「RTX3060Ti」は「RTX3070」の下位モデルです。
価格は55,000円〜70,000円前後です。
「RTX2080-SUPER」の発売当初は「100,000円〜120,000円」もしました。
「RTX3060Ti」は、ご祝儀価格を含めても「55,000円」スタートを切っているので非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
それでは「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」をレビューしたいと思います。
1.争奪戦は穏やかに終わる!
2.パフォーマンスは「RTX2080-SUPER」と同等!
3.「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」の特長
4.開封の儀
5.外観
6. 「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」をチェックする
7. 「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」のスコア検証
8.使ってみた感想
9.良かったところ
10.残念な点、注意する点
11.総評
12.主な仕様
13.関連商品
14.話題のトレンド
15.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
争奪戦は穏やかに終わる!
争奪戦は穏やかに終わる!
12月2日に「RTX3060Ti」が販売開始されました。
発売前の情報通り「在庫は十分ある!」ということで人気メーカーと型番を選ばなければ争奪戦は穏やかに終わり普通に購入することができました。
そのおかげで筆者はデザインを重視した「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」を無事、入手することができました。
パフォーマンスは「RTX2080-SUPER」と同等!
パフォーマンスは「RTX2080-SUPER」と同等!
「RTX3060Ti」は「RTX2060-SUPER」より「1.4倍」のパフォーマンスを持つとのことです。
また「RTX2080-SUPER」を超えるといわれています。
簡単にスペック表を作成しました。
GPU | RTX3060Ti | RTX3070 | RTX2080-S | RX6800 | RTX2080Ti | RX5700XT |
コア数 | 4844 | 5888 | 3072 | 3840 | 4352 | 2560 |
ベースクロック | 1410 MHz | 1500 MHz | 1650 Mhz | 1815 Mhz | 1350 MHz | 1605 MHz |
ブーストクロック | 1670 MHz | 1730 MHz | 1815 Mhz | 最大2105Mhz | 1545 MHz | 1905 MHz |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB | 16GB | 11GB | 8GB |
メモリ種類 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
バス幅 | 256-bit | 256-bit | 256-bit | 256-bit | 352-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 448 GB/S | 512 GB/S | 496 GB/S | 512 GB/S | 616 GB/S | 448 GB/S |
TDP | 200 W | 220 W | 250 W | 250 W | 250 W | 225 W |
「RTX3060Ti」は「RTX2080-S」に比べて「コア数」は多いものの「クロック数」は、だいぶ少ないです。
また「帯域幅」も「448 GB/S」と「496 GB/S」で「RTX3060Ti」の方が狭くなっています。
ただ唯一の優位点を挙げるとしたらTDPが「200W」と「250W」なので「50W」分、省エネです。
「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」の特長
「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」の特長
❶NVIDIA Ampereストリーミングマルチプロセッサ:世界最速で最も効率的なGPUのためのビルディングブロックである全く新しいAmpere SMは、FP32の2倍のスループットと改善された電力効率を提供
❷第2世代RTコア:第1世代RTコアの2倍のスループットを体験し、さらにRTとシェーディングを同時に行うことで、まったく新しいレベルのレイトレーシング性能を実現。
❸第3世代 Tensor コア:構造的スパースとDLSSなどの高度なAIアルゴリズムにより、最大2倍のスループットを実現します。
ゲームのパフォーマンスと全く新しいAI機能を大幅に向上。
❹Axial-techファンデザインは、中央のファン方向を逆にして乱流を抑えた新チューニングを施しています。
❺デュアルボールファンベアリング設計は、スリーブベアリング設計に比べての最大2倍の寿命。
❻ミリタリーグレードのコンデンサやその他のTUFコンポーネントは、耐久性と性能を向上。
❼GPU Tweak IIは直感的なパフォーマンス調整と温度制御、システムモニタリングを提供。(ASUS社HPより引用)
開封の儀
開封の儀
TUF certificate of Reliability×1
Collection card×1
Speedsetup manual×1
外観
外観
「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」をチェックする
「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」をチェックする
表面ボディーの材質は「金属製」です。
少し赤みがかった黒のボディーカラーになります。
大きさは旧世代「RTX2000シリーズ」の重量級クラスと、ほぼ同じくらいです。
というより今回「RTX3000シリーズ」の重量級クラスが大きすぎたので「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」が小さく感じました。
ファンブレードを見てみます。
よって「55℃」以下は回転が停止して耳障りな騒音から解放されます。
次は冷却性能を見てみます。
ボディの端から端まで全体が「フィン」で覆われています。
サイドには「ヒートパイプ」が見えます。
かなりオーバースペック感が漂います。
「バックプレート」の通気口が新たに設けられ排熱効果が高まりました。
「VR」などに接続する「USB-typeC」は撤廃されてたのは残念です。
接続ピンは「8ピン」は1つだけです。
サイドの小さな「TUF」のロゴ鮮やかなRGBライティングが輝きます。
Armoury Crateダウンロードはこちら
換装の際の準備
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したら「GeForce」ドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
最近はAMD社「Ryzen9 5950X」をお使いの方が多くなってきたので今回からインテル社「Core i9 10900K」と「Ryzen9 5950X」の2つのCPUを載せておきます。
「GPU別」のスコアは「Core i9 10900K」のスコアを載せています。
それぞれの「CPU」の特性を参考にしていただけると幸いです。
それでは「ベンチマーク」を見ていきます。
「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」のスコア検証
「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」のスコア検証
【CPU】「Core i9 10900K」「Ryzen 9 5950X」
【マザーボード】「ROG STRIX Z490-I GAMING」「ROG CROSSHAIR VIII IMPACT」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】ASUS社「TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING」
blender(BMW V2.90-OPTIX)ー「GPU」−数字が少ないほど「速い」ということになります。
ほとんど同じです。
「GPU性能」では「RTX2080-S」と比べて、その差は「16秒」と、かなり速くなりました!
