2022年09月09日
「野良犬と一緒。挨拶できひん奴は一緒や」ウクライナ人女性 上司のパワハラ被害を提訴 ロシア侵攻「ウクライナも悪い」と聞こえるように発言か
奈良市のヘリコプター運営会社に勤務していたウクライナ人の女性が、上司から「野良犬」などと言われるパワハラを受けたとして、慰謝料などおよそ550万円を求めて、9日奈良地裁に提訴しました。
【写真を見る】ウクライナ人女性 パワハラ訴え記者会見
提訴したのは、ウクライナ国籍の27歳の女性です。訴状によりますと、女性は2018年から奈良市にあるヘリコプター運営会社の営業所で契約社員として働いていましたが、上司から「お前は何もしていないのに何で給料をもらっているの」などと度重なるパワハラを受け、上司への挨拶を拒否すると「野良犬」と言われたということです。
2020年に録音された上司とのやり取りでは、「野良犬と一緒。挨拶できひん奴は野良犬と一緒や、俺からしたら気持ち悪い。」などの音声が記録されていました。
女性「あの日の言葉 今でも響いている」
訴状では、ロシアのウクライナ侵攻をめぐるやり取りにも触れています。
女性が、ウクライナ法で反逆罪に問われる可能性があるため、ロシアとの取引業務について避けたいなどと申し出ると、上司は「仕事を選ぶ人間」とメールを送付したり、女性に聞こえるように「ウクライナも悪い」などと発言したということです。女性は当時勤務していた会社に対し、慰謝料などおよそ550万円の損害賠償を求め、奈良地裁に提訴しました。会社側は「弁護士に対応を任せている」とコメントしています。
記者会見に臨んだ女性は「あの日の言葉は今でも響いています」「もう少し人間として扱ってくれると期待していたが、そうではなかった」などと、声を詰まらせながら話しました。
【写真を見る】ウクライナ人女性 パワハラ訴え記者会見
提訴したのは、ウクライナ国籍の27歳の女性です。訴状によりますと、女性は2018年から奈良市にあるヘリコプター運営会社の営業所で契約社員として働いていましたが、上司から「お前は何もしていないのに何で給料をもらっているの」などと度重なるパワハラを受け、上司への挨拶を拒否すると「野良犬」と言われたということです。
2020年に録音された上司とのやり取りでは、「野良犬と一緒。挨拶できひん奴は野良犬と一緒や、俺からしたら気持ち悪い。」などの音声が記録されていました。
女性「あの日の言葉 今でも響いている」
訴状では、ロシアのウクライナ侵攻をめぐるやり取りにも触れています。
女性が、ウクライナ法で反逆罪に問われる可能性があるため、ロシアとの取引業務について避けたいなどと申し出ると、上司は「仕事を選ぶ人間」とメールを送付したり、女性に聞こえるように「ウクライナも悪い」などと発言したということです。女性は当時勤務していた会社に対し、慰謝料などおよそ550万円の損害賠償を求め、奈良地裁に提訴しました。会社側は「弁護士に対応を任せている」とコメントしています。
記者会見に臨んだ女性は「あの日の言葉は今でも響いています」「もう少し人間として扱ってくれると期待していたが、そうではなかった」などと、声を詰まらせながら話しました。
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