「5950X」の他に3種類、同日に発売されました。
ラインナップは以下の通りです。
❶Ryzen 9 5950X
価格・・・96,800円(税別)
❷Ryzen 9 5900X
価格・・・64,980円(税別)
❸Ryzen 7 5800X
価格・・・53,480円(税別)
❹Ryzen 5 5600X
価格・・・35,800円(税別)
現在も「5950X」「5900X」は入手困難ですが「5800X」「5600X」は比較的、入手しやすいです。
1.同じ「16コア32スレッド」でも中身が全く違う!
2.開封の儀
3.外観
4. 「Ryzen 9 5950X」のスコア検証
5.使ってみた感想
6.良かったところ
7.残念な点、注意する点
8.総評
9.主な仕様
10.関連商品
11.話題のトレンド
12.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
同じ「16コア32スレッド」でも中身が全く違う!
同じ「16コア32スレッド」でも中身が全く違う!
簡単にスペックをまとめてみました。
CPU | Ryzen9 5950X | Ryzen9 5900X | Ryzen7 5800X | Ryzen5 5600X | core i9 10900K | Ryzen 9 3900XT |
コア数 | 16 | 12 | 8 | 6 | 10 | 12 |
スレッド数 | 32 | 24 | 16 | 12 | 20 | 24 |
ベースクロック | 3.4 GHz | 3.7 GHz | 3.8 GHz | 3.7 GHz | 3.7 GHz | 3.8 GHz |
ブーストクロック | 最大 4.9 GHz | 最大 4.8 GHz | 最大 4.7 GHz | 最大 4.6 GHz | 5.2 GHz | 4.7 GHZ |
L2 cache | 8 MB | 6 MB | 4 MB | 3 MB | - | 6MB |
L3 cache | 64 MB | 64 MB | 32 MB | 32 MB | 20MB | 64MB |
対応メモリ | 3200MHz | 3200MHz | 3200MHz | 3200MHz | DDR-2993 | DDR-3200 |
TDP | 105 W | 105 W | 105 W | 65 W | 125W | 105W |
新世代「5950X」は旧世代「3950X」同じ「16コア/32スレッド」でも内部構成が異なります。
簡単にイラストを描いたので参考にしていただけると幸いです。
今までもハイエンド「Ryzen 9」などはレンダリング系「Cinebench R20/R15」「blender」はインテル社「Core 9」には大きく差をつけましたが。
いざ「ゲーム性能」となると「フレームレート」が、だいぶ劣る部分がありました。
ところが今回「Ryzen 9 5950X」は「ゲーム性能」も強いということなどで早速、ベンチマークを検証していきたいと思います。
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「Ryzen 9 5950X」のスコア検証
「Ryzen 9 5950X」のスコア検証
【CPU】AMD社「Ryzen 9 5950X」
【マザーボード】ROG CROSSHAIR VIII IMPACT
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
検証環境はAMD社が推奨する「コントロールパネル」の「電源オプション」→「電源プラン」→「バランス(推奨)」を選択しました。
blender(BMW V2.90)ー「CPU」
Cinebench R20ー「CPU」
こんなに速くなるとは・・・!
Cinebench R15ー「CPU」
3D MARK
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
実プレイでは「10900K」も「5950X」も同じくらいスムーズで快適なのですが「ベンチマーク」で比べると、やはり顕著に表れます。
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
以上、「Ryzen 9 5950X」のスコアでした。
使ってみた感想
使ってみた感想
「FireStrike」の測定時は室温(18℃)です。
本来なら「90%」で動作するところを「5950X」なら「50%」を上回らない範囲で「10900K」と同等のパフォーマンスを出します。
また「CPU温度」は「70℃」を超えることがなかったので「空冷クーラー」でも問題なさそうです。
余分なエネルギーは極力少なくする代わりに局地的に負荷がかかっているコアに集中することで超高効率な「CPU」ということがわかりました。
なので「ポテンシャル」は「全開」でなく、まだウォームアップに過ぎないところが驚きます。
ゲームを一通りしましたが体感的に「10900K」とほぼ同じになりました。
今までの「Ryzenシリーズ」は「ゲーム性能」が劣ってしまうのですが「5950X」は「10900K」と同じパフォーマンスでありながら「省エネ」で遊べます。
さらに「電気代」も、だいぶ安くなるので先行投資と思って買って良いと思います。
良かったところ
良かったところ
❶ようやく「ゲーム性能」が「10900K」に追いつきました。
「10900K」をゲーム専用機にしなくて済むようになります。
❷「省エネ」でありながら「10900K」と同等のパフォーマンスを叩き出します。
❸「CPU温度」が「70℃」を上回らないので「空冷クーラー」でも運用可能です。
超小型PCケースに詰めても問題なさそうな気がします。
時間があれば試してみたいです。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶「フルHD」による「超高フレームレート」は期待外れでした。
「ウルトラ設定」や「最高設定」では思うように伸びませんでした。
❷「RTX3090」と相性が悪いです。
「ゲーム性能」がもっと伸びるはずなのに一部のゲームでは「RTX3070」と同じスコアになります。
今後「RTX3090」の最適化に期待したいです。
それとも12月に登場する「RX6900XT」に期待か?!
❸「4000Mhz」〜「3200Mhz」まで片っ端から検証して「3200Mhz」で落ち着きました。
メモリスピードは「4000Mhz」よりも「3200Mhz」の方が安定します。
総評
総評
今回「Ryzen 9」の大きな進化点は「超省エネ」でありながら「ゲーム性能」も強くなったことです。
今までは「ゲーム性能」がやや劣っていたことから「ゲーム専用機」として「Core i9」を運用していた方は少なくないと思います。
これからは「クリエイティブ」も良し!「ゲーム」も良しとなったAMD社は鬼に金棒状態になりました。
残るは「グラフィックボード」だけです。
最近になって、ようやく「レイトレーシング」を起用したので「NVIDIA社」に一周回、遅れています。
ところが最後のかなめとなる「RX6900XT」の全貌が明らかになっていません。
このまま「グラフィックボード分野」の覇権を握ることができるのか!
今後、AMD社の動向が気になるところです。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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