「9900K」は発売直後,、一瞬で完売となり輸入以外では手に入らない程、品薄状態が続いてました。
最近、やっと市場に出回り普通に買えるようになりました。
筆者のもとに「9900K」が届いたので早速、レビューしたいと思います。
「Core i9-9900K」ってどのくらい凄いのか?!
「9900K」は「8コア16スレッド」でブーストかけると最大で「5.0Ghz」も出してしまう最強のCPUなのです。
定格時でも「4.7GHz」も動作するので何もしなくても十分、速い処理が可能なのです。
しかし、あまりの速さと同時に「高い消費電力と発熱」が副作用として発生してしまう欠点もあります。
「9900K」を購入する層は消費電力は気にせず、発熱対策は十分に気を付けています。
もしも「9900K」を導入されるならば十分に冷却性能が高い「CPUクーラー」を用いることをオススメします。
それでは簡単にスペック表を作成しました。
CPU | core i9 9900K | core i7 9700k | core i7 8086k | core i7 8700k | Ryzen 7 2700X |
コア数 | 8 | 8 | 6 | 6 | 8 |
スレッド数 | 16 | 8 | 12 | 12 | 16 |
ベースクロック | 3.6GHz | 3.6GHz | 4.0Ghz | 3.7Ghz | 3.7Ghz |
ブーストクロック | 5.0Ghz | 4.9GHz | 5.0Ghz | 4.7Ghz | 4.35 Ghz |
L2 cache | 1.5MB | 2MB | 1.5MB | 1.5MB | 4MB |
L3 cache | 16MB | 12MB | 12MB | 12MB | 16MB |
対応メモリ | DDR-2666 | DDR-2666 | DDR4-2666 | DDR4-2666 | DDR4-2933 |
TDP | 95W | 95W | 95W | 95W | 105W |
価格(12/1) | 69,800円 | 49,880円 | 61,190円 | 51.900円 | 39,012円 |
「9900K」のスペックはAMD社「2700X」に近いですが「9900K」は圧倒的な「シングルスレッド」の性能の持ち主です。
「8コア16スレッド」の「9900K」と「2700X」の大きな違い
「9900K」・・・1個で8コアを駆動
「2700X」・・・4コアを2個、合わせて8コアを駆動
以上、同じ「8コア16スレッド」でも大きく性質が違います。
後ほどCPU別に性能差を見てみます。
開封の儀
外観
「Core i9-9900K」のスコアを検証
PC構成
【CPU】「9900K」
【マザーボード】「ROG STRIX FORMULA X」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE RGB DDR4 3000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」
「Ryzen」
【CPU】「2700X」
【マザーボード】「ROG STRIX X470-I GAMING」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE RGB DDR4 3000MHz 16×2/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」
まず最初は「CPU性能」を見てみます。
Cinebench R15ー「CPU」
「シングル・マルチスレッド」
「9900K」のマルチスレッドでは「2055cb」と遂に2000番台に突入しました。
「2700X」も素晴らしいですが「9900K」は「極めるゲーマー」の為のCPUとして貫禄があります。
次は「3D MARK」を見てみます。
「GPU」は「1080Ti」を用いてCPU別に並べてみます。
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
「9600K」と比べは大きく下回っています。
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
「フルHD」では「9700K」が優位であり「9700K」が一番バランスが良いスコアとなりました。
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
「9900K」は「4K」など高解像度になればなるほど優位なことが分かります。
ひと通りゲームしてみた感想
「シャドウ」では「フルHD」の最高画質設定で最低fpsが「96fps」となって非常に安定したゲームが楽しめます。
「デウスエクス」については非常に「カクカク」してしまい最適化が追い付いていない様子です。
あまりにカクツキが酷かったのでVGAドライバなどバージョンを更新しましたが全く変わりませんでした。
しかし「9700K」に戻してプレイしたところ「カクツキ」落ち着いており、通常通りゲームをすることが出来ました。
「4K」では本領発揮するのですが「60FPS」が限界といったとこなので十分に満足できるものではありませんでした。
良かったところ
❶心配されていた発熱問題はNZXT社「KRAKEN X52」を用いたせいか負荷をかけても「81℃」を超えることなく「60℃」くらいに保たれていました。
NZXT 水冷システム [ ラジエータサイズ : 275x123x30mm・120mmファンx2基 ] KRAKEN X52 |
冬場は問題ありませんが夏場は対策を練っておいた方が良いでしょう。
❷「4K」では本領発揮するので現在「4Kモニター」をお使いの方には納得いくCPUとなるでしょう。
❸レンダリング性能は素晴らしく速く快適です。
残念な点、注意する点
❶思ったよりスコアが伸びないです。
ゲーム専用機として検討するならば「9900K」より「9700K」をオススメしたいです。
❷「ワットパフォーマンス」が悪く値段も高いので安くなってから買った方が良いです。
総評
「9900K」はゲームにはあまり向かないスコアとなってしまいましたが用途と機器の環境次第だと思います。
一言で言えば・・・。
「9900K」は「レンダリング」、「4K」など高解像度の用途に向いているので、まさに「クリエーター向け」となります。
一方、「9700K」はゲーム専用機としては非常にバランスが良い「何でも屋さん」的な役割を果たすので筆者は「9700K」の方が魅力的です。
「9900K」と張り合った「2700X」は3万円台で半分の価格差でコスパ最強のスコアを叩き出しAMD社「Ryzen」シリーズの人気ぶりは証明されたことでしょう。
次なるAMD「Ryzen」の動きが気になるところです。
また「9900K」は今後のゲームタイトルの最適化次第ですが今のところ「9900K」+「2080Ti」は「男の浪漫」の域だと思います。
「2080Ti」が手元に来るのが待ち遠しいです!
筆者も「9900K」+「2080Ti」の浪漫に浸りたいです。
以上「9900K」のレビューでした。
お目通し戴き、ありがとうございました。
もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。
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