2010年06月13日
子宮 ? 至急!子宮頸(けい)がん検診・予防ワクチン手当て 支給!?
女性の死亡原因のトップは乳がんです。このほかの死亡原因では「子宮がん」がありますが、一般的に子宮がんといわれる死亡原因は「子宮頸(けい)がん」と「子宮体がん」に分かれます。
最近ニュースでもよく取り上げられる子宮頸がんですが、「子宮頸がん」はウイルスが原因で子宮の入り口付近(頸部)にできるがんです。
「子宮体がん」は主にホルモンのバランスの変化で子宮内部の内膜にできるがんです。
子宮頸がんは、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めており、特に20代から30代の女性では、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。
子宮頸がん予防には、定期検診が有効的ですが、乳がん検診同様アメリカやイギリス(約80%)などの外国と比べて日本の受診率(約22%)は低いのが現状です。
また、話題の「子宮頸がん予防ワクチン」接種による予防も効果的ですが、現状では保険適用外で費用負担が大きいことが問題になっています。
この子宮頸がん予防ワクチンは海外では100カ国以上で使用されており効果も認められています。
正しい知識と、定期検診やワクチン接種を行えば予防できる子宮頸がんですが・・
「子宮頸がん とはどんな病気?」
「がん検診を受けたことがないけど 大丈夫?」
「予防ワクチンの費用や接種方法は?」
知らないことが多いのではないでしょうか。
「あなた自身」 「あなたの大切な人」 「大切な家族」を守るために
この機会に、正しい知識をチェックしてみませんか
放って置くと、大変なことになりますよ・・・
最近ニュースでもよく取り上げられる子宮頸がんですが、「子宮頸がん」はウイルスが原因で子宮の入り口付近(頸部)にできるがんです。
「子宮体がん」は主にホルモンのバランスの変化で子宮内部の内膜にできるがんです。
子宮頸がんは、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めており、特に20代から30代の女性では、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。
子宮頸がん予防には、定期検診が有効的ですが、乳がん検診同様アメリカやイギリス(約80%)などの外国と比べて日本の受診率(約22%)は低いのが現状です。
また、話題の「子宮頸がん予防ワクチン」接種による予防も効果的ですが、現状では保険適用外で費用負担が大きいことが問題になっています。
この子宮頸がん予防ワクチンは海外では100カ国以上で使用されており効果も認められています。
正しい知識と、定期検診やワクチン接種を行えば予防できる子宮頸がんですが・・
「子宮頸がん とはどんな病気?」
「がん検診を受けたことがないけど 大丈夫?」
「予防ワクチンの費用や接種方法は?」
知らないことが多いのではないでしょうか。
「あなた自身」 「あなたの大切な人」 「大切な家族」を守るために
この機会に、正しい知識をチェックしてみませんか
放って置くと、大変なことになりますよ・・・
■ 子宮頸がんの原因はウイルス
子宮頸がん(しきゅうけいがん)はその他のがんと異なり、原因が解明されています。
子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっており、原因である発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスです。
多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。
発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほど、ありふれたウイルスでこのため、性行動のある全ての女性が「子宮頸がん になる可能性」を持っています。
子宮頸がんは、初期には全く症状がないことがほとんどで、自分で気づきません。
そのため、不正出血やおりものの増加、性交のときの出血など、気がついたときには、がんが進行しているということも少なくありません。
がんが進行すると、子宮をすべて摘出する手術が必要になることもあり、妊娠、出産の可能性を失い、女性にとって心身ともに大変大きな負担となります。
まわりの臓器にがんが転移した場合、子宮だけでなく、卵巣やリンパ節などの臓器も摘出しなければならなくなり、命にかかわることもあります。
■ 2010年3月5日 NHK 特報首都圏「急増 若い女性の子宮頸がん」 1/3
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、100種類以上のタイプがあり、このうち約15種類が子宮頸がんの原因となることが多い為、発がん性 HPVと呼ばれています。
中でも、「HPV 16型」と「HPV 18型」の2種類は、子宮頸がんを発症した 20〜30代の女性の約70〜80%から見つかっています。
発がん性HPVは、多くは性交渉の時に感染しますが、性器まわりの皮膚や粘膜との密接な接触などによっても感染することがあるので、「コンドームは感染を防ぐ有効な手段ではありますが、完全に防ぐことはできません」
HPVには「ハイリスク型」と「ローリスク型」があり、子宮頸がんを引き起こすのは発がん性HPVといわれる「ハイリスク型」のみです。
ハイリスク型HPVに感染しても90%以上は体内から自然消失するため、子宮頸がんに進展するのはごくわずかです。
子宮頸がんになるまでには、通常、数年〜十数年と長い時間がかかるので、「定期的な子宮頸がん検診」を受けていれば、がんになる前の状態(前がん病変)を発見し、治療することが可能です。
■ 2010年3月5日 NHK 特報首都圏「急増 若い女性の子宮頸がん」 2/3
■ 子宮頸がん 定期検診の受診
子宮頸がんは、女性の命や、妊娠、出産の可能性まで奪ってしまい、生活や人生に大きな影響を及ぼす病気ですが、定期的な検診によってがんになる前に発見できる病気でもあります。
子宮頸がん検診を受診する方法は様々で、金額も異なります。
自治体が実施している住民検診は、対象となる年齢、実施時期にも制限がありますが、補助があるため、比較的安く受診することができます。
費用は自治体によって異なりますので、自分の住む自治体へ問い合わせてみてください。
職場の健康診断を利用する方法もあります。こちらも費用が補助されることが多いので、確認してみるとよいでしょう。
また、住民検診や健康診断とは別に、婦人科などで子宮頸がん検診を受けることもできます。この場合、費用は全額自己負担となるため、住民検診などよりも割高です。
ただし、症状がある場合や精密検査のための受診の場合には、保険診療となります。
詳しくは、受診する医療機関へお問い合わせください。
<病院を探す>(参考)
◆ がん診療連携拠点病院を地域別一覧から探す
◆ がん診療連携拠点病院を地図から探す
何らかの症状があったり、医師に相談があるときは、事前にメモを準備しておくといいでしょう。
検診そのものは、約5 分程度で終わります。
あなたの子宮と命を守るために、症状がなくても、「1〜2年に一度は 検診」を欠かさずに受けましょう。
■ 2010年3月5日 NHK 特報首都圏「急増 若い女性の子宮頸がん」 3/3
■ 子宮頸がん 予防ワクチン
予防ワクチンは、病気の原因となる細菌やウイルスなどをあらかじめ接種しておき、病気を防ぐ方法です。
子宮頸がん予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100カ国以上で使用されています。
日本では2009年10月に承認され、2009年12月22日より一般の医療機関で接種することができるようになりました。
しかし、このワクチンは、すでに感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、「あくまで接種後のHPV感染を防ぐもの」です。
予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となりやすいHPV 16型とHPV 18型のウイルスに対する抗体をつくらせるワクチンで、このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはありません。
現時点では任意接種のため、3回(半年の間)の接種合計で約5万円前後の費用が必要です。
予防ワクチンは、肩に近い腕の筋肉に注射します。
1〜2回の接種では十分な抗体ができないため、半年の間に3回の接種が必要です。
接種期間の途中で妊娠した際には、その後の接種は見合わせることとされています。
ワクチン効果の継続性、追加接種の必要性については、まだはっきりとわかっていません。今のところ、ワクチンを3回きちんと接種した人で、最長6.4年間は、HPVの感染を防ぐのに十分な量の抗体ができたとされています。
予防ワクチンを接種することでHPV 16型とHPV 18型の感染を防ぐことができますが、全ての発がん性HPVの感染を防ぐことができるわけではありません。
ワクチン接種しなかった場合と比べて可能性はかなり低いですが、ワクチン接種していても子宮頸がんにかかる可能性はあります。
子宮頸がんを完全に防ぐためには、ワクチンの接種だけではなく、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。ワクチン接種後も、年に1回は子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。
「子宮頸がん予防HPVワクチンの公費助成」の署名運動について(転載)
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)感染を原因とする癌であり、日本でも毎年約1万5千人の方が発症し、約3千500人の方がお亡くなりになっています。ヒトパピローマウイルスは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどありふれたウイルスです。多くの場合、性交渉によって感染すると考えられており、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。近年、子宮頸がん予防HPVワクチンが開発され、ワクチン接種によりウイルス感染を予防し、将来的な子宮頸がんの発症数を減らすことが期待されるようになりました。このHPVワクチンが本邦でもようやく承認されたところですが、現時点では任意接種であり、3回の接種に合計で約5万円前後の費用が必要となります。より多くの女性での接種が可能となるように、諸外国では国のワクチン政策に組み入れることが推奨されており、ほとんどの先進国では接種費用に対し公費助成がなされています。我が国においてもより多くの日本女性の健康を守るために、子宮頸がん予防HPVワクチンの公費助成による負担軽減を求めます。
平成22年4月1日
財団法人癌研究会顧問
内閣府規制改革会議専門委員
土屋了介
慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科准教授
秋山美紀
本趣旨にご賛同いただけます皆様からのご署名をお願いいたします。
電子メールのアドレスをご記入の上、連絡の可否の欄を可にしていただいた方には、本件関連のニュースをお知らせいたします。
◆ こちらのサイトで署名できます。
子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を
子宮頸がん(しきゅうけいがん)はその他のがんと異なり、原因が解明されています。
子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっており、原因である発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスです。
多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。
発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほど、ありふれたウイルスでこのため、性行動のある全ての女性が「子宮頸がん になる可能性」を持っています。
子宮頸がんは、初期には全く症状がないことがほとんどで、自分で気づきません。
そのため、不正出血やおりものの増加、性交のときの出血など、気がついたときには、がんが進行しているということも少なくありません。
がんが進行すると、子宮をすべて摘出する手術が必要になることもあり、妊娠、出産の可能性を失い、女性にとって心身ともに大変大きな負担となります。
まわりの臓器にがんが転移した場合、子宮だけでなく、卵巣やリンパ節などの臓器も摘出しなければならなくなり、命にかかわることもあります。
■ 2010年3月5日 NHK 特報首都圏「急増 若い女性の子宮頸がん」 1/3
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、100種類以上のタイプがあり、このうち約15種類が子宮頸がんの原因となることが多い為、発がん性 HPVと呼ばれています。
中でも、「HPV 16型」と「HPV 18型」の2種類は、子宮頸がんを発症した 20〜30代の女性の約70〜80%から見つかっています。
発がん性HPVは、多くは性交渉の時に感染しますが、性器まわりの皮膚や粘膜との密接な接触などによっても感染することがあるので、「コンドームは感染を防ぐ有効な手段ではありますが、完全に防ぐことはできません」
HPVには「ハイリスク型」と「ローリスク型」があり、子宮頸がんを引き起こすのは発がん性HPVといわれる「ハイリスク型」のみです。
ハイリスク型HPVに感染しても90%以上は体内から自然消失するため、子宮頸がんに進展するのはごくわずかです。
子宮頸がんになるまでには、通常、数年〜十数年と長い時間がかかるので、「定期的な子宮頸がん検診」を受けていれば、がんになる前の状態(前がん病変)を発見し、治療することが可能です。
■ 2010年3月5日 NHK 特報首都圏「急増 若い女性の子宮頸がん」 2/3
■ 子宮頸がん 定期検診の受診
子宮頸がんは、女性の命や、妊娠、出産の可能性まで奪ってしまい、生活や人生に大きな影響を及ぼす病気ですが、定期的な検診によってがんになる前に発見できる病気でもあります。
子宮頸がん検診を受診する方法は様々で、金額も異なります。
自治体が実施している住民検診は、対象となる年齢、実施時期にも制限がありますが、補助があるため、比較的安く受診することができます。
費用は自治体によって異なりますので、自分の住む自治体へ問い合わせてみてください。
職場の健康診断を利用する方法もあります。こちらも費用が補助されることが多いので、確認してみるとよいでしょう。
また、住民検診や健康診断とは別に、婦人科などで子宮頸がん検診を受けることもできます。この場合、費用は全額自己負担となるため、住民検診などよりも割高です。
ただし、症状がある場合や精密検査のための受診の場合には、保険診療となります。
詳しくは、受診する医療機関へお問い合わせください。
<病院を探す>(参考)
◆ がん診療連携拠点病院を地域別一覧から探す
◆ がん診療連携拠点病院を地図から探す
何らかの症状があったり、医師に相談があるときは、事前にメモを準備しておくといいでしょう。
検診そのものは、約5 分程度で終わります。
あなたの子宮と命を守るために、症状がなくても、「1〜2年に一度は 検診」を欠かさずに受けましょう。
■ 2010年3月5日 NHK 特報首都圏「急増 若い女性の子宮頸がん」 3/3
■ 子宮頸がん 予防ワクチン
予防ワクチンは、病気の原因となる細菌やウイルスなどをあらかじめ接種しておき、病気を防ぐ方法です。
子宮頸がん予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100カ国以上で使用されています。
日本では2009年10月に承認され、2009年12月22日より一般の医療機関で接種することができるようになりました。
しかし、このワクチンは、すでに感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、「あくまで接種後のHPV感染を防ぐもの」です。
予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となりやすいHPV 16型とHPV 18型のウイルスに対する抗体をつくらせるワクチンで、このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはありません。
現時点では任意接種のため、3回(半年の間)の接種合計で約5万円前後の費用が必要です。
予防ワクチンは、肩に近い腕の筋肉に注射します。
1〜2回の接種では十分な抗体ができないため、半年の間に3回の接種が必要です。
接種期間の途中で妊娠した際には、その後の接種は見合わせることとされています。
ワクチン効果の継続性、追加接種の必要性については、まだはっきりとわかっていません。今のところ、ワクチンを3回きちんと接種した人で、最長6.4年間は、HPVの感染を防ぐのに十分な量の抗体ができたとされています。
予防ワクチンを接種することでHPV 16型とHPV 18型の感染を防ぐことができますが、全ての発がん性HPVの感染を防ぐことができるわけではありません。
ワクチン接種しなかった場合と比べて可能性はかなり低いですが、ワクチン接種していても子宮頸がんにかかる可能性はあります。
子宮頸がんを完全に防ぐためには、ワクチンの接種だけではなく、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。ワクチン接種後も、年に1回は子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。
「子宮頸がん予防HPVワクチンの公費助成」の署名運動について(転載)
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)感染を原因とする癌であり、日本でも毎年約1万5千人の方が発症し、約3千500人の方がお亡くなりになっています。ヒトパピローマウイルスは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどありふれたウイルスです。多くの場合、性交渉によって感染すると考えられており、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。近年、子宮頸がん予防HPVワクチンが開発され、ワクチン接種によりウイルス感染を予防し、将来的な子宮頸がんの発症数を減らすことが期待されるようになりました。このHPVワクチンが本邦でもようやく承認されたところですが、現時点では任意接種であり、3回の接種に合計で約5万円前後の費用が必要となります。より多くの女性での接種が可能となるように、諸外国では国のワクチン政策に組み入れることが推奨されており、ほとんどの先進国では接種費用に対し公費助成がなされています。我が国においてもより多くの日本女性の健康を守るために、子宮頸がん予防HPVワクチンの公費助成による負担軽減を求めます。
平成22年4月1日
財団法人癌研究会顧問
内閣府規制改革会議専門委員
土屋了介
慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科准教授
秋山美紀
本趣旨にご賛同いただけます皆様からのご署名をお願いいたします。
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子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を
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