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2018年02月10日

『役立たずの番犬』

Q
ある地主が、自分の果樹園にはどう猛な番犬がいるから

入れないと自慢げに語っていた。

にもかかわらず、ある賢い少年はこの果樹園に番犬に

危害を加えることなく入ることができた。


なぜだろう?










A
少年は発情期を迎えたメスの犬を連れて行った。

この犬を園内に解き放つと、番犬の注意は少年からそらされたのだ。




コメント
これは予想外で笑ってしまいました。


てっきり睡眠薬を入れた肉などをもっていくとか(実際に欧米の犯罪ではあるそうです)、犬と仲良くなるなどのやり方と思ったんですが。

余談ですが、私が子供時代に愛読していた『名探偵カッレくん』(スウェーデンの児童小説。「寅さん」の山田洋次監督も愛読書で映画製作の参考にしたとか)では、夜中に悪童仲間の家に侵入しようとして犬に吠えられます。


カッレ君はここで紹介したのと似たやり方で助かり、それが話の重要な伏線にもなってきます。

この話を読んだときはそのエピソードを思い出しましたが、予想を超える答えでした。

こういう柔軟でユーモアが感じられる発想は好きです。
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