今回ご紹介するのは2019年5月21日に発売されたオキュラス社「Oculus Rift S= 以下 Rift S」ヘッドセットです。
同時発売した「Oculus Quest(オキュラスクエスト)」とは見た目は似ていますが中身は全く別物です。
「Rift S」はPC接続タイプに対し「Oculus Quest」は内部にプロセッサーなど全てを詰め込んだ一体型になります。
左「Rift S」 右「Quest」
ヘッドバンドは「Rift S」は「Quest」と比べ、しっかりした作りになっています。
新世代「Rift S」と旧世代「Rift」のスペック
簡単にスペック表を作成しました。
機種名 | Oculus Rift S | Oculus Quest | Oculus Rift |
解像度 | 2560×1440 | 2880×1600 | 2160×1200 |
ディスプレイ | 液晶 | OLED(有機EL) | OLED(有機EL) |
リフレッシュレート | 80 Hz | 72 Hz | 90 Hz |
プロセッサー | - | Qualcomm Snapdragon 835 | - |
視野角 | 110度 | 100度 | 110度 |
トラッキング | 6DoF | ||
外部センサー | 不要 | 不要 | 必要 |
コントローラー | Oculus Touch ×2 | ||
瞳孔間距離調整 | なし (ソフトウェア側で調整) | あり | あり |
解像度は旧世代「Rift」よりも1.4倍くらい細かくなっています。
ディスプレイはOLEDから液晶に変わりました。
リフレッシュレートは10Hz下がったので体感的に劣りそうで心配になります。
瞳孔間距離調整はソフトウェア側で調整なので少し面倒な気がします。
例えば友人間で交代するたびに調整が必要。
トラッキングの「6Dof」とは・・・
トラッキングには「3Dof」と「6Dof」の2パターンあります。
「3Dof」は主に「スマホVR」で採用されてます。
「スマホVR=3Dof」と「Oculus=6Dof」の違いは検知できる動きの数が違います。
「3Dof」・・・頭の 回転 と 傾き
「6Dof」・・・頭の 回転 と 傾き + 移動の位置(VR内でしゃがむ、 歩く ことができる)
よってOculusの「6Dof」は、しゃがむ、歩く動作を検知できることにより更にリアルな体験を実現することができます。
「Oculus Rift S」の特長
❶光学系の改良により、色が明るく鮮やかになり、「スクリーンドア効果」が軽減されました。
❷人間工学に基づく設計・・・スピードと快適さを考慮して、ヘイロヘッドバンドの設計を改良しました。
❸Oculus Touchコントローラー・・・「なぎ払う」「投げる」「つかむ」のあらゆる動きが、直感的で現実のような正確さでVR内に投影されます。
開封の儀
外観
「Oculus Rift S」をチェックする
本体の外観は真っ黒で質感は安っぽいプラスティック感はなく、しっかりした作りになっています。
本体に搭載されている位置を検知するカメラの数は「5つ」あります。
本体のサイドにイヤホン端子があります。
ヘッドセットの下部にボタンがあります。
レンズ内を覗いてみます。
中央にセンサーが付いており頭に被ると検知してモニターが映ります。
装着の様子
次は「Touchコントローラー」を見てみます。
プレイを中断し休憩したいときはコントローラーを立てることができます。
Touchコントローラーを握ってみます。
Touchコントローラーの凄いところは「タッチセンサー」が精巧に作られてます。
例えばボタンを触れると指が 半開き になります。
そのまま握ると握るアクションとして反応しモノを掴んだり放したりします。
ケーブルを見てみます。
ケーブルの長さは約4.5mほどです。
ヘッドセットのサイドにケーブルのフックが付いてます。
準備が終わり「Oculus Rift S」を起動してみます。
「Oculus Rift S」を起動する
まず最初に「Oculus Rift S」を起動するためにインストールします。
ダウンロードはこちら
画面の指示に従いながら「次へ」を押して準備完了です。
ダウンロードしてインストールしたら「Oculus Rift S」を起動します。
ホーム画面はこんな感じです。
次にデバイスの準備します。
コントローラーのペアリングはコントローラーが見えるところに置いておけば自動的に認識してくれます。
では早速、付属アプリの「Oculusドリームデッキ」を起動します。
おぉー!目の前に広大な大地が広がっています!
次のシーンは寒そうな惑星に宇宙人が突っ立ています!
このシーンは高い建物から下を見下ろします。
最後は奥の角から恐竜が迫ってきます!
使ってみた感想
本体の質感やフィッティングは良かったです。
コントローラーのグリップもしっかり反応してストレスなく自然なスタイルで楽しめました。
軽くボタンに触れると指が半開きになるのでモノを掴んだり放したりする感覚がとてもリアルです。
しかし肝心な画面は綺麗なのに目の焦点が合わないのが残念です。
ソフトウェア側の「瞳孔間距離調整」を行いましたが筆者にはあまり違いが分からなかったです。
だからと言って眼鏡の着用はゴーグル内のスペースがないので「コンタクトレンズ」の着用が必須です。
これからゲームを購入し随時、追って報告したいと思います。
良かったところ
❶acer社「AH101CV」の方がスペック上なのに綺麗に感じました。
❷コントローラーの反応が良いです。
❸遊べるアプリが豊富です。
❹インストールなど遊べるまでのセットアップが簡単でした。
❺外部センサーが不要なのでお手軽に購入できる。
❻VRでしか味わえない没入感は大迫力、間違いなし!
酔いやすい方は本当に酔いますので気を付けてお使いください。
残念な点、注意する点
❶眼鏡の着用は厳しいです。
ゴーグル内は眼鏡スペースがないです。
コンタクトレンズの着用が望ましいです。
一応「瞳孔間距離調整」はありますが、あまり変化が見られないです。
❷しばらくゲームをすると顔に跡が付きます。
例えゴーグルマスクを着用してもマスクの跡が残ります。
❸ケーブルが左顔に掛かるので何となく触れてて重さも感じられストレスになります。
どうしても気になる方は天井に「フック」を打ち込みケーブルを吊るしておくと多少は良くなるかもしれません。
❹ヘッドホンは使えません。
無理に使用するとアームが曲がります。
総評
最近はVRの話題が少なくなった気がします。
過去に一度、VRを体験されている方は、まだVRが発展途上の段階でも大いに感動してくれたはずです。
VRデバイスは、しばらく目新しいアップグレードが少ないせいか、いつの間にかVRに対する興味が薄れ新鮮味には肥えているのかもしれません。
確かに今でもVRデバイスは発展途上ですが「アプリ」は日々、着々と進化しています。
acer社「AH101CV」よりも「Rift S」の方が綺麗と感じたのは遊べるアプリがよりリアルになったのが理由です。
VR技術は日進月歩の世界です。
進化したVRデバイス、リアルなアプリを体験してみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
推奨スペック | 最小スペック | |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上 | NVIDIA GTX 1050Ti / AMD Radeon RX 470以上 |
代替可能なグラフィックカード | NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上 | NVIDIA GTX 960 / AMD Radeon R9 290以上 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上 | Intel i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200、FX4350以上 |
メモリ | 8GB以上のRAM | |
ビデオ出力 | DisplayPortTM 1.2 / miniDisplayPort (アダプター同梱) | |
USBポート | USB 3.0ポート1つ | |
OS | Windows 10 |
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