2015年08月21日
Windows10の最も注目すべき「UWP」という概念
Windows10の最も注目すべき「UWP」という概念
Windows10で最も注目すべき点は何?と聞かれたら、「UWP」と即座に答えるようにしている。
そうすると、当然のように、「UWPって何?」って言葉が返ってきます。
この「UWP」、アプリ開発者にとって最も注目すべきもので、
「Universal Windows Platform」というもの。
PC、タブレット、スマートフォン(Windows10 Mobile)、Xbox One、新型ヘッドマウントディスプレイの「HoloLens」、大画面デバイスの「Surface Hub」などの、
Windowsファミリー全体を横断してひとつのアプリが共通動作します。
これまでMicrosoftが徹底して分離してきたプラットフォーム毎の敷居を取り除いた、
スマホシェアを奪還すべく必殺技なんですね。
まぁ、よくよく考えれば、ひとつのアプリが色々なデバイスで動作する方が普通に便利なんですけどね。
その点を、これまでMicorosoftは理解していなかったんですね。
この点はAppleやGoogleもしかりかもしれませんね。
クロスプラットフォーム開発な「Visual Studio 2015」
で、この「UWP」で動作するアプリを開発する為の超強力なツールが「Visual Studio 2015」。
7月29日に公開されたWindows10より先行し、
2015年7月20日に正式版の「Visual Studio 2015」の提供が開始されました。
ライセンス形態は、「Community」「Professional」「Enterprise」の3つで、
従来まで無償版開発ツール「Visual Studio Express」の上位版との位置付けに「Community」が存在します。
入門や個人の開発レベルなら「Community」がお勧めで、
Windows、WEBアプリケーション、クラウドサービスだけでなく、
AndroidやiOS向けのアプリを作成することも可能にする拡張ができます。
また、多言語にサポートしているため、
C#、Visual Basic、F#、C++、JavaScript、TypeScript、Pythonなどの言語を利用して開発ができるのも魅力です。
この場合、Apache Cordova」「Xamarin」といったクロスプラットフォームフレームワークが必要となります。
とにもかくにも、クロスプラットフォームに大きく舵を切ったMicrosoftが
GoogleやApple、Amazonからのシェア奪還を本気で考えているのが、
ヒシヒシと伝わってきます。
GoogleがAndroidとiOSで動作するアプリ開発ができる「Google Go 1.5」安定版を公開したり、
CodeGearがクロスプラットフォームでネイティブアプリを開発を可能にしたRAD Studio XE8をリリースしたりと、
今最もホットなものです。
莫大な資金力とリソースを持つ各社が
どのように「Good landing」するのか楽しみです。
現時点でいえるのは、
未来においては、OSや開発言語等は無償配布されていて、
それらを使って高度なシステムやアプリを開発する人が神となっている気がするということ。
本当!人間って素晴らしい知性体です。
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