た古代人の指紋が現代人のものと変わらない事に感銘を受け、指紋の研究を
>始めたといわれている。

>フォールズの研究は日本滞在中に行われ、発表も日本からイギリスへ論文を
>発送して行われている。

>このためフォールズの居住地跡には彼の業績を記念して
>「指紋研究発祥之地」の記念碑が建てられている。


これが記念碑だそうです。
img_2.jpg
出典:foursquare



 




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