3D MARK
「RTX3070」には及びませんが「RTX2080-S」よりもスコアは高く「RTX2080無印」とは更に大きく差をつけました。
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「RTX2080-S」と比べて「解像度」が高くなるにつれ「RTX2080-S」の方が優位になってきます。
「メモリ帯域幅」が影響しているのかもしれません。
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
「RTX3070」には及びませんでした。
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ただ「RTX2080-S」の方が全体的に大きくスコアを伸ばしています。
ディビジョン2−「デフォルト設定」
「RTX2080-S」と、ほぼ同等のスコアになりました。
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
また「RTX2080-S」とも同等のスコアになりました。
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
「RTX2080-S」の方がスコアが高く実プレイでも「RTX2080-S」の方が最低フレームレートが高いです。
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
「5950X」の方が断然、優位な結果になりました。
特に「WQHD」「UWQHD」は大きくスコアを伸ばしました。
また「RTX2080-S」と比べて「RTX3060Ti」の方が少しだけスコアが高い結果になりました。
strange brigade−「スケール150%」
「RTX2080-S」よりも高いスコアになりました。
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
また「RTX2080-S」とも同等のスコアになりました。
ゲーム中の消費電力(Watt)
使ってみた感想
使ってみた感想
室温「18℃」の環境で2時間ほどプレイして「60〜55℃前後」で安定してます。
ひと通りゲームをしましたが若干ですが「RTX2080-S」より「RTX3060Ti」の方が最新のゲームにおいては快適な気がします。
冷却性能が優れている恩恵を受けているせいかPCが「暖房」の代わりならないです。
良い意味では熱が抑えられています。
ただ少し古いゲーム(2〜3年前のレイトレーシングなし)なら「RTX2080-S」の方が最低フレームレートが高いので「RTX2080-S」の方が安定してます。
「GPU性能」に対して「TUFシリーズ」は冷却性能がオーバースペックな感じがします。
今後、冷却性能を犠牲にしてでも「2スロット」が登場すれば「超小型RTX3060Ti」をオススメしたいのが本音かもしれません。
良かったところ
良かったところ
❶「TUFシリーズ」の特権として冷却性能は抜群です!
良い意味ではPCが「暖房代わり」になりません。
❷最新のゲーム「フルHD」「WQHD」なら「RTX3060Ti」で十分、遊べます。
「DLSS」も併用すれば「レイトレーシング」が快適に遊べます。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶「RTX3070」との価格差が気になります。
例えば最も価格が高い「RTX3060Ti」だとASUS社「ROG-STRIX-RTX3060TI-O8G-GAMING」が72,480円もします。
「RTX3070(最安68,000円)」と価格が近いので、いっそのこと「RTX3070」を選んでしまうのでは・・・と思います。
半年もすればメーカーによっては「4万円台」に突入してしまうかもしれません。
❷「ビデオメモリ」が「8GB」は少ない気がしますが「価格面」を考慮すれば、仕方ないのかもしれません。
筆者は「TUFシリーズ」を選んでしまったので何となく「割高感」が否めません。
❸ファンの音はとても静かです。
「WEB」や「簡単作業」の時はファンが止まったままです。
「55℃」以上にならないとファンが回らないので深夜時はとても便利です。
総評
総評
「RTX3060Ti」は「RTX2080-SUPER」より速くて安いだけでなく消費電力も抑えられて省エネです。
「RTX2060(6GB)」より「2GB」も増えたので最新のゲームを遊びたいなら「8GB」は十分、足りると思います。
また「フルHD」「WQHD」の環境ならば常時60fpsは維持できるので非常に快適です。
もうすぐ、お正月休みに入ります。
年末年始は「RTX3060Ti」とお過ごししては、いかがでしょうか?
主な仕様
主な仕様
サイズー30.1 x 14.3 x 5.4 cm
お目通し戴き、ありがとうございました。
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ASUS NVIDIA GeForce RTX 3060TI 搭載 トリプルファンモデル 8G TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING |
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます